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公開番号
2024177833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096194
出願日
2023-06-12
発明の名称
冷却装置
出願人
日野自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20241217BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】軸受けの潤滑を維持しながら燃費及び電費を向上可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置10は、第1軸受け5及びステータ7に向けてオイルCoを導出するための複数の導出部12と、導出部12から第1軸受け5に向けて導出されたオイルCoを、第1軸受け5の少なくとも下端がオイルCoに浸かるように貯留するための貯留部13と、貯留部13の開閉を行うための開閉部15と、を含む。開閉部15は、オイルCoが所定温度よりも低温であるときに貯留部13を閉状態に維持すると共に、オイルCoが所定温度以上であるときに機械的に変形して貯留部13を開状態とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シャフトと、前記シャフトに設けられたロータと、前記ロータの周囲を取り囲むように設けられたステータと、前記シャフトを回転可能に支持する軸受けと、を備える電動機においてオイルによる潤滑及び冷却を行う冷却装置であって、
前記軸受け及び前記ステータに向けて前記オイルを導出するための複数の導出部と、
前記導出部から前記軸受けに向けて導出された前記オイルを、前記軸受けの少なくとも下端が前記オイルに浸かるように貯留するための貯留部と、
前記貯留部の開閉を行うための開閉部と、
を含み、
前記開閉部は、前記オイルが所定温度よりも低温であるときに前記貯留部を閉状態に維持すると共に、前記オイルが前記所定温度以上であるときに機械的に変形して前記貯留部を開状態とする、
冷却装置。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記電動機のハウジングにおける前記軸受けが埋設された壁部との間に、前記貯留部を形成するための堰部材を備え、
前記堰部材には前記貯留部に貯留された前記オイルを排出するための排出口が形成されており、
前記開閉部は、前記排出口を覆うように前記堰部材に設けられている、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記堰部材は、前記ハウジングへの前記軸受けの抜け止め部材と共通化されている、
請求項2に記載の冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータとジェネレータとが搭載された車両に適用される冷却システムが記載されている。このシステムでは、ポンプから吐出されたオイルがオイルクーラで冷却された後にジェネレータに供給され、再びポンプに取り入れられることで、オイルが循環させられる。このシステムは、オイルクーラで冷却されたオイルをハウジング内に導入し、ステータや軸受け等に供給する導入路を有している。また、このシステムでは、ジェネレータのハウジングの底部が、オイルが溜まる貯留部とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-034818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動機の冷却装置にあっては、例えば、外気温が低温であったり電動機が低負荷動作されていたりする際に、ポンプを停止してオイルの循環を停止することで、燃費や電費の向上を図ることが考えられる。しかし、上記特許文献1に記載の冷却システムでは、ポンプを停止すると軸受けへのオイルの供給が停止され、軸受けの潤滑が行われなくなるため、ポンプを停止することが困難であった。
【0005】
本開示は、軸受けの潤滑を維持しながら燃費及び電費を向上可能な冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る冷却装置は、シャフトと、シャフトに設けられたロータと、ロータの周囲を取り囲むように設けられたステータと、シャフトを回転可能に支持する軸受けと、を備える電動機においてオイルによる潤滑及び冷却を行う冷却装置であって、軸受け及びステータに向けてオイルを導出するための複数の導出部と、導出部から軸受けに向けて導出されたオイルを、軸受けの少なくとも下端がオイルに浸かるように貯留するための貯留部と、貯留部の開閉を行うための開閉部と、を含み、開閉部は、オイルが所定温度よりも低温であるときに貯留部を閉状態に維持すると共に、オイルが所定温度以上であるときに機械的に変形して貯留部を開状態とする。
【0007】
この冷却装置は、軸受け及びステータに向けてオイルを導出するための複数の導出部を備えている。したがって、例えば、電動機が高負荷動作時には、ポンプ等によりオイルを移送して当該導出部から導出させることで、オイルにより軸受けの潤滑を行いつつ、軸受け及びステータの冷却が可能である。一方、この冷却装置は、軸受けに向けて導出されたオイルを、軸受けの少なくとも下端が前記オイルに浸かるように貯留するための貯留部と、オイルが所定温度よりも低温であるときに貯留部を閉状態に維持すると共に、オイルが所定温度以上であるときに機械的に変形して貯留部を開状態とする開閉部と、を備えている。このため、電動機の低負荷時等においてオイルの温度が低いときには、貯留部が閉状態とされ、軸受けが浸かるようにオイルが貯留されたままとなる。したがって、この場合には、ポンプ等によるオイルの移送を停止しても、軸受けの潤滑が維持される。よって、軸受けの潤滑を維持しながらポンプ等を停止して燃費及び電費を向上可能である。他方、この冷却装置では、オイルが高温であるときには、開閉部の機械的な変形により貯留部が開状態となるため、軸受けを介したオイルの循環が阻害されない。なお、この冷却装置では、貯留部の開閉が、温度に応じた開閉部の機械的な変形により行われる。よって、貯留部の開閉のために温度センサや複雑な構造が不要となる。
【0008】
本開示に係る冷却装置は、電動機のハウジングにおける軸受けが埋設された壁部との間に、貯留部を形成するための堰部材を備え、堰部材には貯留部に貯留されたオイルを排出するための排出口が形成されており、開閉部は、排出口を覆うように堰部材に設けられていてもよい。この場合、開閉部が、ハウジングとの間で貯留部を形成する堰部材の一部(排出口)を覆うように設けられるため、容易且つ確実に貯留部の開閉を行うことが可能となる。
【0009】
本開示に係る冷却装置では、堰部材は、ハウジングへの軸受けの抜け止め部材と共通化されていてもよい。この場合、軸受けの潤滑を維持しながら燃費及び電費を向上させるに際して、部品点数及びコストの削減を図ることが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、軸受けの潤滑を維持しながら燃費及び電費を向上可能な冷却装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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