TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024142836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055187
出願日2023-03-30
発明の名称熱電発電装置
出願人株式会社東光通商
代理人個人,個人
主分類H02N 11/00 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】熱電発電で蓄電するときの充電量を従来に比べ増やすことができる熱電発電装置を提供する。
【解決手段】外表面が高温となる熱源装置である固形燃料ストーブ13を有し、固形燃料ストーブ13の熱から電気を得る熱電発電装置11であって、固形燃料ストーブ13の外表面に密着する接触面を一方の面に有し、他方の面が平滑な平坦面とされ、固形燃料ストーブ13の熱を蓄積する蓄熱体15と、蓄熱体15の平坦面に吸熱面を密着させる熱電発電素子17と、熱電発電素子17の放熱面に密着して熱電発電素子17の熱を逃がす放熱部19と、熱電発電素子17に接続されてバッテリー51を充電する充電部21と、を設けた。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
外表面が高温となる熱源装置を有し、前記熱源装置の熱から電気を得る熱電発電装置であって、
前記熱源装置の外表面に密着する接触面を一方の面に有し、他方の面が平滑な平坦面とされ、前記熱源装置の熱を蓄積する蓄熱体と、
前記蓄熱体の平坦面に吸熱面を密着させる熱電発電素子と、
前記熱電発電素子の放熱面に密着して前記熱電発電素子の熱を逃がす放熱部と、
前記熱電発電素子に接続されてバッテリーを充電する充電部と、
を具備することを特徴とする熱電発電装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記熱源装置が、固形燃料ストーブであることを特徴とする請求項1に記載の熱電発電装置。
【請求項3】
前記熱源装置の煙突に設けられて水を加熱する給湯部が備えられることを特徴とする請求項2に記載の熱電発電装置。
【請求項4】
前記熱源装置が、ボイラーであることを特徴とする請求項1に記載の熱電発電装置。
【請求項5】
前記蓄熱体と前記熱電発電素子と前記放熱部とが板厚方向に積層されて一体の蓄熱電発電ユニットを構成し、
前記蓄熱電発電ユニットは、前記固形燃料ストーブの下面に前記蓄熱体が密着され、
前記蓄熱電発電ユニットには、前記下面に前記蓄熱体を密着させるためのアジャスト機構を有したアジャスト脚が備えられることを特徴とする請求項2または3に記載の熱電発電装置。
【請求項6】
前記放熱部には、前記熱源装置の熱で駆動する熱電ファンが備えられることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の熱電発電装置。
【請求項7】
前記放熱部には、前記熱源装置の熱で駆動する熱電ファンが備えられることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の熱電発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱電発電装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
薪ストーブ本体と、熱電発電素子が薪ストーブ本体に取り付けられた熱電発電ユニットと、循環冷却水により熱電発電素子を冷却する冷却ユニットと、熱電発電素子で暖められた循環冷却水を冷却する過程で当該循環冷却水の熱エネルギーから温水を作り出す熱交換器と、熱電発電ユニットで発電された電力を蓄えるバッテリーと、熱発電ユニットで発電された電力をバッテリーに充電する動作、及び、バッテリーに充電された電力を外部に出力する動作を制御する制御装置とを備えた発電する薪ストーブが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3190085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の発電する薪ストーブは、発電・蓄電する時間が、ストーブの燃焼している時間、すなわち、稼働時間に限られていた。一般的に固形燃料ストーブは、熱伝導率の高い金属でつくられている。このため、消火されると同時に外表面から周囲の空気に熱が移動し、温度が急激に降下する。およそ30分程度で約60度を下回り、発電量が減って充電には適さない。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、熱電発電で蓄電するときの充電量を従来に比べ増やすことができる熱電発電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の熱電発電装置11は、外表面が高温となる熱源装置13を有し、前記熱源装置13の熱から電気を得る熱電発電装置11であって、
前記熱源装置13の外表面に密着する接触面を一方の面に有し、他方の面が平滑な平坦面とされ、前記熱源装置13の熱を蓄積する蓄熱体15と、
前記蓄熱体15の平坦面に吸熱面を密着させる熱電発電素子17と、
前記熱電発電素子17の放熱面に密着して前記熱電発電素子17の熱を逃がす放熱部19と、
前記熱電発電素子17に接続されてバッテリー51を充電する充電部21と、
を具備することを特徴とする。
【0007】
この熱電発電装置11では、熱源装置(例えば、固形燃料ストーブ)13が稼働されると、熱源装置13の外表面が高温となる。すなわち、外表面から周囲へ熱が伝わる。外表面から周囲へ伝わる熱は、熱伝導、熱輻射、熱対流を含む熱伝達により伝わる。
高温の外表面から周りの空気への伝熱においては、熱は外表面のごく近傍の空気へはまず熱伝導で伝わる。その空気は熱を得ることにより温度が上昇し対流を起こす。この熱対流によりより多くの熱を空気に伝えることになる。また、外表面と空気の間には熱輻射による熱の授受も同時に行われる。つまり、熱源装置の外表面と空気との間の熱移動は、この3形態が混ざり合った熱伝達となる。熱伝達により移動する熱の多くは暖房に使用される。
一方、熱電発電装置11では、外表面の一部分、好ましくは下面31には蓄熱体15が密着して設けられる。蓄熱体15への熱源装置からの伝熱は、主に熱伝導と熱輻射とによる。外表面(下面31)に、一方の面である接触面が密着した蓄熱体15には、熱源装置からの熱が蓄熱される。
蓄熱体15には、熱容量の大きい材質が選ばれる。この蓄熱体15には、一例として耐熱レンガや耐火レンガを好適に用いることができる。
熱電発電素子17は、熱源装置13と熱電発電素子17との間に蓄熱体15が介装されることにより、熱電発電素子17における吸熱面と放熱部19の温度差を従来よりも長引かせることができる。すなわち、発電時間を長引かせて、充電時間を延ばすことができる。その結果、蓄熱体15を搭載しない従来装置に比べ充電量を多く得ることが可能となる。
この熱電発電装置11は、暖房装置と兼用される低コストリカバー型の小さな発電所を構成する。熱電発電装置11は、家庭、ビニールハウス等の農業施設、寒冷地の避難施設などに好適に用いることができる。
【0008】
本発明の請求項2記載の熱電発電装置11は、請求項1に記載の熱電発電装置11であって、
前記熱源装置が、固形燃料ストーブ13であることを特徴とする。
【0009】
この熱電発電装置11では、熱源装置が、固形燃料ストーブ13となる。固形燃料としては、薪、木質性ペレット、もみがら、石炭、木炭などが挙げられる。固形燃料は、石油などの液体燃料に比べ、安価であり、取り扱いも容易となる。また、これらの固形燃料は、石油などの液体燃料に比べ、保存が容易であり、長期にわたる保存であっても変質が生じにくい。
【0010】
本発明の請求項3記載の熱電発電装置11は、請求項2に記載の熱電発電装置11であって、
前記熱源装置13の煙突29に設けられて水を加熱する給湯部23が備えられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
赤道周回変圧器
9日前
株式会社ダイヘン
電源装置
16日前
株式会社ダイヘン
電源装置
16日前
カヤバ株式会社
モータ
16日前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
16日前
株式会社東光高岳
充電器
1か月前
株式会社ミクニ
電動装置
1日前
西芝電機株式会社
回転電機
10日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
1か月前
株式会社村田製作所
電源装置
1か月前
株式会社SUBARU
充電装置
1か月前
日置電機株式会社
電流制限回路
1か月前
サンデン株式会社
モータ制御装置
1か月前
個人
架台及び架台システム
9日前
株式会社ダイヘン
電源装置
17日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
8日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
29日前
株式会社豊田自動織機
モータ
2日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
9日前
マツダ株式会社
モータ
10日前
三菱電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
2日前
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
15日前
マツダ株式会社
モータ
10日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
1か月前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
1か月前
富士電機株式会社
電力変換装置
2日前
本田技研工業株式会社
回転電機
1か月前
富士電機株式会社
電力変換装置
16日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1か月前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
1か月前
株式会社ダイヘン
充電システム
1か月前
株式会社ダイヘン
給電システム
17日前
株式会社アイシン
発電装置
2日前
日野自動車株式会社
電動機
23日前
株式会社日立製作所
動力装置
1か月前
株式会社サタケ
制御盤の扉
16日前
続きを見る