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公開番号2024152511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066749
出願日2023-04-14
発明の名称受診勧奨システム、及び、基地局機器
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G16H 50/30 20180101AFI20241018BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】車両のユーザに対して、認知機能に関する疾患についての受診勧奨を適正に行うことができる受診勧奨システム、及び、基地局機器を提供することを目的とする。
【解決手段】受診勧奨システム1は、ユーザデータD2を記憶するモビリティサーバ40Aと、走行情報を含む車両データD1を記憶するメディカルサーバ40Bと、車両データD1からユーザの異常兆候の有無の判定を行い、判定の結果を含む判定結果データD4をメディカルサーバ40Bに記憶し、当該判定結果データに基づきユーザに対して認知機能に関する通知を行う判定装置と、ユーザ端末60、60A、60Bと、を含み、判定装置は、ユーザに異常兆候があると判定した場合、当該判定の結果に対応するユーザデータに基づいて特定した、ユーザ端末に対して認知機能に関する疾患についての受診勧奨の通知を送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のユーザに関するユーザデータを記憶するモビリティサーバと、
前記車両の走行情報を含む車両データを記憶するメディカルサーバと、
前記車両データから前記ユーザの異常兆候の有無の判定を行い、前記判定の結果を含む判定結果データを前記メディカルサーバに記憶し、当該判定結果データに基づき前記ユーザに対して認知機能に関する通知を行う判定装置と、
前記判定装置から前記通知を受信可能なユーザ端末と、
を含み、
前記モビリティサーバ及び前記メディカルサーバは、相互に連携して前記ユーザデータと前記車両データと前記判定結果データとを関連付けて管理し、
前記判定装置は、ユーザに異常兆候があると判定した場合、当該判定の結果に対応する前記ユーザデータに基づいて前記ユーザ端末を特定し、当該ユーザ端末に対して認知機能に関する疾患についての受診勧奨の通知を送信する、
受診勧奨システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記車両データは、前記車両を識別する車両識別情報を含み、
前記モビリティサーバは、前記車両データを更に管理し、前記ユーザデータと前記車両識別情報とを関連付けて記憶し、
前記メディカルサーバは、前記判定結果データと前記車両識別情報とを関連付けて記憶し、
前記判定装置は、前記車両識別情報に基づいて、前記判定結果データに対応する前記ユーザデータから前記ユーザ端末を特定し、当該ユーザ端末に対して前記受診勧奨の通知を送信する、
請求項1に記載の受診勧奨システム。
【請求項3】
前記受診勧奨の通知は、前記ユーザに推奨される行動の提示を含み、
前記ユーザ端末は、前記ユーザに対して前記行動の提示を行う出力部と前記行動を実行する操作を受け付け可能な入力部とを含む、
請求項1又は2に記載の受診勧奨システム。
【請求項4】
前記走行情報は、前記車両の運転操作に関する情報を含み、
前記判定装置は、前記車両の運転操作と前記ユーザの認知機能状態との相関関係に基づく第1基準情報、又は、前記車両の運転操作が所定の運転操作に該当するか否かの判定に基づく第2基準情報を含む判定基準データに基づいて前記ユーザの異常兆候の有無の判定を行う、
請求項1又は2に記載の受診勧奨システム。
【請求項5】
前記メディカルサーバは、前記モビリティサーバに記憶されている前記車両データのうち前記判定装置がユーザの異常兆候の有無の判定で利用する車両データのみを取得する、
請求項1又は2に記載の受診勧奨システム。
【請求項6】
医療機関に設置された医療機関端末を更に備え、
前記判定装置は、前記判定結果データ及び前記車両データのうち少なくとも一方を前記医療機関端末に対して送信可能に構成されている、
請求項1又は2に記載の受診勧奨システム。
【請求項7】
車両のユーザに関するユーザデータを記憶するモビリティサーバと、
前記車両の走行情報を含む車両データを記憶するメディカルサーバと、
前記車両データから前記ユーザの異常兆候の有無の判定を行い、前記判定の結果を含む判定結果データを前記メディカルサーバに記憶し、当該判定結果データに基づき前記ユーザに対して認知機能に関する通知を行う判定装置と、
を含み、
前記モビリティサーバ及び前記メディカルサーバは、相互に連携して前記ユーザデータと前記車両データと前記判定結果データとを関連付けて管理し、
前記判定装置は、ユーザに異常兆候があると判定した場合、当該判定の結果に対応するユーザに対して認知機能に関する疾患についての受診勧奨の通知を送信する、
基地局機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受診勧奨システム、及び、基地局機器に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、道路情報取得部による道路情報と、車両情報取得部による車両の走行情報とに基づいて、状況判定部により車両の運転状況を判定すると共に、その運転状況が、認知機能が低下している場合に行われやすい所定の交通違反に該当するか否かを判定する違反判定部で判定する認知症リスクの判定システムが開示されている。この認知症リスクの判定システムでは、車両の運転状況が所定の交通違反に該当する場合、ドライバ情報検出部による該車両の運転者の情報と違反履歴に基づき、リスク判定部により認知症リスクがあるか否かが判定される。リスク判定部により、認知症リスクがあると判定された場合、出力部がその情報を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-124975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から行われている認知機能に関する簡易検査は、検査を受ける者の一時的な状態に基づくものであり、例えば、車両の運転等の日常的な行動から認知機能の状態を確認するものではない。そのため、認知機能低下の兆候や症状が検査結果に反映されない場合があり、特に、初期段階における認知機能の異常が検出されない場合があった。また、簡易検査において認知機能低下の兆候や症状が発見されたことを被検者に通知したとしても、当該被検者が、次にどのように行動すべきか適切に判断できない場合も考えられる。このような観点から、日常的な行動から認知機能低下の兆候や症状を早期に発見することを可能にし、認知機能低下の兆候や症状が発見された場合は、医療機関への受診意思を向上させることが望まれている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両のユーザに対して、認知機能に関する疾患についての受診勧奨を適正に行うことができる受診勧奨システム、及び、基地局機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る受診勧奨システムは、車両のユーザに関するユーザデータを記憶するモビリティサーバと、前記車両の走行情報を含む車両データを記憶するメディカルサーバと、前記車両データから前記ユーザの異常兆候の有無の判定を行い、前記判定の結果を含む判定結果データを前記メディカルサーバに記憶し、当該判定結果データに基づき前記ユーザに対して認知機能に関する通知を行う判定装置と、前記判定装置から前記通知を受信可能なユーザ端末と、を含み、前記モビリティサーバ及び前記メディカルサーバは、相互に連携して前記ユーザデータと前記車両データと前記判定結果データとを関連付けて管理し、前記判定装置は、ユーザに異常兆候があると判定した場合、当該判定の結果に対応する前記ユーザデータに基づいて前記ユーザ端末を特定し、当該ユーザ端末に対して認知機能に関する疾患についての受診勧奨の通知を送信する。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る基地局機器は、車両のユーザに関するユーザデータを記憶するモビリティサーバと、前記車両の走行情報を含む車両データを記憶するメディカルサーバと、前記車両データから前記ユーザの異常兆候の有無の判定を行い、前記判定の結果を含む判定結果データを前記メディカルサーバに記憶し、当該判定結果データに基づき前記ユーザに対して認知機能に関する通知を行う判定装置と、を含み、前記モビリティサーバ及び前記メディカルサーバは、相互に連携して前記ユーザデータと前記車両データと前記判定結果データとを関連付けて管理し、前記判定装置は、ユーザに異常兆候があると判定した場合、当該判定の結果に対応するユーザに対して認知機能に関する疾患についての受診勧奨の通知を送信する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る受診勧奨システム、及び、基地局機器は、車両のユーザに対して、認知機能に関する疾患についての受診勧奨を適正に行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る受診勧奨システムの概略構成を表すブロック図である。
図2は、第1実施形態に係る受診勧奨システムの概略構成を表すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る受診勧奨システムで取り扱う主なデータについて説明する模式図である。
図4は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備える車載装置の概略構成を表すブロック図である。
図5は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるデータ処理装置の概略構成を表すブロック図である。
図6は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるモビリティサーバの概略構成を表すブロック図である。
図7は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備える分析装置の概略構成を表すブロック図である。
図8は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるメディカルサーバの概略構成を表すブロック図である。
図9は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備える判定装置の概略構成を表すブロック図である。
図10は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるモビリティサーバとメディカルサーバとが連携して管理するデータベースの一例を表す模式図である。
図11は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるユーザ端末の概略構成を表すブロック図である。
図12は、実施形態に係る受診勧奨システムが備えるユーザ端末に表示される受診勧奨の通知の一例を表す図である。
図13は、実施形態に係る受診勧奨システムが備えるユーザ端末に表示される受診勧奨の通知の一例を表す図である。
図14は、実施形態に係る受診勧奨システムが備えるユーザ端末に表示される受診勧奨の通知の一例を表す図である。
図15は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備える医療機関端末の概略構成を表すブロック図である。
図16は、第1実施形態に係る受診勧奨システムが備えるサービス提供機関端末の概略構成を表すブロック図である。
図17は、第1実施形態に係る受診勧奨システムの各処理部によって行われる処理の流れ(シーケンス)の一例を表す図である。
図18は、第1実施形態に係る受診勧奨システムの各処理部によって行われる処理の流れ(シーケンス)の一例を表す図である。
図19は、第1実施形態に係る受診勧奨システムの各処理部によって行われる処理の流れ(シーケンス)の一例を表す図である。
図20は、第2実施形態に係る受診勧奨システムの概略構成を表すブロック図である。
図21は、第2実施形態に係る受診勧奨システムが備える分析装置の概略構成を表すブロック図である。
図22は、第2実施形態に係る受診勧奨システムの各処理部によって行われる処理の流れ(シーケンス)の一例を表す図である。
図23は、第2実施形態に係る受診勧奨システムの各処理部によって行われる処理の流れ(シーケンス)の一例を表す図である。
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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