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公開番号
2024151695
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065251
出願日
2023-04-12
発明の名称
スライドレール装置及び車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/08 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の床部に対するシートクッションの配置高さを低く設定し且つスライドをロックするための構成を簡素化する。
【解決手段】スライドレール装置40は、車両の床部に固定される左右のアウタレール42と、左右のアウタレール42に対してシート左右方向の内側に配置され、シートクッション12が連結される左右のインナレール44と、左右のインナレール44に取り付けられ、左右のインナレール44のスライドをロックするロック位置へ付勢されると共に、前部がシート左右方向の内側へ変位されることにより、上記ロックを解除する左右のロック部材と、左右のロック部材の前部間に架け渡され、シート左右方向の中央部に設けられた操作部58がシート後方側へ操作されることにより、左右のロック部材の前部をシート左右方向の内側へ変位させる操作部材52と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の床部に固定される左右のアウタレールと、
前記左右のアウタレールに対してシート左右方向の内側に配置され、前記左右のアウタレールに対してシート前後方向にスライド可能とされ、車両用シートのシートクッションが連結される左右のインナレールと、
前記左右のインナレールに対してそれぞれシート上下方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられ、前記左右のアウタレールに対する前記左右のインナレールのスライドをロックするロック位置へ付勢されると共に、前部がシート左右方向の内側へ変位されて前記ロック位置からアンロック位置へ回転されることにより、前記ロックを解除する左右のロック部材と、
前記左右のロック部材の前部間に架け渡され、シート左右方向の中央部に設けられた操作部が操作されることにより、前記左右のロック部材の前部をシート左右方向の内側へ変位させる操作部材と、
を備えたスライドレール装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記操作部材は、前記操作部をシート上下方向に沿った軸線回りに屈曲させるヒンジ部を有し、
前記操作部がシート後方側へ操作されて屈曲することにより、前記左右のロック部材の前部がシート左右方向の内側へ変位する請求項1に記載のスライドレール装置。
【請求項3】
前記操作部材は、
前記左右のロック部材の前部間に架け渡されたワイヤと、
前記ワイヤが内側に挿通されるパイプ部材と、
前記パイプ部材に対して回転可能に取り付けられ、回転操作されることで前記ワイヤの中間部を巻き取る前記操作部と、
を有する請求項1に記載のスライドレール装置。
【請求項4】
前記操作部材は、
各々のシート左右方向の外側端部が前記左右のロック部材の前部にそれぞれ固定された左右の固定部と、
前記左右の固定部におけるシート左右方向の内側端部にそれぞれ各一端部がシート前後方向に沿った軸線回りに回転可能に連結された左右のリンク部と、
前記左右のリンク部の各他端部に対してそれぞれシート左右方向の両端部がシート前後方向に沿った軸線回りに回転可能に連結された前記操作部と、
を有し、
前記操作部がシート上下方向の一方側へ操作されることにより、前記左右のロック部材の前部がシート左右方向の内側へ変位する請求項1に記載のスライドレール装置。
【請求項5】
前記操作部材は、
各々のシート左右方向の外側端部が前記左右のロック部材の前部にそれぞれ固定された左右の固定部と、
前記左右の固定部におけるシート左右方向の内側端部にそれぞれ連結された左右の把持部及び前記左右の把持部を連結した弾性部材を備える前記操作部と、
を有し、
前記弾性部材の弾性力に抗して前記左右の把持部が互いに接近する方向へ操作されることにより、前記左右のロック部材の前部がシート左右方向の内側へ変位する請求項1に記載のスライドレール装置。
【請求項6】
シートクッションと、
前記シートクッションの後端部に下端部が連結されたシートバックと、
前記シートクッションが前記左右のインナレールと連結され、前記左右のアウタレールが車両の床部に固定される請求項1~請求項5の何れか1項に記載のスライドレール装置と、
を備えた車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関し、特に車両用シートが備えるスライドレール装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたスライドレール装置は、車両の床部に固定される左右のロアレールと、左右のロアレールに対してシート上方側に配置され、車両用シートのシートクッションが連結される左右のアッパレールと、左右のロアレールに対する左右のアッパレールのスライドをロックする左右のロック部材と、を備えている。左右のロック部材は、左右のアッパレールに対してそれぞれシート左右方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられており、上記のスライドをロックするロック位置へと付勢されている。左右のロック部材の前部間には、操作レバーが架け渡されており、当該操作レバーがシート上方側へ操作されると、左右のロック部材がロック位置からアンロック位置へと回転される。これにより、上記のロックが解除される。
【0003】
下記特許文献2に開示された車両用シートのスライド構造は、車両の床部に固定される左右の固定内側レールと、左右の固定内側レールに外嵌し、車両用シートのシートクッションが連結される左右の可動外側レールと、左右の固定内側レールに対する左右の可動外側レールのスライドをロックする位置決め機構と、を備えている。位置決め機構は、左右の可動外側レールに対してシート前後方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられ、上記のスライドをロックするロック位置へと付勢された左右のリリースロッドと、左右の可動外側レールに取り付けられた左右の操作レバー支持ブラケットと、左右の操作レバー支持ブラケットに支持された操作レバーとを備えている。操作レバーがシート上方側へ操作されると、当該操作力が左右のリリースロッドの回転力に変換され、左右のリリースロッドがロック位置からアンロック位置へと回転される。これにより、上記のロックが解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-100077号公報
特開2010-120556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献2に開示された先行技術では、シートクッションが連結される左右の可動外側レールが、左右の固定内側レールに対してシート左右方向の外側に配置されるため、上記特許文献1に開示された先行技術と比較して、車両の床部に対するシートクッションの配置高さを低く設定することができる。その結果、例えば車両の床下にバッテリが搭載される電気自動車において、乗員の着座位置が高くなることの抑制に寄与する。しかしながら、上記特許文献2に開示された先行技術では、上記特許文献1に開示された先行技術と比較して、スライドをロックするための位置決め機構の構成が複雑になっている。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、車両の床部に対するシートクッションの配置高さを低く設定することができ且つスライドをロックするための構成を簡素化することができるスライドレール装置及び車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様のスライドレール装置は、車両の床部に固定される左右のアウタレールと、
前記左右のアウタレールに対してシート左右方向の内側に配置され、前記左右のアウタレールに対してシート前後方向にスライド可能とされ、車両用シートのシートクッションが連結される左右のインナレールと、前記左右のインナレールに対してそれぞれシート上下方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられ、前記左右のアウタレールに対する前記左右のインナレールのスライドをロックするロック位置へ付勢されると共に、前部がシート左右方向の内側へ変位されて前記ロック位置からアンロック位置へ回転されることにより、前記ロックを解除する左右のロック部材と、前記左右のロック部材の前部間に架け渡され、シート左右方向の中央部に設けられた操作部が操作されることにより、前記左右のロック部材の前部をシート左右方向の内側へ変位させる操作部材と、を備えている。
【0008】
第1の態様のスライドレール装置では、車両の床部に固定される左右のアウタレールに対してシート左右方向の内側に配置され、左右のアウタレールに対してシート前後方向にスライド可能とされる左右のインナレールに、車両用シートのシートクッションが連結される。左右のインナレールに対してそれぞれシート上下方向に沿った軸線回りに回転可能に取り付けられた左右のロック部材は、左右のアウタレールに対する左右のインナレールのスライドをロックするロック位置へ付勢される。左右のロック部材の前部間には、操作部材が架け渡されている。この操作部材のシート左右方向の中央部に設けられた操作部が操作されると、左右のロック部材の前部がシート左右方向の内側へ変位し、左右のロック部材がロック位置からアンロック位置へ回転される。これにより、上記のロックが解除される。
【0009】
このスライドレール装置では、シートクッションが連結される左右のインナレールが、左右のアウタレールに対してシート左右方向の内側に配置されるため、前記特許文献1に開示された先行技術と比較して、車両の床部に対するシートクッションの配置高さを低く設定することができる。しかも、上記左右のアウタレール、左右のインナレール及び左右のロック部材としては、例えば前記特許文献1に開示された左右のロアレール、左右のアッパレール及び左右のロック部材と同様のものを採用することができる。つまり、前記特許文献1に開示された左右のロアレールを左右のアウタレールとして採用すると共に、前記特許文献1に開示された左右のアッパレールを左右のインナレールとして採用し、車両及びシートクッションに対する各レールの取付方向を変更すればよい。その場合、左右のロック部材としては、例えば前記特許文献1に開示された左右のロック部材と同様のものを流用することができる。その結果、例えば前記特許文献1に開示された先行技術と同様に、スライドをロックするための構成を簡素化することができる。
【0010】
第2の態様のスライドレール装置は、第1の態様において、前記操作部材は、前記操作部をシート上下方向に沿った軸線回りに屈曲させるヒンジ部を有し、前記操作部がシート後方側へ操作されて屈曲することにより、前記左右のロック部材の前部がシート左右方向の内側へ変位する。
(【0011】以降は省略されています)
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