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公開番号2024159261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023075131
出願日2023-04-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G03G 15/02 20060101AFI20241031BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】各帯電ローラに流れる電流の値を検出することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】カラーレーザプリンタ1は、複数の感光体ドラム61K~61Cと、複数の感光体ドラム61K~61Cのそれぞれを帯電させる複数の帯電ローラ62K~62Cと、帯電電圧CHGを生成し、複数の帯電ローラ62K~62Cのそれぞれに対して共通の帯電電圧CHGを印加する帯電電圧印加回路170と、複数の帯電ローラ62K~62Cのそれぞれに流れる帯電電流を帯電ローラ62K~62C毎に検出する複数の電流計60K~60Cと、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の感光体ドラムと、
前記複数の感光体ドラムのそれぞれを帯電させる複数の帯電ローラと、
直流電圧を生成し、前記複数の帯電ローラのそれぞれに対して共通の直流電圧を印加する第1帯電電圧印加回路と、
前記複数の帯電ローラのそれぞれに流れる帯電電流を帯電ローラ毎に検出する複数の第1帯電電流検出回路と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
制御部、
をさらに備え、
前記制御部は、
画像形成前に、前記複数の第1帯電電流検出回路により検出された複数の帯電電流に基づいて、前記複数の帯電ローラのうち、最小の帯電電流が流れる第1帯電ローラを決定し、決定した前記第1帯電ローラに流れる帯電電流が第1電流値となるように、前記第1帯電電圧印加回路が生成する前記直流電圧の電圧値を可変制御し、
画像形成時に、可変制御された前記電圧値を維持するように前記第1帯電電圧印加回路を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1帯電電圧印加回路が生成した前記直流電圧を供給する電圧供給ラインと、
前記電圧供給ラインから分岐し、前記複数の帯電ローラのそれぞれと前記電圧供給ラインとを接続する複数の接続ラインと、
をさらに備え、
前記複数の第1帯電電流検出回路は、
前記複数の接続ラインのそれぞれに流れる電流の値を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記複数の感光体ドラムのそれぞれは接地され、
前記複数の第1帯電電流検出回路は、
前記複数の感光体ドラムのそれぞれとその各接地点との間を流れる電流の値を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1帯電電圧印加回路が生成した前記直流電圧を帯電ローラ毎に分圧比率を可変して分圧し、前記複数の帯電ローラのそれぞれに印加する複数の分圧回路と、
制御部と、
をさらに備え、
前記制御部は、
画像形成前に、前記複数の第1帯電電流検出回路により検出された複数の帯電電流のそれぞれが第1電流値となるように、前記複数の分圧回路のそれぞれの分圧比率を可変制御し、
画像形成時に、可変制御された前記分圧比率を維持するように前記複数の分圧回路のそれぞれを制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記複数の分圧回路のそれぞれは、
第1抵抗素子と、
抵抗成分を可変し、前記第1抵抗素子と直列に接続される第2抵抗素子と、
を有し、
前記制御部は、
前記第2抵抗素子の抵抗成分を変更することにより、前記複数の分圧回路の各分圧比率を変更する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記複数の感光体ドラムのそれぞれ及び前記複数の帯電ローラのそれぞれは、画像形成に用いる複数の色に対応して設けられ、
前記複数の色のうち、所定の1色に対応する帯電ローラに直流電圧を印加する第2帯電電圧印加回路と、
前記所定の1色に対応する帯電ローラに流れる帯電電流を検出する第2帯電電流検出回路と、
をさらに備え、
前記第1帯電電圧印加回路は、
前記複数の色のうち、前記所定の1色を除く複数の色に対応する複数の帯電ローラのそれぞれに対して、前記共通の直流電圧を印加し、
前記複数の第1帯電電流検出回路は、
前記所定の1色を除く複数の色に対応する複数の帯電ローラのそれぞれに流れる帯電電流を帯電ローラ毎に検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
制御部、
をさらに備え、
前記制御部は、
画像形成前に、前記複数の第1帯電電流検出回路により検出された複数の帯電電流に基づいて、前記複数の帯電ローラのうち、最小の帯電電流が流れる第1帯電ローラを決定し、決定した前記第1帯電ローラに流れる帯電電流が第1電流値となるように、前記第1帯電電圧印加回路が生成する前記直流電圧の電圧値を可変制御するとともに、前記第2帯電電流検出回路により検出された帯電電流が第2電流値となるように、前記第2帯電電圧印加回路が生成する前記直流電圧の電圧値を可変制御し、
画像形成時には、可変制御された前記電圧値のそれぞれを維持するように前記第1帯電電圧印加回路及び前記第2帯電電圧印加回路を制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1帯電電圧印加回路が生成した前記直流電圧を供給する第1電圧供給ラインと、
前記第1電圧供給ラインから分岐し、前記所定の1色を除く複数の色に対応する複数の帯電ローラのそれぞれと前記第1電圧供給ラインとを接続する複数の接続ラインと、
前記第2帯電電圧印加回路が生成した前記直流電圧を、前記所定の1色に対応する帯電ローラに供給する第2電圧供給ラインと、
をさらに備え、
前記複数の第1帯電電流検出回路は、
前記複数の接続ラインのそれぞれに流れる電流の値を検出し、
前記第2帯電電流検出回路は、
前記第2電圧供給ラインに流れる電流の値を検出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記所定の1色を除く複数の色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれ及び前記所定の1色に対応する感光体ドラムは接地され、
前記複数の第1帯電電流検出回路は、
前記所定の1色を除く複数の色に対応する複数の感光体ドラムのそれぞれとその各接地点との間を流れる電流の値を検出し、
前記第2帯電電流検出回路は、
前記所定の1色に対応する感光体ドラムとその接地点との間を流れる電流の値を検出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、帯電ローラにより感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の帯電ローラに対して共通の帯電電圧を印加するようにした画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-180931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、共通の帯電電圧を印加しているが、使用条件や使用による帯電ローラの劣化など状況が異なる場合があり、各帯電ローラに適切に帯電電圧が印加されているかどうかを判断するためには、各帯電ローラに流れる電流の値を検出する必要があった。
【0005】
本願は、各帯電ローラに流れる電流の値を検出することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、複数の感光体ドラムと、複数の感光体ドラムのそれぞれを帯電させる複数の帯電ローラと、直流電圧を生成し、複数の帯電ローラのそれぞれに対して共通の直流電圧を印加する第1帯電電圧印加回路と、複数の帯電ローラのそれぞれに流れる帯電電流を帯電ローラ毎に検出する複数の第1帯電電流検出回路と、を備えることを特徴とする。
【0007】
このように本願の画像形成装置は、複数の第1帯電電流検出回路を備えることで、各帯電ローラに流れる電流の値を検出することが可能となる。これにより、各帯電ローラにおける帯電状態を検出することができる。
【0008】
また、本願の画像形成装置は、制御部、をさらに備え、制御部は、画像形成前に、複数の第1帯電電流検出回路により検出された複数の帯電電流に基づいて、複数の帯電ローラのうち、最小の帯電電流が流れる第1帯電ローラを決定し、決定した第1帯電ローラに流れる帯電電流が第1電流値となるように、第1帯電電圧印加回路が生成する直流電圧の電圧値を可変制御し、画像形成時に、可変制御された電圧値を維持するように第1帯電電圧印加回路を制御する、ことを特徴とする。
【0009】
これにより、画像形成前に、複数の帯電ローラのいずれに流れる帯電電流も第1電流値以上に制御し、画像形成時に、この制御状態を維持するようにしたので、各帯電ローラに適切に帯電電圧が印加されている状態で画像形成を実行することが可能となる。
【0010】
また、本願の画像形成装置は、第1帯電電圧印加回路が生成した直流電圧を供給する電圧供給ラインと、電圧供給ラインから分岐し、複数の帯電ローラのそれぞれと電圧供給ラインとを接続する複数の接続ラインと、をさらに備え、複数の第1帯電電流検出回路は、複数の接続ラインのそれぞれに流れる電流の値を検出する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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