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公開番号
2024153506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023067445
出願日
2023-04-17
発明の名称
会議システム
出願人
株式会社イトーキ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H04N
7/15 20060101AFI20241022BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】遠隔参加者に対して会議の状況を把握させやすくすることができる。
【解決手段】会議システム(M1)は、撮影装置(1)と、遠隔参加者(U2)を表示する表示装置(2)と、会議参加者(U1)を撮影装置(1)から見て横長に配置可能なテーブル装置(3)と、撮影装置(1)に向かって複数名の会議参加者(U1)が重ならないよう、複数名の会議参加者(U1)を配置可能なテーブル装置(3)とを備えている。テーブル装置(3)は、平面視において、表示領域側端縁(312)と、表示領域側端縁(312)の両端部から左右方向中央に向けて延びることによって、表示装置(2)から離れる方向に膨らむ形状を有する会議参加者使用端縁(311)と、で構成される天板(31)を有し、天板(31)は、表示装置(2)とは水平方向に離間して配置されるとともに、会議参加者(U1)が撮影装置(1)の画角に収まる大きさに設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
会議が実施される会議空間において当該会議に参加する複数名の会議参加者と、前記会議空間から離れた遠隔地においてオンラインにより会議に参加する遠隔参加者と、が混在する前記会議を実施するための会議システムであって、
前記複数名の会議参加者を撮影可能な撮影装置と、
前記遠隔参加者を表示する表示領域と、
前記撮影装置に向かって前記複数名の会議参加者が重ならないよう、前記複数名の会議参加者を配置可能なテーブル装置と、を備え、
前記テーブル装置は、
平面視において、前記表示領域と対向し左右方向に延びる表示領域側端縁と、前記複数の会議参加者が配置される側であって前記表示領域側端縁の両端部から左右方向中央に向けて延びることによって、前記表示領域から離れる方向に膨らむ形状を有する会議参加者使用端縁と、で構成される天板を有し、
前記天板は、前記表示領域とは水平方向に離間して配置されるとともに、前記会議参加者使用端縁に位置する前記複数の会議参加者が前記撮影装置の画角に収まる大きさに設定される、会議システム。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記撮影装置は、前記複数名の会議参加者が前記表示領域を見る目線の方向に配置されるとともに、前記天板と離間して配置される、請求項1に記載の会議システム。
【請求項3】
前記天板の下方において、前記表示領域側端縁に沿って延設された幕板をさらに備えている、請求項1または2に記載の会議システム。
【請求項4】
前記天板は、平面視において、半円形状である、請求項1または2に記載の会議システム。
【請求項5】
前記天板は、第1領域および第2領域を有し、平面視において、前記第1領域は、前記第2領域よりも前記会議参加者が配置される側において、前記第2領域を囲むように設けられており、
前記第2領域の下方には、会議において使用する機器を収容する機器収容部が設けられている、請求項1または2に記載の会議システム。
【請求項6】
前記第1領域と前記第2領域との間に、平面視において前記表示領域から離れる方向に膨らむ形状に連続して設けられたスリットをさらに備えている、請求項5に記載の会議システム。
【請求項7】
音声入力装置および/または前記撮影装置は、前記第2領域上に設置されている、請求項5に記載の会議システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は会議システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の人が対話するときに種々の会議形式が採用される。そのような会議形式の例として、複数の遠隔地にいる複数のユーザが電子通信回線を用いて実施するWEB会議形式、複数のユーザが所定の空間に集まって実施する対面式、または、WEB会議形式と対面式とを併用する会議形式などが挙げられる。
【0003】
近年、テレワークの普及に伴って、オフィスでの参加者と、オンラインを介して参加する遠隔参加者とが混在する、WEB会議形式と対面式とを併用する会議形式が増加している。WEB会議形式と対面式とを併用する会議形式においては、オフィスでの参加者と遠隔参加者とがコミュニケーションをとりやすいように、オフィス参加者と遠隔参加者とが相互に視認可能なように、カメラ、ディスプレイ、作業テーブルなどの会議装置が配置されている。
【0004】
このような会議装置の配置の例が、特許文献1および2に開示されている。特許文献1には、長方形のテーブルの周囲に位置するオフィス参加者を撮影するカメラを、テーブルの長手方向の端部に配置した会議装置が開示されている。特許文献2には、長方形のテーブルの周囲に位置するオフィス参加者を撮影するカメラと、遠隔参加者を表示するディスプレイとが、テーブルの長手方向の端部側に配置された会議装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-180042号公報
特開2011-151536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1および2に記載されたような会議装置においては、カメラの画角にオフィス参加者全員を収めにくく、カメラから遠い位置の参加者やカメラに映りにくい位置の参加者の発話している場合に、遠隔参加者から発話者を特定しにくい。その結果、遠隔参加者が会議の状況を把握しにくくなり、疎外感を感じて会議に参加しにくくなるという問題がある。
【0007】
本発明は、遠隔参加者に対して会議の状況を把握させやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る会議システムは、会議が実施される会議空間において当該会議に参加する複数名の会議参加者と、前記会議空間から離れた遠隔地においてオンラインにより会議に参加する遠隔参加者と、が混在する前記会議を実施するための会議システムであって、前記複数名の会議参加者を撮影可能な撮影装置と、前記遠隔参加者を表示する表示領域と、前記撮影装置に向かって前記複数名の会議参加者が重ならないよう、前記複数名の会議参加者を配置可能なテーブル装置と、を備え、前記テーブル装置は、平面視において、前記表示領域と対向し左右方向に延びる表示領域側端縁と、前記複数の会議参加者が配置される側であって前記表示領域側端縁の両端部から左右方向中央に向けて延びることによって、前記表示領域から離れる方向に膨らむ形状を有する会議参加者使用端縁と、で構成される天板を有し、前記天板は、前記表示領域とは水平方向に離間して配置されるとともに、前記会議参加者使用端縁に位置する前記複数の会議参加者が前記撮影装置の画角に収まる大きさに設定される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、遠隔参加者に対して会議の状況を把握させやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る会議システムの構成を示す斜視図である。
図1に示す会議システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す会議システムの構成を示す上面図である。
図1に示す会議システムを撮影装置側から見た斜視図である。
図3に示すテーブル装置の構成を示す斜視図である。
図3に示すテーブル装置の構成を示す側面図である。
図3に示すテーブル装置の変形例を示す上面図である。
図3に示すテーブル装置の機器収容部の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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