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公開番号2024138857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049568
出願日2023-03-27
発明の名称配電盤設置方法
出願人個人
代理人個人,個人
主分類H02B 3/00 20060101AFI20241002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無くても、限られた人数で容易に配電盤を設置できる配電盤設置方法を提供する。
【解決手段】配電盤Aの一方側底面をターンテーブル4に載置し、他方側底面を搬送台車5に載置して配電盤Aを移動する第1ステップ、ターンテーブル4をレール20の下方に移動し、配電盤Aの一方側上面を吊具30Aに吊下げる第2ステップ、ターンテーブル4とハンドフォーク3をレール20から離間させ、配電盤Aの一方側底面を浮かせる第3ステップ、吊具30Aをレール20に摺動させ、搬送台車5をレール20の下方に移動する第4ステップ、配電盤Aの他方側上面を吊具30Bに吊下げる第5ステップ、吊具30A、30Bをレール20に摺動させ、搬送台車5をレール20から離間させ、配電盤Aを設置位置に合わせる第6ステップ、油圧ジャッキ15でレール20を降下させ、配電盤Aを設置する第7ステップを有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
門型リフターと盤搬送台とを用いた配電盤設置方法であって、
前記門型リフターは、
左右に配置される一対の台車と、
一対の前記台車のそれぞれの上部を繋ぐレールと、
前記レールに吊下げられる2つの吊具と
を有し、
それぞれの前記台車は、
軸方向を鉛直方向とする固定パイプと、
前記固定パイプ内に摺動可能に配置される可動パイプと、
前記固定パイプ内の下部に配置されて前記可動パイプを昇降させる油圧ジャッキと
を有し、
それぞれの前記吊具は、
前記レールに対して摺動するとともに回転し、
それぞれの前記可動パイプは、
それぞれの前記油圧ジャッキによって独立に昇降動作を行い、
前記盤搬送台として、
ハンドフォークに載置して用いるターンテーブルと、
平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車と
を用い、
配電盤の一方側底面を前記ターンテーブルに載置し、前記配電盤の他方側底面を前記搬送台車に載置して前記配電盤を移動する第1ステップと、
前記配電盤を載置した状態で、前記ターンテーブルを前記レールの下方に移動し、前記配電盤の一方側上面を一方の前記吊具に吊下げる第2ステップと、
前記第2ステップの後に、前記ターンテーブルを前記ハンドフォークとともに前記レールから離間させ、前記配電盤の前記一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、
前記第3ステップの後に、一方の前記吊具を前記レールに対して摺動させることで、前記搬送台車を前記レールの下方に移動する第4ステップと、
前記第4ステップの後に、前記配電盤の他方側上面を他方の前記吊具に吊下げる第5ステップと、
前記第5ステップの後に、2つの前記吊具を前記レールに対して摺動させるとともに前記搬送台車を前記レールから離間させることで、前記配電盤を設置位置に合わせる第6ステップと、
前記第6ステップの後に、前記油圧ジャッキによって前記レールを降下させることで、前記配電盤を設置する第7ステップと
を有する
ことを特徴とする配電盤設置方法。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記第2ステップの前に、
前記配電盤を載置するベースを位置決めし、
前記ベースの両側方に前記台車を配置し、
前記ベースと一方の前記台車との間には、前記ターンテーブル及び前記搬送台車が通過できるスペースを設け、
一対の前記台車に前記レールを取り付けることで前記門型リフターを組み立てる
ことを特徴とする請求項1に記載の配電盤設置方法。
【請求項3】
前記第4ステップ又は前記第6ステップにおける前記吊具を前記レールに対して摺動させる際には、前記吊具の摺動先が摺動元より低くなるように前記油圧ジャッキを操作する
ことを特徴とする請求項1に記載の配電盤設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、門型リフターを用いて配電盤を設置する配電盤設置方法に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1から特許文献4に示すように、配電盤を設置することができる門型リフターが既に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-113444号公報
特開2008-214056号公報
特開2004-307136号公報
特開2000-327262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、配電盤を設置する場所に既に他の設備や機材が持ち込まれており、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合には、これらの門型リフターを用いても配電盤の設置を容易に行うことはできない。
【0005】
本発明は、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無くても、限られた人数で容易に配電盤を設置することができる配電盤設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の配電盤設置方法は、門型リフター1と盤搬送台2とを用いた配電盤設置方法であって、前記門型リフター1は、左右に配置される一対の台車10A、10Bと、一対の前記台車10A、10Bのそれぞれの上部を繋ぐレール20と、前記レール20に吊下げられる2つの吊具30A、30Bとを有し、それぞれの前記台車10A、10Bは、軸方向を鉛直方向とする固定パイプ12A、12Bと、前記固定パイプ12A、12B内に摺動可能に配置される可動パイプ14と、前記固定パイプ12内の下部に配置されて前記可動パイプ14を昇降させる油圧ジャッキ15とを有し、それぞれの前記吊具30A、30Bは、前記レール20に対して摺動するとともに回転し、それぞれの前記可動パイプ14は、それぞれの前記油圧ジャッキ15によって独立に昇降動作を行い、前記盤搬送台2として、ハンドフォーク3に載置して用いるターンテーブル4と、平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車5とを用い、配電盤Aの一方側底面を前記ターンテーブル4に載置し、前記配電盤Aの他方側底面を前記搬送台車5に載置して前記配電盤Aを移動する第1ステップと、前記配電盤Aを載置した状態で、前記ターンテーブル4を前記レール20の下方に移動し、前記配電盤Aの一方側上面を一方の前記吊具30Aに吊下げる第2ステップと、前記第2ステップの後に、前記ターンテーブル4を前記ハンドフォーク3とともに前記レール20から離間させ、前記配電盤Aの前記一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、前記第3ステップの後に、一方の前記吊具30Aを前記レール20に対して摺動させることで、前記搬送台車5を前記レール20の下方に移動する第4ステップと、前記第4ステップの後に、前記配電盤Aの他方側上面を他方の前記吊具30Bに吊下げる第5ステップと、前記第5ステップの後に、2つの前記吊具30A、30Bを前記レール20に対して摺動させるとともに前記搬送台車5を前記レール20から離間させることで、前記配電盤Aを設置位置に合わせる第6ステップと、前記第6ステップの後に、前記油圧ジャッキ15によって前記レール20を降下させることで、前記配電盤Aを設置する第7ステップとを有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の配電盤設置方法において、前記第2ステップの前に、前記配電盤Aを載置するベースCを位置決めし、前記ベースCの両側方に前記台車10A、10Bを配置し、前記ベースCと一方の前記台車10Aとの間には、前記ターンテーブル4及び前記搬送台車5が通過できるスペースを設け、一対の前記台車10A、10Bに前記レール20を取り付けることで前記門型リフター1を組み立てることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の配電盤設置方法において、前記第4ステップ又は前記第6ステップにおける前記吊具30A、30Bを前記レール20に対して摺動させる際には、前記吊具30A、30Bの摺動先が摺動元より低くなるように前記油圧ジャッキ15を操作することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の配電盤設置方法によれば、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合であっても、限られた人数で配電盤を容易に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施例による配電盤設置方法に用いる門型リフターと盤搬送台とを示す写真
台車の要部を示す写真
吊具を示す写真
盤搬送台を示す写真
第2ステップの前に行う工程を説明する配置図
第1ステップを説明する図
第2ステップを説明する図
第3ステップを説明する図
第4ステップを説明する図
第4ステップを説明する図
第5ステップを説明する図
第6ステップを説明する図
第6ステップを説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による配電盤設置方法は、門型リフターが、左右に配置される一対の台車と、一対の台車のそれぞれの上部を繋ぐレールと、レールに吊下げられる2つの吊具とを有し、それぞれの台車が、軸方向を鉛直方向とする固定パイプと、固定パイプ内に摺動可能に配置される可動パイプと、固定パイプ内の下部に配置されて可動パイプを昇降させる油圧ジャッキとを有し、それぞれの吊具は、レールに対して摺動するとともに回転し、それぞれの可動パイプは、それぞれの油圧ジャッキによって独立に昇降動作を行い、盤搬送台として、ハンドフォークに載置して用いるターンテーブルと、平面上でいずれの方向にも移動できる搬送台車とを用い、配電盤の一方側底面をターンテーブルに載置し、配電盤の他方側底面を搬送台車に載置して配電盤を移動する第1ステップと、配電盤を載置した状態で、ターンテーブルをレールの下方に移動し、配電盤の一方側上面を一方の吊具に吊下げる第2ステップと、第2ステップの後に、ターンテーブルをハンドフォークとともにレールから離間させ、配電盤の一方側底面を浮かせた状態とする第3ステップと、第3ステップの後に、一方の吊具をレールに対して摺動させることで、搬送台車をレールの下方に移動する第4ステップと、第4ステップの後に、配電盤の他方側上面を他方の吊具に吊下げる第5ステップと、第5ステップの後に、2つの吊具をレールに対して摺動させるとともに搬送台車をレールから離間させることで、配電盤を設置位置に合わせる第6ステップと、第6ステップの後に、油圧ジャッキによってレールを降下させることで、配電盤を設置する第7ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、配電盤の設置予定場所の周辺に十分な空間が無い場合であっても、限られた人数で配電盤を容易に設置することができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による配電盤設置方法において、第2ステップの前に、配電盤を載置するベースを位置決めし、ベースの両側方に台車を配置し、ベースと一方の台車との間には、ターンテーブル及び搬送台車が通過できるスペースを設け、一対の台車にレールを取り付けることで門型リフターを組み立てるものである。本実施の形態によれば、配電盤を載置するベースをあらかじめ位置決めし、位置決めしたベースに対して門型リフターを組み立てることができるため、十分な空間が無くても、門型リフターを設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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