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公開番号2024145799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058304
出願日2023-03-31
発明の名称積層体及び積層体の製造方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02K 15/02 20060101AFI20241004BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】仮接合部の除去しやすさと積層体の扱いやすさを両立した積層体及び積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】積層体1は、第1の所定の枚数の鉄心片10が積層され、鉄心片10のそれぞれは、隣接する鉄心片10と仮接合する仮接合部20を有し、鉄心片10は、平面視における仮接合部20の位置を1枚ずつ又は複数枚ごとに変えながら、隣接する鉄心片10と仮接合部20で仮接合して、第1の所定の枚数が積層されている。積層体の製造方法は、第3の鉄心片又は第1の所定の枚数よりも少ない複数枚の第3の鉄心片を仮接合部20で仮接合した第1の仮接合体を得て、第1の仮接合体の仮接合部に仮接合する第7の仮接合部と仮接合しない第8の仮接合部とを有する第4の鉄心片又はこれを積層した第2の仮接合体を第1の仮接合体に仮接合し、第7の仮接合部とは仮接合せず第8の仮接合部と仮接合する鉄心片を第4の鉄心片又は第2の仮接合体に仮接合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の所定の枚数の鉄心片が積層された積層体であって、
前記鉄心片のそれぞれは、隣接する前記鉄心片と仮接合する仮接合部を有し、
前記鉄心片は、平面視における前記仮接合部の位置を1枚ずつ又は複数枚ごとに変えながら、隣接する前記鉄心片と前記仮接合部で仮接合して、前記第1の所定の枚数が積層されている、
積層体。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記鉄心片が積層される方向である積層方向に前記仮接合部が連続する前記鉄心片の最大の枚数が、前記第1の所定の枚数よりも少ない第2の所定の枚数である、
請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記仮接合部が連続する態様で前記第2の所定の枚数以下の第3の所定の枚数の前記鉄心片が前記積層方向に積層されたブロック部を含む、
請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記ブロック部を構成する前記鉄心片が第1の鉄心片であり、
前記ブロック部に隣接する前記鉄心片が、前記第1の鉄心片よりも前記仮接合部の数が多い第2の鉄心片である、
請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記鉄心片の前記仮接合部以外の部分を鉄心片本体とし、
前記第1の鉄心片の前記仮接合部が、少なくとも、第1の仮接合部と、平面視における前記第1の鉄心片の前記鉄心片本体の図心を対称の中心として前記第1の仮接合部に対して点対称の位置に配置された第2の仮接合部と、を有し、
前記第2の鉄心片の前記仮接合部が、少なくとも、第3の仮接合部と、平面視における前記第2の鉄心片の前記鉄心片本体の図心を対称の中心として前記第3の仮接合部に対して点対称の位置に配置された第4の仮接合部と、第5の仮接合部と、平面視における前記第2の鉄心片の前記鉄心片本体の図心を対称の中心として前記第5の仮接合部に対して点対称の位置に配置された第6の仮接合部と、を有すると共に、前記第3の仮接合部と前記第4の仮接合部とを結んで前記第2の鉄心片の前記鉄心片本体の図心を通る第1の仮想直線と、前記第5の仮接合部と前記第6の仮接合部とを結んで前記第2の鉄心片の前記鉄心片本体の図心を通る第2の仮想直線と、が所定の角度で交差する位置に配置されている、
請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
前記鉄心片のそれぞれは、共通の形状を有する、
請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
第1の所定の枚数の鉄心片が積層された積層体を製造する方法であって、
前記鉄心片のそれぞれは、隣接する前記鉄心片と仮接合する仮接合部を有し、
前記鉄心片である第3の鉄心片、又は前記第1の所定の枚数よりも少ない複数枚の前記第3の鉄心片を前記仮接合部で仮接合して得られた第1の仮接合体を、生成する工程と、
前記第3の鉄心片又は前記第1の仮接合体の前記仮接合部に仮接合する第7の仮接合部と、前記第3の鉄心片又は前記第1の仮接合体に仮接合されない第8の仮接合部と、を有する前記鉄心片である第4の鉄心片、又は前記第1の所定の枚数よりも少ない複数枚の前記第4の鉄心片を前記仮接合部で仮接合して得られた第2の仮接合体を、前記第3の鉄心片又は前記第1の仮接合体に仮接合する工程と、
前記第4の鉄心片又は前記第2の仮接合体の前記第7の仮接合部とは仮接合せずに前記第8の仮接合部と仮接合する前記仮接合部を有する前記鉄心片を、前記第4の鉄心片又は前記第2の仮接合体に仮接合する工程と、を備える、
積層体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は積層体及び積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ダミーカシメを十分容易に取り外すことができ、積層されたバラコア(カシメを有しない加工体)が崩れにくい積層体を得るために、以下の技術が開示されている。それは、ダミーカシメによって複数の加工体を連結して第1積層ブロックを得て、第1積層ブロックの上に少なくとも一枚のバラコアを積層したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6401605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された積層体は、バラコアを用いているため、積層鉄心全体が一体化されておらず、取り扱いが困難となる。
【0005】
本開示は上述の課題に鑑み、仮接合部の除去しやすさと積層体の扱いやすさを両立した積層体及び積層体の製造方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様に係る積層体は、第1の所定の枚数の鉄心片が積層された積層体であって、前記鉄心片のそれぞれは、隣接する前記鉄心片と仮接合する仮接合部を有し、前記鉄心片は、平面視における前記仮接合部の位置を1枚ずつ又は複数枚ごとに変えながら、隣接する前記鉄心片と前記仮接合部で仮接合して、前記第1の所定の枚数が積層されている。
【0007】
このように構成すると、平面視における仮接合部の位置を変えつつ、積層される鉄心片のそれぞれは隣接する鉄心片と仮接合しているので、仮接合部の除去しやすさと積層体の扱いやすさを両立することができる。
【0008】
また、本開示の第2の態様に係る積層体は、上記本開示の第1の態様に係る積層体において、前記鉄心片が積層される方向である積層方向に前記仮接合部が連続する前記鉄心片の最大の枚数が、前記第1の所定の枚数よりも少ない第2の所定の枚数である。
【0009】
このように構成すると、仮接合部が連続する鉄心片の枚数が積層体全体を構成する鉄心片の枚数よりも少なくなるので、積層体の扱いやすさを維持しつつ仮接合部が除去しやすくなる。
【0010】
また、本開示の第3の態様に係る積層体は、上記本開示の第2の態様に係る積層体において、前記仮接合部が連続する態様で前記第2の所定の枚数以下の第3の所定の枚数の前記鉄心片が前記積層方向に積層されたブロック部を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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