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公開番号
2024139320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050203
出願日
2023-03-27
発明の名称
シートバック
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/68 20060101AFI20241002BHJP(車両一般)
要約
【課題】少ない部品点数で着座乗員の背部を安定して支持できるシートバックを提供すること。
【解決手段】本開示のシートバックは、車両用シートを構成するものであって、シートバックの左右の端部に配設された左側及び右側シートバックサイドフレームと、着座乗員の背部を支持するバックパッドと、左側及び右側シートバックサイドフレームの間に配設され、その両端部が左側及び右側シートバックサイドフレームの上部にそれぞれ取り付けられた1本のワイヤで構成された、バックパッドを弾性的に支持するパッド支持部と、を含み、パッド支持部は、左側及び右側シートバックサイドフレームの上部から延びる第1及び第2の上部支持部と、第1の上部支持部又は第2の上部支持部が取り付けられた高さ位置から、シートバックの下端に近接する高さ位置まで延び、両端部が第1及び第2の上部支持部の先端に連結したU字状の中央支持部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートを構成するシートバックであって、
前記シートバックの左右の端部に配設された左側シートバックサイドフレーム及び右側シートバックサイドフレームと、
着座乗員の背部を支持するバックパッドと、
前記左側シートバックサイドフレームと前記右側シートバックサイドフレームの間に配設され、その両端部が前記左側シートバックサイドフレームの上部と前記右側シートバックサイドフレームの上部とにそれぞれ取り付けられた1本のワイヤで構成された、前記バックパッドを弾性的に支持するパッド支持部と、を備え、
前記パッド支持部は、
前記左側シートバックサイドフレームの上部から前記右側シートバックサイドフレームに近接する方向に延びる第1の上部支持部と、
前記右側シートバックサイドフレームの上部から前記左側シートバックサイドフレームに近接する方向に延びる第2の上部支持部と、
左側シートバックサイドフレーム及び右側シートバックサイドフレームにおける前記第1の上部支持部又は第2の上部支持部が取り付けられた高さ位置から、前記シートバックの下端に近接する高さ位置まで延び、両端部が前記第1の上部支持部の先端と前記第2の上部支持部の先端とにそれぞれ連結したU字状の中央支持部と、を備える、
シートバック。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記中央支持部は、一端が前記第1の上部支持部の先端又は前記第2の上部支持部の先端に連結し前記左側シートバックサイドフレーム及び前記右側シートバックサイドフレームの延在方向に沿って延びる一対の直線部と、前記一対の直線部の他端から前記着座乗員の腰部に近づく方向に延びるU字状の腰部支持部と、を備える、
請求項1に記載のシートバック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、シートバックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に搭載される車両用シートにおいて、着座乗員の背部を弾性的に支持するために、シートバックに含まれるバックパッドの背面に複数本のワイヤを配設したものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-107571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されたもののように、複数本のワイヤでバックパッドを支持する場合、着座乗員の背部を安定して支持でき、良好な座り心地を実現できる。しかし、複数本のワイヤが必要なため、部品点数が多くなる。部品点数の増加は製造コストの増大を招き得る。
【0005】
本開示は上記の点に鑑み、少ない部品点数で着座乗員の背部を安定して支持できるシートバックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様に係るシートバックは、車両用シートを構成するシートバックであって、前記シートバックの左右の端部に配設された左側シートバックサイドフレーム及び右側シートバックサイドフレームと、着座乗員の背部を支持するバックパッドと、前記左側シートバックサイドフレームと前記右側シートバックサイドフレームの間に配設され、その両端部が前記左側シートバックサイドフレームの上部と前記右側シートバックサイドフレームの上部とにそれぞれ取り付けられた1本のワイヤで構成された、前記バックパッドを弾性的に支持するパッド支持部と、を備え、前記パッド支持部は、前記左側シートバックサイドフレームの上部から前記右側シートバックサイドフレームに近接する方向に延びる第1の上部支持部と、前記右側シートバックサイドフレームの上部から前記左側シートバックサイドフレームに近接する方向に延びる第2の上部支持部と、左側シートバックサイドフレーム及び右側シートバックサイドフレームにおける前記第1の上部支持部又は第2の上部支持部が取り付けられた高さ位置から、前記シートバックの下端に近接する高さ位置まで延び、両端部が前記第1の上部支持部の先端と前記第2の上部支持部の先端とにそれぞれ連結したU字状の中央支持部と、を含む。
【0007】
このようなシートバックにおいては、1本のワイヤでバックパッドが支持できるため、少ない部品点数で安定して着座乗員の背部を支持することができる。
【0008】
本開示の第2の態様に係るシートバックは、上記本開示の第1の態様に係るシートバックにおいて、前記中央支持部は、一端が前記第1の上部支持部の先端又は前記第2の上部支持部の先端に連結し前記左側シートバックサイドフレーム及び前記右側シートバックサイドフレームの延在方向に沿って延びる一対の直線部と、前記一対の直線部の他端から前記着座乗員の腰部に近づく方向に延びるU字状の腰部支持部と、を含む。
【0009】
このようなシートバックにおいては、一対の直線部を設けたことで、シートバックを倒してその背面を荷物を載せるためのスペースとして利用する場合に、シートバックの背面に置かれた荷物が安定する。また、腰部支持部が着座乗員の腰部に近づくように延在しているため、着座乗員の腰部をしっかり支持することができ、着座乗員の疲労を低減することが期待できる。
【発明の効果】
【0010】
本開示のシートバックによれば、少ない部品点数で着座乗員の背部を安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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