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公開番号
2024145460
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057819
出願日
2023-03-31
発明の名称
駐車装置
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
E04H
6/06 20060101AFI20241004BHJP(建築物)
要約
【課題】信頼性の高い駐車装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る駐車装置は、車両を載置可能な複数のパレットと、前記複数のパレットに各々設置された検出装置と、前記複数のパレットを昇降移動させるパレット駆動部と、前記パレット駆動部を制御する制御部と、を備え、前記検出装置は、対応するパレットの傾きを検出し、前記パレットの傾きを示す検出信号を出力する検出部と、前記検出信号を送信する送信部を含む通信部と、を含み、前記複数のパレットに各々設置された検出装置の少なくとも一つにおいて、前記通信部は、残りのパレットに設置された検出装置のうちの少なくとも一つの検出装置から送信された検出信号の伝送を中継する中継部を含み、前記制御部は、前記検出信号を受信し、前記検出信号に基づいて前記パレット駆動部を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を載置可能な複数のパレットと、
前記複数のパレットに各々設置された検出装置と、
前記複数のパレットを昇降移動させるパレット駆動部と、
前記パレット駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記検出装置は、
対応するパレットの傾きを検出し、前記パレットの傾きを示す検出信号を出力する検出部と、
前記検出信号を送信する送信部を含む通信部と、
を含み、
前記複数のパレットに各々設置された検出装置の少なくとも一つにおいて、前記通信部は、残りのパレットに設置された検出装置のうちの少なくとも一つの検出装置から送信された検出信号の伝送を中継する中継部を含み、
前記制御部は、前記検出信号を受信し、前記検出信号に基づいて前記パレット駆動部を制御する、駐車装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記複数のパレットは、第1グループ又は前記第1グループとは異なる第2グループに属し、
前記第1グループには複数のパレットが属し、
前記第2グループには複数のパレットが属し、
前記第1グループに属する複数のパレットのうち、少なくとも一つのパレットに設置された第1検出装置に含まれる通信部は、前記中継部を含み、
前記2グループに属する複数のパレットのうち、少なくとも一つのパレットに設置された第2検出装置の通信部は、前記中継部を含む、請求項1に記載の駐車装置。
【請求項3】
前記第1グループに属する複数のパレットのうち、残りのパレットに設置された検出装置から出力された検出信号の伝送は、前記第1検出装置の通信部に含まれる中継部により中継され、
前記第2グループに属する複数のパレットのうち、残りのパレットに設置された検出装置から出力された検出信号の伝送は、前記第2検出装置の通信部に含まれる中継部により中継される、請求項2に記載の駐車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の一実施形態は、自動車などの車両を駐車するための駐車装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の駐車装置として、パレット上に車両を載置して立体的に積み重ねて駐車させる、いわゆる多段式駐車装置が知られている。多段式駐車装置では、パレットを上下方向に昇降させ、または左右方向に横行させることにより、入出庫口に移動したパレットに車両を入出庫させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-126835号公報
特開平4-319184号公報
特開2020-002553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多段式駐車装置におけるパレットの昇降動作は、主に、パレットに設置された吊チェーンの巻き上げ、または巻き下げによって行われる。このようなパレットの昇降時、複数の吊チェーンの同期誤差などによりパレットの水平姿勢が維持できずにパレットが傾く虞がある。パレットが傾いた状態でパレットの昇降動作が実行されると、パレットが装置を損傷させたり、パレットに載置された車両が傾いて車両、装置またはその双方が損傷したりする可能性がある。車両、装置またはその双方の損傷を防止するため、パレットの傾きが大きい場合にパレットの移動を停止させることがある。この場合、パレットの移動を制御する制御装置の位置とパレットの位置とが離れていると、パレットから制御装置に送信されるパレットの傾き異常を知らせる信号が制御装置に届かないことがある。また、パレット上に載置された車両などの障害物により、パレットから制御装置に送信されるパレットの傾き異常を知らせる信号が遮られ、該信号が制御装置に届かないことがある。
【0005】
本開示の一実施形態は、上記問題に鑑み、信頼性の高い駐車装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る駐車装置は、車両を載置可能な複数のパレットと、前記複数のパレットに各々設置された検出装置と、前記複数のパレットを昇降移動させるパレット駆動部と、前記パレット駆動部を制御する制御部と、を備え、前記検出装置は、対応するパレットの傾きを検出し、前記パレットの傾きを示す検出信号を出力する検出部と、前記検出信号を送信する送信部を含む通信部と、を含み、前記複数のパレットに各々設置された検出装置の少なくとも一つにおいて、前記通信部は、残りのパレットに設置された検出装置のうちの少なくとも一つの検出装置から送信された検出信号の伝送を中継する中継部を含み、前記制御部は、前記検出信号を受信し、前記検出信号に基づいて前記パレット駆動部を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、信頼性の高い駐車装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的な側面図である。
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的な正面図である。
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的なブロック図である。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的な正面図である。
本開示の一実施形態に係る駐車装置における、検出装置から制御装置への信号の送信経路を説明するための概略図である。
本開示の一実施形態に係る駐車装置において、中継器の処理の一例を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的な側面図である。
本開示の一実施形態に係る駐車装置の構成を示す模式的な正面図である。
本開示の一実施形態に係る検出装置の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似の要素には、同一の符号(又は数字の後にa、b、A、Bなど)を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有しない。
【0010】
本明細書において、ある部材又は領域が他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限りこれは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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