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公開番号
2024157457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071845
出願日
2023-04-25
発明の名称
電池の冷却装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
10/653 20140101AFI20241030BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】接続部における絶縁破壊の発生が抑制された電池の冷却装置の提供。
【解決手段】電池モジュール41と、電池モジュール41に接して配置され、電池モジュール41と電気的に導通可能な導電性部材を用いて構成され、内部に冷媒が循環する流路を有する冷却器42と、冷却器42に冷媒を供給する冷却配管5と、冷却器42と冷却配管5とを接続する接続部51と、を有し、接続部51は体積抵抗率が1×10
8
Ωcm以上のゴムを用いて構成される、電池の冷却装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電池モジュールと、
前記電池モジュールに接して配置され、前記電池モジュールと電気的に導通可能な導電性部材を用いて構成され、内部に冷媒が循環する流路を有する冷却器と、
前記冷却器に前記冷媒を供給する冷却配管と、
前記冷却器と前記冷却配管とを接続する接続部と、を有し、
前記接続部は体積抵抗率が1×10
8
Ωcm以上のゴムを用いて構成される、電池の冷却装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記電池モジュール、前記冷却器、及び前記接続部、並びに前記冷却配管の一部を内部に収容し、前記冷却配管が外部から内部に貫通する電池パックケースと、
前記冷却配管に電気的に接続されたアース線と、を有し、
前記冷却配管は体積抵抗率が1×10
7
Ωcm以下の樹脂及び金属の少なくとも一方を用いて構成される、請求項1に記載の電池の冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用の電池を冷却する冷却装置として、例えば電池モジュールの上下両面に平板状の冷却器が配置され、この冷却器に、冷媒が流れる冷却配管が接続された冷却装置が用いられている。冷却配管の流路上には、さらにモータ、電動ポンプ、および熱交換器等が配置される。
【0003】
例えば、特許文献1には、ボディ本体内に形成された流体を流通させるための流体流路と、該流体流路内に配置された少なくとも一以上のダイヤフラムとを備えた流体機器において、前記ダイヤフラムの膜部近傍に耐蝕性を有する導電性部材が前記流体流路側に貫通して設置され、前記ボディ本体には前記導電性部材をアースするアース手段が設けられている流体機器の絶縁破壊防止構造、が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、複数の燃料電池セルが積層されて成る燃料電池スタックが筐体に収容されて成る燃料電池と、前記燃料電池スタックから前記筐体の外部へ延設されており、流体が流通し、且つ、電気絶縁性部材で形成された配管と、を備える燃料電池システム、が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、複数の電池セルが積層された電池モジュールを有する電池の冷却装置であって、前記電池モジュールと導通可能な導電性部材を用いて形成され、内部に冷媒が循環する流路を有する冷却器と、前記冷却器に前記冷媒を供給する冷却配管と、絶縁部材を用いて形成され、前記冷却配管と前記冷却器とを接続するコネクタ部と、前記コネクタ部が前記冷却器と接続する接続箇所から所定の距離を離した前記冷却配管の位置に電気的に接続されたアース線と、を備える、電池の冷却装置、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-78019号公報
特開2005-332674号公報
特開2022-135796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、電池モジュールに導通された冷却器の流路内を絶縁性の冷媒が流れると、静電気が発生する。そして、冷却器に直に接する接続部が絶縁性の樹脂で構成されていと、発生した静電気が帯電し、この静電気によって絶縁破壊が生じることがあった。
【0008】
本開示は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、接続部における絶縁破壊の発生が抑制された電池の冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1>
電池モジュールと、
前記電池モジュールに接して配置され、前記電池モジュールと電気的に導通可能な導電性部材を用いて構成され、内部に冷媒が循環する流路を有する冷却器と、
前記冷却器に前記冷媒を供給する冷却配管と、
前記冷却器と前記冷却配管とを接続する接続部と、
を有し、
前記接続部は体積抵抗率が1×10
8
Ωcm以上のゴムを用いて構成される、電池の冷却装置。
<2>
前記電池モジュール、前記冷却器、及び前記接続部、並びに前記冷却配管の一部を内部に収容し、前記冷却配管が外部から内部に貫通する電池パックケースと、
前記冷却配管に電気的に接続されたアース線と、
を有し、
前記冷却配管は体積抵抗率が1×10
7
Ωcm以下の樹脂及び金属の少なくとも一方を用いて構成される、<1>に記載の電池の冷却装置。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、接続部における絶縁破壊の発生が抑制された電池の冷却装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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