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公開番号
2025110997
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005117
出願日
2024-01-17
発明の名称
半導体装置、電子機器、車両
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H02H
7/20 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】異常保護機能を損なうことなく容量性負荷を適切に駆動する。
【解決手段】半導体装置1は、例えば、出力スイッチ9と、監視対象温度ΔTempが過熱保護閾値Ttsdを上回ると出力スイッチ9を強制オフして監視対象温度ΔTempが過熱解除閾値TtsdLを下回ると出力スイッチ9の強制オフを解除する過熱保護回路36と、を備える。過熱保護閾値Ttsdは、出力スイッチ9の両端間電圧Vdsが低いほど引き上げられる。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
出力スイッチと、
監視対象温度が過熱保護閾値を上回ると前記出力スイッチを強制オフして前記監視対象温度が過熱解除閾値を下回ると前記出力スイッチの強制オフを解除するように構成された過熱保護回路と、
を備え、
前記過熱保護閾値は、前記出力スイッチの両端間電圧が低いほど引き上げられる、半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記監視対象温度は、前記出力スイッチを含むパワー素子領域で検出される第1温度と前記パワー素子領域以外で検出される第2温度との温度差である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記過熱保護回路は、前記温度差に応じた検出電圧がオフセット電圧よりも高いときに前記出力スイッチを強制オフして前記検出電圧が前記オフセット電圧よりも低いときに前記出力スイッチの強制オフを解除する、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記過熱保護回路は、前記出力スイッチの両端間電圧に応じて増減される可変電流を生成するように構成された電流源と、前記可変電流に応じて前記オフセット電圧を生成するように構成されたオフセット抵抗と、を含む、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記出力スイッチに流れる出力電流を過電流保護閾値以下に制限するように構成された過電流保護回路と、
前記過電流保護回路及び前記過熱保護回路それぞれを通常モードに設定するか容量性負荷駆動モードに設定するかを切り替えるように構成されたモード制御回路と、
をさらに備え、
前記容量性負荷駆動モードでは、前記通常モードと比べて前記過電流保護閾値及び前記過熱保護閾値が引き下げられる、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記モード制御回路は、前記出力スイッチのオン遷移時に前記過電流保護回路及び前記過熱保護回路それぞれを前記容量性負荷駆動モードに設定し、復帰条件の充足時に前記過電流保護回路及び前記過熱保護回路それぞれを前記容量性負荷駆動モードから前記通常モードに切り替える、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記通常モードにおいて、前記過電流保護回路は、前記出力電流を前記過電流保護閾値以下に制限する電流制限動作、前記出力電流が前記過電流保護閾値まで増大する度に前記出力スイッチの強制オフと再起動を繰り返すヒカップ動作、又は、前記出力電流が前記過電流保護閾値まで増大した時点で前記出力スイッチを強制オフし続けるオフラッチ動作のいずれかを実施する、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記出力スイッチは、電源電極と出力電極との間を導通/遮断するように構成されたハイサイドスイッチ、又は、出力電極と基準電圧電極との間を導通/遮断するように構成されたローサイドスイッチである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の半導体装置と、
前記半導体装置に接続される負荷と、
を備える、電子機器。
【請求項10】
請求項9に記載の電子機器を備える、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置、電子機器及び車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本願出願人は、IPD[intelligent power device]、SPS[smart power switch]と呼ばれる半導体装置に関して、これまでに数多くの新技術を提案している(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/187785号
【0004】
[概要]
しかしながら、従来の半導体装置は、容量性負荷の駆動手法(異常保護機能との両立)について検討の余地があった。
【0005】
例えば、本開示に係る半導体装置は、出力スイッチと、監視対象温度が過熱保護閾値を上回ると前記出力スイッチを強制オフして前記監視対象温度が過熱解除閾値を下回ると前記出力スイッチの強制オフを解除するように構成された過熱保護回路と、を備え、前記過熱保護閾値は、前記出力スイッチの両端間電圧が低いほど引き上げられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。
図2は、半導体装置の第1実施形態を示す図である。
図3は、機械式ヒューズを備えた電子機器の一例を示す図である。
図4は、半導体装置の第2実施形態を示す図である。
図5は、異常保護動作の第1例を示す図である。
図6は、異常保護動作の第2例を示す図である。
図7は、異常保護動作の第3例を示す図である。
図8は、異常保護動作の第4例を示す図である。
図9は、第2実施形態における起動動作の第1例を示す図である。
図19は、第2実施形態における起動動作の第2例を示す図である。
図11は、第2実施形態における起動動作の第3例を示す図である。
図12は、半導体装置の第3実施形態を示す図である。
図13は、電流源の一構成例を示す図である。
図14は、過熱保護閾値の変化挙動を示す図である。
図15は、第3実施形態における起動動作の第1例を示す図である。
図16は、第3実施形態における起動動作の第2例を示す図である。
図17は、車両の外観を示す図である。
【0007】
[詳細な説明]
<電子機器>
図1は、半導体装置を備えた電子機器の一構成例を示す図である。本構成例の電子機器Aは、半導体装置1と、直流電源2と、負荷3と、を備える。
【0008】
半導体装置1は、直流電源2と負荷3との間を導通/遮断するハイサイドスイッチIC(IPDの一種)であり、パワーMISFET[metal insulator semiconductor field effect transistor]9と、コントローラ10と、を集積化して成る。
【0009】
また、半導体装置1は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部電極を備える。本図に即して述べると、半導体装置1は、ドレイン電極11(=電源電極VBBに相当)と、ソース電極12(=出力電極OUTに相当)と、入力電極13(=入力電極INに相当)と、基準電圧電極14(=接地電極GNDに相当)を備える。
【0010】
パワーMISFET9は、絶縁ゲート型パワートランジスタ(=出力スイッチ)の一例であり、ドレイン電極11とソース電極12との間を導通/遮断するハイサイドスイッチ素子として機能する。
(【0011】以降は省略されています)
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