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公開番号2024152929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2024140833,2021034511
出願日2024-08-22,2021-03-04
発明の名称端子ユニットおよび端子ユニットにおいて用いられる雌端子
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H01R 13/11 20060101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子を開示する。
【解決手段】端子ユニット10において、雌端子14は、雄端子12が挿入されて配置される雄端子挿入隙間38を隔てて対向配置された第1壁部26と第2壁部28を有し、雄端子12は、板幅方向の両側に、雄端子12の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部16,16を有し、第1壁部26は、雄端子12の板厚方向の一方側の面に対向し、第2壁部28に向かって突出する弾性接触部40を有し、弾性接触部40は、第2壁部28から離隔する方向に弾性変形可能で雄端子12を第2壁部28に向かって付勢するものであり、第2壁部28は、雄端子12の板厚方向の他方側の面に対向しており、雄端子12の一対の傾斜部16,16にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部46,46を有している。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
板状をなす雄端子と、
前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、
前記雌端子は、前記雄端子が挿入されて配置される雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された第1壁部と第2壁部を有し、
前記雄端子は、前記雄端子挿入隙間への挿入方向に交差する方向である板幅方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、
前記第1壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、前記第2壁部に向かって突出する弾性接触部を有し、前記弾性接触部は、前記第2壁部から離隔する方向に弾性変形可能で前記雄端子を前記第2壁部に向かって付勢するものであり、
前記第2壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向しており、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有している、
端子ユニット。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記雌端子の前記第2壁部は、前記一対の第1突状接点部が突設された一対の側縁部を有し、前記一対の側縁部が前記第1壁部側に屈曲されている、請求項1に記載の端子ユニット。
【請求項3】
前記雄端子は、前記板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、
前記雌端子の前記弾性接触部は、前記雄端子の前記平坦部に接触する第2突状接点部を有している、請求項1または請求項2に記載の端子ユニット。
【請求項4】
前記雄端子は、前記板幅方向で前記一対の傾斜部の間に配置された平坦部を有し、前記一対の傾斜部の前記平坦部に対する傾斜角度がθ1であり、
前記雌端子の前記第2壁部は、前記板幅方向で前記一対の側縁部の間に配置された平板部を有し、前記一対の側縁部の前記平板部に対する傾斜角度がθ2であり、
前記θ1と前記θ2が同一か10°以内の相違を有している、請求項2に記載の端子ユニット。
【請求項5】
各前記第1突状接点部が、前記雄端子挿入隙間への前記雄端子の前記挿入方向で連続して延びている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の端子ユニット。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子ユニットにおいて用いられる雌端子。
【請求項7】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子ユニットにおいて用いられる雄端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、タブ状などと表現される板状をなす雄端子と、雄端子に接続される雌端子からなる端子ユニットが開示されている。雌端子は、雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された一対の壁部を有し、一方の壁部には雄端子を他方の壁部に押圧する弾性接触片が設けられ、他方の壁部には複数の接点が突設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-204396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の端子ユニットでは、平板状の雄端子を雌端子の一対の壁部の間で挟み込む構造であるため、雄端子の板幅方向の外力に対する把持力が小さい。そのため、振動等により雌雄端子間に微摺動摩擦が生じて接触抵抗値が増大することも考えられることから、更なる改良が求められていた。
【0005】
そこで、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子ユニットは、板状をなす雄端子と、前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、前記雌端子は、前記雄端子が挿入されて配置される雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された第1壁部と第2壁部を有し、前記雄端子は、前記雄端子挿入隙間への挿入方向に交差する方向である板幅方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、前記第1壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、前記第2壁部に向かって突出する弾性接触部を有し、前記弾性接触部は、前記第2壁部から離隔する方向に弾性変形可能で前記雄端子を前記第2壁部に向かって付勢するものであり、前記第2壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向しており、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有している、端子ユニットである。
本開示の雌端子は、本開示の端子ユニットにおいて用いられる雌端子である。
本開示の雄端子は、本開示の端子ユニットにおいて用いられる雄端子である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる、端子ユニットおよび当該端子ユニットに用いられる雌端子と雄端子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る端子ユニットを示す全体斜視図である。
図2は、図1の分解斜視図である。
図3は、図2を別の方向から見た斜視図である。
図4は、図1におけるIV-IV断面拡大図である。
図5は、図1の拡大正面図である。
図6は、変形例に係る端子ユニットを示す正面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子ユニットは、
(1)板状をなす雄端子と、前記雄端子に接続される雌端子と、を備え、前記雌端子は、前記雄端子が挿入されて配置される雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された第1壁部と第2壁部を有し、前記雄端子は、前記雄端子挿入隙間への挿入方向に交差する方向である板幅方向の両側に、前記雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有し、前記第1壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の一方側の面に対向し、前記第2壁部に向かって突出する弾性接触部を有し、前記弾性接触部は、前記第2壁部から離隔する方向に弾性変形可能で前記雄端子を前記第2壁部に向かって付勢するものであり、前記第2壁部は、前記雄端子の前記板厚方向の他方側の面に対向しており、前記雄端子の前記一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有している、端子ユニットである。
【0010】
本開示の端子ユニットによれば、雌端子は、雄端子挿入隙間を隔てて対向配置された第1壁部と第2壁部を有し、第1壁部に設けられた弾性接触部により、雄端子が第2壁部に向かって付勢される構造を有している。そして、雄端子は、雄端子の板幅方向の両側に、雄端子の板厚方向の一方側に傾斜する一対の傾斜部を有している。雌端子は、第2壁部において、雄端子の一対の傾斜部にそれぞれ接触する一対の第1突状接点部を有している。そのため、雄端子挿入隙間に挿入された雄端子が、雌端子の弾性接触部により第2壁部側に押圧されると、雄端子の板幅方向の両側において雄端子の傾斜部が雌端子の第1突状接点部に押圧されて、板幅方向の内方に向かう分力が発生する。その結果、従来構造に比べて、雄端子の板幅方向の外力に対して雄端子の変位を阻止する力を大きくすることができ、雌端子に対する雄端子の板幅方向での変位を抑制することができる。それにより、振動等による雌雄端子間の微摺動摩擦やそれによる接触抵抗値の増大を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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