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公開番号
2024153957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2021135549
出願日
2021-08-23
発明の名称
アクリルゴムの製造方法
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
6/22 20060101AFI20241023BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】アクリルゴムの架橋物の圧縮永久ひずみを小さくすることが可能なアクリルゴムの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一側面は、アルキルアクリレートを含むモノマーを乳化剤の存在下で乳化重合してアクリルポリマーを得る工程と、アクリルポリマー及び乳化剤を含有するラテックスと、凝固剤を含有する凝固液とを混合して、アクリルポリマーを凝固させる工程と、凝固させたアクリルポリマーを洗浄してアクリルゴムを得る工程と、を備え、ラテックスと凝固液との混合物中のアクリルポリマーの含有量が、混合物全量を基準として20質量%以下である、アクリルゴムの製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アルキルアクリレートを含むモノマーを乳化剤の存在下で乳化重合してアクリルポリマーを得る工程と、
前記アクリルポリマー及び前記乳化剤を含有するラテックスと、凝固剤を含有する凝固液とを混合して、前記アクリルポリマーを凝固させる工程と、
前記ラテックスと前記凝固液との混合物中の前記アクリルポリマーの含有量が、前記混合物全量を基準として20質量%以下である、アクリルゴムの製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記ラテックス中の前記アクリルポリマーの含有量が、前記ラテックス全量を基準として30質量%以上であり、
前記混合物中の前記ラテックスの含有量に対する前記凝固液の含有量の質量比が0.6以上である、請求項1に記載のアクリルゴムの製造方法。
【請求項3】
前記ラテックス中の前記アクリルポリマーの含有量が、前記ラテックス全量を基準として30質量%未満である、請求項1に記載のアクリルゴムの製造方法。
【請求項4】
前記モノマーが架橋席モノマーを更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のアクリルゴムの製造方法。
【請求項5】
前記架橋席モノマーが、カルボキシル基を有する架橋席モノマーである、請求項4に記載のアクリルゴムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクリルゴムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリルゴム及びその架橋物は、耐熱性、耐油性、機械的特性等の物性に優れているため、例えば自動車のエンジンルーム内のホースやシール部品等の材料として使用されている。アクリルゴムは、例えば、モノマーを乳化重合してアクリルポリマーを得た後、当該アクリルポリマーを凝固させることで得られる。このようなアクリルゴムの製造方法は、得られるアクリルゴムの種々の物性に影響を与え得るため、所望の物性に応じて適した製造方法が用いられる。
【0003】
例えば特許文献1には、架橋した時の耐水性及び耐圧縮永久歪み性に優れるアクリルゴムの製造方法として、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする単量体を乳化剤の存在下に重合触媒を用いて乳化重合し乳化重合液を得る乳化重合工程と、乳化重合液をポリエチレングリコールの存在下で凝固し含水クラムを得る凝固工程と、含水クラムに対して洗浄する洗浄工程と、洗浄した含水クラムを乾燥する乾燥工程と、を備えるアクリルゴムの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-189835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によれば、アクリルゴムの架橋物の圧縮永久ひずみを小さくするためには、アクリルゴムの製造方法において更なる改善の余地がある。本発明の目的は、アクリルゴムの架橋物の圧縮永久ひずみを小さくすることが可能なアクリルゴムの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、アクリルゴムの製造方法において、乳化重合により得られたアクリルポリマーを凝固剤により凝固させる際のアクリルポリマーの濃度を変更すると、アクリルポリマーを構成するモノマーの組成が同じであっても、得られるアクリルゴムの架橋物の圧縮永久ひずみに違いが生じること、更には、アクリルポリマーの濃度が所定の範囲であると当該圧縮永久ひずみが小さくなることを見出した。
【0007】
本発明の一側面は、アルキルアクリレートを含むモノマーを乳化剤の存在下で乳化重合してアクリルポリマーを得る工程と、アクリルポリマー及び乳化剤を含有するラテックスと、凝固剤を含有する凝固液とを混合して、アクリルポリマーを凝固させる工程と、凝固させたアクリルポリマーを洗浄してアクリルゴムを得る工程と、を備え、ラテックスと凝固液との混合物中のアクリルポリマーの含有量が、混合物全量を基準として20質量%以下である、アクリルゴムの製造方法である。
【0008】
ラテックス中のアクリルポリマーの含有量が、ラテックス全量を基準として30質量%以上であり、混合物中のラテックスの含有量に対する凝固液の含有量の質量比が0.6以上であってよい。
【0009】
ラテックス中のアクリルポリマーの含有量は、ラテックス全量を基準として30質量%未満であってよい。
【0010】
モノマーは、架橋席モノマーを更に含んでよい。架橋席モノマーは、カルボキシル基を有する架橋席モノマーであってよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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