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公開番号
2024143730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056545
出願日
2023-03-30
発明の名称
複合電源回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電力効率が向上した複合電源回路を提供する。
【解決手段】複合電源回路1,2は、電源電圧を生成するプライマリ電源10,20と、プライマリ電源が生成した電源電圧に応じて出力電圧をそれぞれ生成する複数のセカンダリ電源12,14,SL1~SLnと、を備える。プライマリ電源10,20は、出力電圧に応じたフィードバック信号に基づいて、電源電圧を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電源電圧を生成するプライマリ電源と、
前記プライマリ電源が生成した電源電圧に応じた出力電圧をそれぞれ生成する複数のセカンダリ電源と、を備え、
前記プライマリ電源は、前記出力電圧に応じたフィードバック信号に基づいて、前記電源電圧を生成する、
複合電源回路。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記セカンダリ電源は、前記プライマリ電源が生成した電源電圧に応じて、基準電圧まで出力電圧を上げ、
前記プライマリ電源は、前記セカンダリ電源の出力電圧が前記基準電圧に達したことに応じて、前記セカンダリ電源の出力電圧が前記基準電圧に維持しつつ、前記電源電圧を下げる、
請求項1に記載の複合電源回路。
【請求項3】
前記セカンダリ電源は、前記電源電圧に応じて基準電圧を出力電圧として生成し、
前記プライマリ電源は、前記セカンダリ電源の出力電圧が前記基準電圧から変化したことに応じて、前記セカンダリ電源の出力電圧が前記基準電圧に維持されるように、前記電源電圧を変化させる、
請求項2に記載の複合電源回路。
【請求項4】
前記フィードバック信号を前記プライマリ電源に伝送する伝送回路をさらに備え、
前記伝送回路は、前記複数のセカンダリ電源のそれぞれの出力電圧に基づいて、前記複数のセカンダリ電源のそれぞれが生成した出力電圧のいずれかを選択し、選択した出力信号に応じたフィードバック信号を前記プライマリ電源に伝送する、
請求項1に記載の複合電源回路。
【請求項5】
前記伝送回路は、前記複数のセカンダリ電源のそれぞれの出力電圧に応じた電力効率に基づいて、前記複数のセカンダリ電源のそれぞれが生成した出力電圧のいずれかを選択する、
請求項4に記載の複合電源回路。
【請求項6】
前記セカンダリ電源は、リニアレギュレータであり、
前記プライマリ電源は、前記フィードバック信号に基づいて、前記セカンダリ電源の基準電圧および前記リニアレギュレータのドロップ電圧に応じた電源電圧を生成する、
請求項1に記載の複合電源回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複合電源回路に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、入力電圧から出力電圧を生成するプライマリ電源と、その出力電圧から第2出力電圧をそれぞれ生成する複数のセカンダリ電源を備えたシステム電源が知られている(特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-202714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のプライマリ電源は、セカンダリ電源の負荷によらない出力電圧をセカンダリ電源に供給する。このため、セカンダリ電源の負荷が変動した場合には、その電力効率が低下することがある。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、電力効率が向上した複合電源回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様の複合電源回路は、プライマリ電源が生成した電源電圧に応じて出力電圧をそれぞれ生成する複数のセカンダリ電源と、を備える。プライマリ電源は、出力電圧に応じたフィードバック信号に基づいて、電源電圧を生成する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電力効率が向上した複合電源回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る複合電源回路の回路図である。
図2は、第2実施形態に係る複合電源回路の回路図である。
図3は、プライマリ電源が起動時に必要な出力電圧を生成するときのプライマリ電源の動作の一例を説明するための図である。
図4は、セカンダリ電源のそれぞれが無負荷であるときのプライマリ電源の動作の一例を説明するための図である。
図5は、負荷によって出力電圧が低下したときのプライマリ電源の動作の一例を説明するための図である。
図6は、フィードバック信号の検出回路の一例を示す図である。
図7は、検出回路の動作を説明するための論理図である。
図8は、第2実施形態に係る複合電源回路の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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