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公開番号2024154727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068720
出願日2023-04-19
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241024BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着ベルトの回転軸線方向における端部がたとえ削れても、定着ベルトの削り粉が定着ベルトの内面と保持部材における保持部との間に入り込んで定着ベルト及び/又は定着ベルトの内面と接触する部材との摺動抵抗になることを抑制することができる定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置12は、定着ベルト31と、一対の保持部材411,412(41)と、定着パッド34と、を備え、一対の保持部材411,412(41)は、保持部401,401と、規制部402,402と、を有し、保持部401,401は、定着ベルト31の内面31aを保持し、規制部402,402は、定着ベルト31の回転軸線方向Wにおける移動を規制し、保持部401,401は、外周面401aの回転軸線方向Wにおける規制部402,402側において定着ベルト31の内面31aと接しない空隙SPが形成される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの回転軸線方向における両端部を保持する一対の保持部材と、前記定着ベルトの内面と摺接する定着パッドと、を備えた定着装置であって、
前記一対の保持部材は、前記定着ベルトの内面を保持する保持部と、前記定着ベルトの回転軸線方向における移動を規制する規制部と、を有し、
前記保持部は、外周面の前記回転軸線方向における前記規制部側において前記定着ベルトの端面が前記規制部に接触している状態で前記定着ベルトの前記内面と接しない空隙が形成される構成とされている、ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記保持部には、前記回転軸線方向において保持部本体の前記規制部側に前記保持部本体の外径よりも小さい外径の小径部が設けられ、
前記空隙は、前記小径部の外周面と前記定着ベルトの前記内面との間の空間により構成される、ことを特徴とする定着装置。
【請求項3】
請求項2に記載の定着装置であって、
前記保持部本体と前記小径部との間には、外径が前記小径部から前記保持部本体に向けて次第に拡大する傾斜部が設けられており、
前記空隙は、前記小径部の前記外周面及び前記傾斜部の傾斜面と前記定着ベルトの前記内面との間の空間により構成される、ことを特徴とする定着装置。
【請求項4】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記定着パッドは、前記保持部の前記空隙を形成する空隙形成領域とは前記回転軸線方向において重複しない、ことを特徴とする定着装置。
【請求項5】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記保持部の前記空隙を形成する空隙形成領域には、前記定着ベルトの径方向に貫通する貫通孔が設けられている、ことを特徴とする定着装置。
【請求項6】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記保持部には、外周面の前記回転軸線方向における前記規制部側において前記回転軸線方向に延びる溝部が設けられており、前記空隙は、前記溝部の底部と前記定着ベルトの内面との間の空間により構成される、ことを特徴とする定着装置。
【請求項7】
請求項6に記載の定着装置であって、
前記規制部には、前記溝部に連通して前記回転軸線方向に貫通する貫通孔が設けられている、ことを特徴とする定着装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7までの何れか1つに記載の定着装置を備えた、ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、定着装置、及び、複写機、複合機、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
回転される無端状の定着ベルトと、定着ベルトの回転軸線方向における両端部を支持する一対の保持部材と、定着ベルトの内側に設けられて定着ベルトの内面と摺接する定着パッドと、を備えた定着装置においては、つぎのような不都合がある。
【0003】
図13は、従来の定着装置12Xにおいて定着ベルト31の端面311が保持部材41Xの規制部402Xに接触して削れた削り粉F~Fの様子を模式的に示す断面図である。なお、図13において、符号34は定着パッドを示している。
【0004】
図13に示すように、定着ベルト31の回転軸線方向Wにおける片寄りによって、定着ベルト31の端面311と、保持部材41Xの規制部402Xとが接触し、定着ベルト31の端面311が削れてしまうことがある。そうすると、定着ベルト31の削り粉F~Fは潤滑剤と混ざりあい、定着ベルト31の内面31aと保持部材41Xにおける保持部401Xとの間に入り込んで定着ベルト31及び/又は定着ベルト31の内面31aと接触する部材(例えば定着パッド34)との摺動抵抗になり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-180326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この点に関し、特許文献1には、寄り止めガイド(保持部材)の規制面と当接する面よりも端部側であって、ローラ部材の軸方向において、ローラ部材が規制面と当接している状態において寄り止めガイドの端部よりも内側に溝部を有する構成が開示されている。
【0007】
特許文献1に記載の構成では、寄り止めガイドの外周面と定着ベルトの内面との間の構成は従来の構成と同じであり、定着ベルトの削り粉の発生に伴う不都合を解消するこができない。
【0008】
そこで、本開示は、定着ベルトの回転軸線方向における端部がたとえ削れても、定着ベルトの削り粉が定着ベルトの内面と保持部材における保持部との間に入り込んで定着ベルト及び/又は定着ベルトの内面と接触する部材との摺動抵抗になることを抑制することができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本開示に係る定着装置は、回転される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの回転軸線方向における両端部を保持する一対の保持部材と、前記定着ベルトの内面と摺接する定着パッドと、を備えた定着装置であって、前記一対の保持部材は、前記定着ベルトの内面を保持する保持部と、前記定着ベルトの回転軸線方向における移動を規制する規制部と、を有し、前記保持部は、外周面の前記回転軸線方向における前記規制部側において前記定着ベルトの端面が前記規制部に接触している状態で前記定着ベルトの内面と接しない空隙が形成される構成とされている、ことを特徴とする。
【0010】
また、本開示に係る画像形成装置は、前記本発明に係る定着装置を備えた、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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