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公開番号
2024140230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051268
出願日
2023-03-28
発明の名称
電力変換装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電力変換装置を流動性のある密着部材を介して放熱体に取り付ける場合の作業効率を向上させることが可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】この電力変換装置100では、電力変換装置筐体1を構成する背面プレート1aは、回路基板部2と対向する内表面11aと、電力変換装置筐体1とは別個に設けられた放熱体3に対して流動性のある密着部材4を介して対向する外表面11bとを有するとともに、外表面11bの外周近傍に溝11cが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
背面プレートと、前記背面プレートを覆うカバー部材とを含む電力変換装置筐体と、
前記電力変換装置筐体の内部に配置され、スイッチング素子を含む、回路基板部と、を備え、
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートは、前記回路基板部と対向する内表面と、前記電力変換装置筐体とは別個に設けられた放熱体に対して流動性のある密着部材を介して対向する外表面とを有するとともに、前記外表面の外周近傍に溝が設けられている、電力変換装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートは、フィンが設けられていない金属プレートである、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートに設けられる前記溝は、前記回路基板部に当接する前記内表面の部分に対応する前記外表面の部分を取り囲むように周状に設けられている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートは、前記溝の内周側の開口端の角部が丸形形状に構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートは、前記溝の内周側の底面側の角部が丸形形状に構成されている、請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートに設けられる前記溝は、開口端から底面側に向かって先細るように構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記電力変換装置筐体を構成する前記背面プレートの前記外表面において、前記溝が延びる方向に直交する方向における前記溝の幅は、前記溝の深さよりも大きい、請求項1に記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、背面に冷却フィンが複数設けられるインバータ装置が開示されている。特許文献1では、配電盤の内部の風洞に冷却フィンを挿入し、風洞の板面にインバータ装置を取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-108323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されている電力変換装置(インバータ装置)は、ヒートシンクが放熱フィンを含むことにより、電力変換装置が大型化するという課題がある。そこで、ヒートシンクを設けずに、配電盤の板面(板金等の金属製)に取り付けて板金を放熱体とする場合がある。
【0006】
この場合に、電力変換装置の外表面と放熱体との間に隙間が形成されると電力変換装置の外表面と放熱体との間に空気が残り、空気を介して電力変換装置から放熱体に伝熱されるため、熱伝導率が低下するという課題が生じる。そのため、隙間が形成されないように流動性のある密着部材を電力変換装置の外表面と、壁部などの放熱体との間に塗布する場合がある。
【0007】
ここで、密着部材の塗布量が少ないと電力変換装置の外表面と放熱体との間の隙間が形成されることを抑制することが困難となる。そこで、取付作業現場では、作業者は不足しないように電力変換装置に密着部材を過度に塗布し、電力変換装置の外表面と放熱体との隙間からはみ出した流動性のある密着部材を清掃する場合がある。この結果、清掃作業を行う必要があるため、電力変換装置を放熱体に取り付ける場合の作業効率が低くなるという問題点がある。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電力変換装置を流動性のある密着部材を介して放熱体に取り付ける場合の作業効率を向上させることが可能な電力変換装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、この発明の一局面による電力変換装置は、背面プレートと、背面プレートを覆うカバー部材とを含む電力変換装置筐体と、電力変換装置筐体の内部に配置され、スイッチング素子を含む、回路基板部と、を備え、電力変換装置筐体を構成する背面プレートは、回路基板部と対向する内表面と、電力変換装置筐体とは別個に設けられた放熱体に対して流動性のある密着部材を介して対向する外表面とを有するとともに、外表面の外周近傍に溝が設けられている。
【0010】
この発明の一の局面による電力変換装置では、上記のように構成することにより、電力変換装置筐体を放熱体に固定した場合に、密着部材が圧迫されて、電力変換装置筐体の外表面に沿って流れたとしても、溝に密着部材が流れ込むことにより、溝よりも背面プレートの外周側に密着部材が流れることを抑制することができる。これにより、作業者は、電力変換装置筐体の背面プレートに流動性のある密着部材を多く塗布した場合でも、密着部材が電力変換装置筐体からはみ出ることはないため、はみ出した密着部材を拭き取って清掃する作業が必要なくなる。この結果、電力変換装置を流動性のある密着部材を介して放熱体に取り付ける場合の作業効率を向上させることができる。また、電力変換装置筐体に溝が設けられているため、放熱体に溝が設けられている場合と異なり、放熱体の平面部分であればどこでも取り付けることができる。その結果、電力変換装置筐体の配置の自由度が低下することを抑制することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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