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公開番号2025104515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222374
出願日2023-12-28
発明の名称アンプ及びモータ装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H03F 3/70 20060101AFI20250703BHJP(基本電子回路)
要約【課題】出力ノイズを低減できるアンプを提供する。
【解決手段】アンプ(1)は、基準取得フェーズと信号伝搬フェーズとを交互に繰り返すように構成されたスイッチトキャパシタアンプ(2)と、前記スイッチトキャパシタアンプの出力をサンプリングして保持するように構成されたサンプルホールド回路(3)と、前記サンプルホールド回路を制御するように構成されたコントローラ(4)と、を備える。前記コントローラは、前記サンプリングのタイミングとパルス信号のエッジタイミングとが重なるときに前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基準取得フェーズと信号伝搬フェーズとを交互に繰り返すように構成されたスイッチトキャパシタアンプと、
前記スイッチトキャパシタアンプの出力をサンプリングして保持するように構成されたサンプルホールド回路と、
前記サンプルホールド回路を制御するように構成されたコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記サンプリングのタイミングとパルス信号のエッジタイミングとが重なるときに前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせるように構成されている、アンプ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記サンプルホールド回路の出力を増幅するように構成された出力アンプを備える、請求項1に記載のアンプ。
【請求項3】
前記コントローラは、前記パルス信号の周波数が閾値以上である場合に、前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせる制御を無効にするように構成されている、請求項1に記載のアンプ。
【請求項4】
前記コントローラは、前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせる制御が所定回数連続した場合に、前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせる制御を無効にするように構成されている、請求項1に記載のアンプ。
【請求項5】
前記パルス信号はPWM信号である、請求項1に記載のアンプ。
【請求項6】
モータと、
前記モータを駆動するように構成されたモータドライバと、
シャント抵抗と、
前記シャント抵抗の両端電位差を増幅するように構成された請求項1~5のいずれか一項に記載のアンプと、
を備える、モータ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンプ及びモータ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータに流れる電流を検出する手法として、モータに流れる電流をシャント抵抗で検出し、シャント抵抗の両端電位差をアンプで増幅する手法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-134631号公報
【0004】
[概要]
しかしながら、モータを駆動するモータドライバで用いられるPWM(Pulse Width Modulation)信号のエッジタイミングでは大きなノイズが発生し、このノイズがアンプの出力に影響する。これにより、アンプの出力ノイズが大きくなり、電流の検出精度が低下する。
【0005】
本開示に係るアンプは、基準取得フェーズと信号伝搬フェーズとを交互に繰り返すように構成されたスイッチトキャパシタアンプと、前記スイッチトキャパシタアンプの出力をサンプリングして保持するように構成されたサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド回路を制御するように構成されたコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記サンプリングのタイミングとパルス信号のエッジタイミングとが重なるときに前記サンプルホールド回路に前記サンプリングをスキップさせるように構成されている。
【0006】
本開示に係るモータ装置は、モータと、前記モータを駆動するように構成されたモータドライバと、前記モータを流れる電流を検出するように構成されたシャント抵抗と、前記シャント抵抗の両端電位差を増幅するように構成された上記アンプと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るアンプの構成を示すブロック図である。
図2は、スイッチトキャパシタアンプ、サンプルホールド回路、及び出力アンプの構成例を示す図である。
図3は、実施形態に係るアンプの状態を示すタイミングチャートである。
図4は、コントローラのサンプルホールド制御の第1動作例を示すフローチャートである。
図5は、コントローラのサンプルホールド制御の第2動作例を示すフローチャートである。
図6は、コントローラのサンプルホールド制御の第3動作例を示すフローチャートである。
図7は、モータ装置の構成を示す図である。
【0008】
[詳細な説明]
<実施形態に係るアンプの概略構成>
図1は、実施形態に係るアンプ1(以下、「アンプ1」と略す。)の構成を示すブロック図である。アンプ1は、正側入力端子INPと、負側入力端子INMと、スイッチトキャパシタアンプ2と、サンプルホールド回路3と、コントローラ4と、出力アンプ5と、正側出力端子OUTPと、負側出力端子OUTMと、を備える。
【0009】
正側入力端子INPは、スイッチトキャパシタアンプ2の正側入力端に接続される。正側入力端子INPは、正側入力電圧VINPを受け取るように構成された端子である。
【0010】
負側入力端子INMは、スイッチトキャパシタアンプ2の負側入力端に接続される。負側入力端子INMは、負側入力電圧VINMを受け取るように構成された端子である。
(【0011】以降は省略されています)

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