TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024133778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043741
出願日2023-03-20
発明の名称電力供給装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 3/50 20060101AFI20240926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】単相交流出力部間での同期信号の送受を要することなく、単相交流電力の位相の調整を可能にする。
【解決手段】電力供給装置1は、複数のパワーコンディショナ10A,10B,10Cから出力された単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する。制御回路12Bは、電流センサCSUVにより検出された線電流IUVとパワーコンディショナ10Bの出力電流IV’とが所定の関係を満たすようにパワーコンディショナ10Bから出力される単相交流電力の位相を調整する。制御回路12Cは、電流センサCSWUにより検出された線電流IWUとパワーコンディショナ10Cの出力電流IW’とが所定の関係を満たすようにパワーコンディショナ10Cから出力される単相交流電力の位相を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
単相交流電力を出力する複数の単相交流出力部と、
複数の前記単相交流出力部から出力された前記単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する三相交流出力部と、
前記三相交流出力部から出力された線電流を検出する線電流検出部と、
前記線電流検出部により検出された前記線電流と前記単相交流出力部の出力電流とが所定の関係を満たすように、前記単相交流電力の位相を調整する位相調整部と
を備える電力供給装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記三相交流出力部の結線状態がデルタ結線であり、
前記所定の関係は、以下の関係である請求項1に記載の電力供給装置。
前記線電流=√3×前記出力電流
【請求項3】
単相交流電力を出力する複数の単相交流出力部と、
複数の前記単相交流出力部から出力された前記単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する三相交流出力部と、
前記三相交流出力部から出力された線電圧を検出する線電圧検出部と、
前記線電圧検出部により検出された前記線電圧と前記単相交流出力部の出力電圧とが所定の関係を満たすように、前記単相交流電力の位相を調整する位相調整部と
を備える電力供給装置。
【請求項4】
前記三相交流出力部の結線状態がスター結線であり、
前記所定の関係は、以下の関係である請求項3に記載の電力供給装置。
前記線電圧=√3×前記出力電圧

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
複数のパワーコンディショナから出力された単相交流電力を合成して三相交流電力を三相交流負荷に出力する電力供給装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1,2に記載の電力供給装置では、複数のパワーコンディショナが、信号線を介して送受した同期信号に基づいて、単相交流電力の位相を調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158743号公報
特開2022-139330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2に記載の電力供給装置では、パワーコンディショナ間での同期信号の送受のためにパワーコンディショナ間を接続する専用線を設ける必要がある。このような専用線の存在は、機器のレイアウトの制約、システムの物理的構成の設計自由度の低下の要因となる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、複数の単相交流出力部から出力された単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する電力供給装置において、単相交流出力部間での同期信号の送受を要することなく、単相交流電力の位相の調整を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電力供給装置は、単相交流電力を出力する複数の単相交流出力部と、複数の前記単相交流出力部から出力された前記単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する三相交流出力部と、前記三相交流出力部から出力された線電流を検出する線電流検出部と、前記線電流検出部により検出された前記線電流と前記単相交流出力部の出力電流とが所定の関係を満たすように、前記単相交流電力の位相を調整する位相調整部とを備える。
【0007】
本発明の電力供給装置は、単相交流電力を出力する複数の単相交流出力部と、複数の前記単相交流出力部から出力された前記単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する三相交流出力部と、前記三相交流出力部から出力された線電圧を検出する線電圧検出部と、前記線電圧検出部により検出された前記線電圧と前記単相交流出力部の出力電圧とが所定の関係を満たすように、前記単相交流電力の位相を調整する位相調整部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の単相交流出力部から出力された単相交流電力を合成して三相交流電力を出力する電力供給装置において、単相交流出力部間での同期信号の送受を要することなく、単相交流電力の位相の調整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る電力供給装置の回路構成を示す図である。
図2は、図1に示す三相交流出力部から出力される三相交流電力のU相、V相、及びW相の電流又は電圧の時間波形を示す波形図である。
図3は、図1に示す三相交流出力部から出力される三相交流電力のU相、V相、及びW相のそれぞれの間の線電流と相電流との関係をベクトル表示で示す図である。
図4は、図1に示す電力供給装置においてV相の単相交流電力を出力するパワーコンディショナの制御回路の処理を示すフローチャートである。
図5は、図1に示す電力供給装置においてW相の単相交流電力を出力するパワーコンディショナの制御回路の処理を示すフローチャートである。
図6は、本発明の他の実施形態に係る電力供給装置の回路構成を示す図である。
図7は、図6に示す三相交流出力部から出力される三相交流電力のU相、V相、及びW相のそれぞれの間の線電圧と相電圧との関係をベクトル表示で示す図である。
図8は、図6に示す電力供給装置においてV相の単相交流電力を出力するパワーコンディショナの制御回路の処理を示すフローチャートである。
図9は、図6に示す電力供給装置においてW相の単相交流電力を出力するパワーコンディショナの制御回路の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子
1日前
矢崎総業株式会社
配線板
15日前
矢崎総業株式会社
バスバ
7日前
矢崎総業株式会社
バスバ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
電源装置
22日前
矢崎総業株式会社
嵌合構造
1日前
矢崎総業株式会社
電源装置
22日前
矢崎総業株式会社
押し治具
22日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
14日前
矢崎総業株式会社
端子カバー
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
矢崎総業株式会社
入出力回路
1日前
矢崎総業株式会社
カプラ装置
4日前
矢崎総業株式会社
電力供給装置
1日前
矢崎総業株式会社
導体接続構造
7日前
矢崎総業株式会社
部品組付構造
1日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
14日前
矢崎総業株式会社
基板用コネクタ
15日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
7日前
矢崎総業株式会社
スタッド係止具
4日前
矢崎総業株式会社
バスバモジュール
1日前
矢崎総業株式会社
ヒューズユニット
22日前
矢崎総業株式会社
パッキン貼付構造
1日前
矢崎総業株式会社
ワイヤーホルダー
14日前
矢崎総業株式会社
建築部材の製造方法
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱ユニット
15日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱ユニット
15日前
矢崎総業株式会社
光ファイバ接続構造
7日前
矢崎総業株式会社
運転者監視システム
22日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱ユニット
15日前
矢崎総業株式会社
バッテリターミナルカバー
7日前
続きを見る