TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024143821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056721
出願日2023-03-30
発明の名称シート表皮、表皮パッドアセンブリ及びシートバックの製造方法
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/58 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】容易に組付けることができるシート表皮、表皮パッドアセンブリ及びシートバックの製造方法を得る。
【解決手段】シート表皮10は、車両用シート12におけるシートバック14の背面を覆う表皮背部28と、表皮背部28のシート幅方向の両端部と隣接して配置されシートバック14の側面を覆う表皮側部30と、表皮背部28の下端部と隣接して配置されシートバック14の下面を覆う表皮下部32と、を含んで構成された表皮本体24と、表皮背部28と表皮側部30とを開閉可能に接続する縦接続部と、縦接続部と連続して構成されると共に表皮背部28と表皮下部32とを開閉可能に接続する横接続部と、を含んで構成された線ファスナ26と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両用シートにおけるシートバックの背面を覆う表皮背部と、前記表皮背部のシート幅方向の両端部と隣接して配置され前記シートバックの側面を覆う表皮側部と、前記表皮背部の下端部と隣接して配置され前記シートバックの下面を覆う表皮下部と、を含んで構成された表皮本体と、
前記表皮背部と前記表皮側部とを開閉可能に接続する縦接続部と、当該縦接続部と連続して構成されると共に前記表皮背部と前記表皮下部とを開閉可能に接続する横接続部と、を含んで構成された線ファスナと、
を有するシート表皮。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記線ファスナは、前記横接続部においてシート幅方向に分断されている、
請求項1に記載のシート表皮。
【請求項3】
前記線ファスナは、前記表皮背部のシート幅方向両端部及びシート下端部に沿って配置された内側構成部と、前記表皮側部及び前記表皮下部において、前記表皮背部と対向する端部に沿って配置された外側構成部と、を含んで構成されており、
前記外側構成部は、前記表皮下部に対して着脱可能とされている、
請求項1に記載のシート表皮。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載されたシート表皮と、
前記シート表皮と一体に発泡成形されたシートパッドと、
を有する表皮パッドアセンブリ。
【請求項5】
車両用シートのシートバックの背面を覆う表皮背部と、前記シートバックの側面を覆う表皮側部と、前記シートバックの下面を覆う表皮下部と、を含んで構成された表皮本体と、前記表皮背部のシート幅方向両端部及びシート下端部に沿って縫製された内側構成部と前記表皮側部において前記表皮背部と対向する端部に沿って縫製された外側構成部とを含んで構成された線ファスナと、を備えたシート表皮をシートパッドに固定して表皮パッドアセンブリを成形するアセンブリ成形工程と、
前記表皮パッドアセンブリを前記シートバックの骨格を構成するシートバックフレームに装着する装着工程と、
前記線ファスナの前記外側構成部を、前記表皮下部において前記表皮背部と対向する端部に取り付ける取付工程と、
前記線ファスナを閉めて前記内側構成部と前記外側構成部とを噛合させ、前記表皮背部のシート幅方向両端部及びシート下端部と、前記表皮側部及び前記表皮下部において前記表皮背部と対向する端部と、を接続する接続工程と、
を有するシートバックの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート表皮、表皮パッドアセンブリ及びシートバックの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両用シートにおいて、クッションパッド(シートパッド)の正面側表面の下端を覆う表皮(表皮下部)とクッションパッドの背面側表面を覆う背面材(表皮背部)とを連結させる構造が開示されている。
【0003】
下記特許文献1に記載の技術では、クッションパッドの正面側表面の下端を覆う表皮は、クッションパッドの下面を通って背面側へと折り曲げられ、その端末部には樹脂によって横断面J字状に一体成形されたJフックが縫製によって取り付けられている。また、クッションパッドの背面側表面を覆う背面材は、その下端部が内側にU字状に折り返され、その折り返し部の端末部には樹脂によって横断面J字状に一体成形されたJフックが縫製によって取り付けられている。この技術では、各端末部に縫製されたJフック同士を係合させることによって、表皮と背面材の各端末部同士が連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-45622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、表皮及び背面材を引っ張りながらJフック同士を係合させる必要がある。このため、Jフック同士の係合作業は難しく、作業者の熟練度が低い場合に多大な時間を要する。よって、シートの表皮を容易に組付けるには、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記の事実を考慮し、容易に組付けることができるシート表皮、表皮パッドアセンブリ及びシートバックの製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の本発明に係るシート表皮は、車両用シートにおけるシートバックの背面を覆う表皮背部と、前記表皮背部のシート幅方向の両端部と隣接して配置され前記シートバックの側面を覆う表皮側部と、前記表皮背部の下端部と隣接して配置され前記シートバックの下面を覆う表皮下部と、を含んで構成された表皮本体と、前記表皮背部と前記表皮側部とを開閉可能に接続する縦接続部と、当該縦接続部と連続して構成されると共に前記表皮背部と前記表皮下部とを開閉可能に接続する横接続部と、を含んで構成された線ファスナと、を有している。
【0008】
請求項1に記載の本発明によれば、線ファスナを閉めることで、縦接続部において表皮背部と表皮側部とが接続されると共に、横接続部において表皮背部と表皮下部とが接続される。ここで、横接続部は、縦接続部と連続して構成されているため、線ファスナを閉めるだけで、表皮背部、表皮側部及び表皮下部が接続される。よって、小さな力で容易にシート表皮の端部を閉じることができる。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係るシート表皮は、請求項1に記載の発明において、前記線ファスナは、前記横接続部においてシート幅方向に分断されている。
【0010】
請求項2に記載の本発明によれば、シート右側の線ファスナ及びシート左側の線ファスナをそれぞれ閉めた状態で、各線ファスナのスライダを、横接続部に配置させることができる。よって、各線ファスナのスライダを、シート下部の目立たない位置に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本発條株式会社
車両用シート
3日前
日本発條株式会社
車両用シート
3日前
日本発條株式会社
車両用シート
16日前
日本発條株式会社
二部材同士の接合構造
16日前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
2日前
日本発條株式会社
無励磁作動型ブレーキ装置
2日前
日本発條株式会社
車両用シート及びその製造方法
17日前
トヨタ自動車株式会社
ワッシャ
1か月前
日本発條株式会社
シートクッション及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
ステーターの製造方法及びステーター
2日前
日本発條株式会社
スライドレール装置及び車両用シート
1か月前
日本発條株式会社
ランバーサポート装置及び車両用シート
16日前
日本発條株式会社
ワークのクリーニング装置と、クリーニング方法
24日前
日本発條株式会社
プローブユニット
9日前
日本発條株式会社
充電装置を備えた駐車装置
1か月前
日本発條株式会社
レーザ溶接装置と、レーザ溶接方法
3日前
個人
車両
10日前
個人
電池交換式自動車
3か月前
個人
自動車運転補助装置
3日前
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
1か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
2か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2日前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
3日前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
24日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
続きを見る