TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024162535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078124
出願日2023-05-10
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/42 20060101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の後面衝突時に乗員の背部のシートバックへの入り込みが妨げられることを抑制する。
【解決手段】車両用シート10は、乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッション12と、乗員の背部をシート後方側から支持するシートバック14と、を備えている。シートバック14は、バックパッド20と、バックパッド20を覆うバックトリム22と、を有している。バックトリム22には、バックパッド20がシート後方側へ向けて押圧された際に、バックパッド20とバックトリム22との間のガスが排出されるガス排出孔24が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
バックパッドと、前記バックパッドを覆う被覆部材と、を有し、乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、
前記バックパッドがシート後方側へ向けて押圧された際に、前記バックパッドと前記被覆部材との間のガスが排出されるガス排出部と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ガス排出部は、前記被覆部材におけるシート後方側の面に形成されたガス排出孔となっている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記被覆部材におけるシート後方側の面には、複数の前記ガス排出孔が形成され、
シート幅方向の中央部に形成された前記ガス排出孔の大きさが、シート幅方向の両側部分に形成された前記ガス排出孔の大きさよりも大きくなっている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記被覆部材におけるシート後方側の面には、複数の前記ガス排出孔が形成され、
前記被覆部材を厚み方向から見て、前記被覆部材の単位面積あたりに占める前記ガス排出孔の面積の割合を開口率とした場合において、
シート幅方向の中央部における前記開口率が、シート幅方向の両側部分における前記開口率よりも高くなっている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記被覆部材におけるシート後方側の面には、ポケットが設けられており、
前記ガス排出孔が、前記被覆部材において前記ポケットの内部に位置する部分に形成されている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記ガス排出孔が、前記被覆部材におけるシート後方側の面の下方側の部位に形成されている請求項2に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両の後面衝突時に乗員に作用する荷重を低減することを実現した車両用シートが開示されている。この文献に記載された車両用シートは、第1エアバッグ、第2エアバッグ及び第3エアバッグを備えている。第1エアバッグは、シートバックの上方側の部位の内部に設けられている。また、第2エアバッグは、シートバックの下方側の部位の内部に設けられている。さらに、第3エアバッグは、ヘッドレストの内部に設けられている。そして、車両の後面衝突時に、乗員の背部がシートバックにおいて第1エアバッグと対応する部位を押圧すると、第1エアバッグが圧縮されて、第1エアバッグ内の空気が第3エアバッグ内に移動する。これにより、第3エアバッグが膨張して、ヘッドレストの前部が前方側へ突出した状態となり、乗員の頭部に作用する荷重が第3エアバッグにより緩和される。また、乗員の頭部がヘッドレストにおいて第3エアバッグと対応する部位を押圧すると、第3エアバッグが圧縮されて、第3エアバッグ内の空気が第2エアバッグ内に移動する。これにより、第2エアバッグが膨張して、シートバックの下方側の部位が前方側へ突出した状態となり、乗員の腰部に作用する荷重が第2エアバッグにより緩和される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-192906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載された構成は、車両の後面衝突時に乗員に作用する荷重を低減するという観点では有用な構成ではあるが、車両の後面衝突時に乗員の背部のシートバックへの入り込みが妨げられることを抑制するという観点では改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の後面衝突時に乗員の背部のシートバックへの入り込みが妨げられることを抑制することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、バックパッドと、前記バックパッドを覆う被覆部材と、を有し、乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、前記バックパッドがシート後方側へ向けて押圧された際に、前記バックパッドと前記被覆部材との間のガスが排出されるガス排出部と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、車両の後面衝突時に、乗員の背部がバックパッドをシート後方側へ向けて押圧すると、バックパッドと被覆部材との間のガスがガス排出部を通じて排出される。これにより、バックパッドと被覆部材との間のガスの圧力が高まることが抑制され、乗員の背部のシートバックへの入り込みが妨げられることを抑制することができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記ガス排出部は、前記被覆部材におけるシート後方側の面に形成されたガス排出孔となっている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、乗員の背部がバックパッドをシート後方側へ向けて押圧すると、バックパッドと被覆部材との間のガスが被覆部材に形成されたガス排出孔を通じて排出される。これにより、バックパッドと被覆部材との間のガスの圧力が高まることが抑制され、乗員の背部のシートバックへの入り込みが妨げられることを抑制することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第2の態様の車両用シートにおいて、前記被覆部材におけるシート後方側の面には、複数の前記ガス排出孔が形成され、シート幅方向の中央部に形成された前記ガス排出孔の大きさが、シート幅方向の両側部分に形成された前記ガス排出孔の大きさよりも大きくなっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本発條株式会社
接合体
1か月前
日本発條株式会社
接合体
1か月前
日本発條株式会社
ロック装置
今日
日本発條株式会社
ロック装置
今日
日本発條株式会社
車両用シート
7日前
日本発條株式会社
車両用シート
7日前
日本発條株式会社
車両用シート
今日
日本発條株式会社
車両用シート
20日前
日本発條株式会社
体圧調整シート
今日
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
1日前
日本発條株式会社
ヘッド駆動装置
1日前
日本発條株式会社
二部材同士の接合構造
20日前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
6日前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
6日前
日本発條株式会社
積層体及び積層体の製造方法
1か月前
日本発條株式会社
シートカバー及び車両用シート
1日前
日本発條株式会社
車両用シート及びその製造方法
21日前
日本発條株式会社
ヘッドレスト及び車両用シート
今日
トヨタ自動車株式会社
ワッシャ
1か月前
日本発條株式会社
シートクッション及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
駐車装置および駐車装置の制御方法
1か月前
日本発條株式会社
ステーターの製造方法及びステーター
6日前
日本発條株式会社
スライドレール装置及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
ランバーサポート装置及び車両用シート
20日前
日本発條株式会社
ワークのクリーニング装置と、クリーニング方法
28日前
日本発條株式会社
積層体
今日
日本発條株式会社
プローブユニット
13日前
日本発條株式会社
連結機構を備えた搬送装置
今日
日本発條株式会社
充電装置を備えた駐車装置
1か月前
日本発條株式会社
テープドライブ装置と、テープドライブ装置のヘッド部の状態を検出する方法
1日前
日本発條株式会社
レーザ溶接装置と、レーザ溶接方法
7日前
個人
車両
14日前
個人
自動車運転補助装置
7日前
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
6日前
続きを見る