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公開番号2024155897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024068583
出願日2024-04-19
発明の名称水成膜泡消火薬剤
出願人三洋化成工業株式会社,深田工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A62D 1/02 20060101AFI20241024BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】PFOS及びPFOAを含まない水成膜泡消火薬剤を提供する。
【解決手段】以下の(1)に示す組成を有し、下記アニオン性界面活性剤(A)は、1分子中の、フッ素原子が結合した炭素原子の数が7個以下であり(パーフルオロへプチル基を有するものを除く)、かつ、下記両性界面活性剤(C)は、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる少なくとも一種である水成膜泡消火薬剤である。
(1)フッ素化炭化水素基を有するアニオン性界面活性剤(A)及び両性界面活性剤(C)を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の(1)に示す組成を有し、
下記アニオン性界面活性剤(A)は、1分子中の、フッ素原子が結合した炭素原子の数が7個以下であり(パーフルオロへプチル基を有するものを除く)、かつ、
下記両性界面活性剤(C)は、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる少なくとも一種である、水成膜泡消火薬剤。
(1)フッ素化炭化水素基を有するアニオン性界面活性剤(A)及び両性界面活性剤(C)を含む。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
更に、フッ素化炭化水素基を有するカチオン性界面活性剤(B)を含み、
前記カチオン性界面活性剤(B)は、1分子中の、フッ素原子が結合した炭素原子の数が7個以下である(パーフルオロへプチル基を有するものを除く)、請求項1に記載の水成膜泡消火薬剤。
【請求項3】
更に、数平均分子量が5000以上の水溶性高分子(D)を含む請求項1に記載の水成膜泡消火薬剤。
【請求項4】
前記水溶性高分子(D)が、窒素原子を含む請求項3に記載の水成膜泡消火薬剤。
【請求項5】
更に、多塩基酸(E)を含む請求項1又は請求項2に記載の水成膜泡消火薬剤。
【請求項6】
更に、炭素数1~5の脂肪族ジオール及びグリコールエーテル系化合物から選ばれる化合物(F)を含む請求項1又は請求項2に記載の水成膜泡消火薬剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水成膜泡消火薬剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
泡消火薬剤は、水では消火が困難な油火災(石油やガソリン等の火災)の消火に用いられており、水成膜泡消火薬剤、たん白泡消火薬剤、合成界面活性剤泡消火薬剤などの種類がある。
【0003】
水成膜泡消火薬剤は、耐油性、耐油汚染性に優れ、流動性、展開性にも優れることから、駐車場用の泡消火設備、航空機火災、及び危険物施設等での火災などに使用されてきた。特に駐車場に設置される泡消火設備としては、法令で定める設備基準との関係から、使用される泡消火薬剤の殆どが水成膜泡消火薬剤である。
【0004】
水成膜泡消火薬剤には、一般にフッ素系界面活性剤が使用されている。フッ素系界面活性剤は、撥油性や撥水性等の性質を有するため、優れた消火性能を発現する水成膜泡を提供するには必要不可欠な成分である。
【0005】
消火薬剤の例として、アニオン性親水基含有界面活性剤として、炭素数3~20のフッ素化脂肪族基を有する含フッ素系界面活性剤を用いた消火薬剤が開示されたものがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-269421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、フッ素系界面活性剤には、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及び/又はパーフルオロオクタン酸(PFOA)が主成分もしくは副生成物として含有されている。PFOS及びPFOAは、難分解性、生体蓄積性、健康影響等の観点から、近年、製造、使用等に対する規制が国際的に強化されてきており、日本国内でもいわゆる化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)の第一種特定化学物質として規制されている成分である。従来の水成膜泡消火薬剤には、含有されるフッ素系界面活性剤に起因してPFOS及び/又はPFOAを主成分もしくは副生成物として含まれていることがあるため、泡消火薬剤を使用した場合の環境等への影響が懸念されている。
【0008】
一方、泡消火薬剤のうち、合成界面活性剤泡消火薬剤はフッ素系界面活性剤を含有しないが、水成膜泡消火薬剤と比較して耐油性、耐油汚染性、流動性等に劣る傾向にあり、消火が困難な石油タンク及び危険物施設等での火災には使用できない。また、たん白泡消火薬剤は、フッ素系界面活性剤を含有せず、かつ、耐火性、耐熱性等に優れ、石油タンク及び危険物施設での火災に使用されるが、例えば駐車場に設置される泡消火設備では、殆ど使用されていない。
【0009】
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、PFOS及びPFOAを含まない水成膜泡消火薬剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 以下の(1)に示す組成を有し、
下記アニオン性界面活性剤(A)は、1分子中の、フッ素原子が結合した炭素原子の数が7個以下であり(パーフルオロへプチル基を有するものを除く)、かつ、
下記両性界面活性剤(C)は、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる少なくとも一種である、水成膜泡消火薬剤。
(1)フッ素化炭化水素基を有するアニオン性界面活性剤(A)及び両性界面活性剤(C)を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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