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公開番号2024137373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048870
出願日2023-03-24
発明の名称回転電機
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類H02K 1/18 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコアに圧縮力のみをかけて固定した場合と比較して、ステータコアの鉄損などの磁気特性を改善することが可能な回転電機を提供する。
【解決手段】このモータ100は、回転軸線C回りに回転するロータ1と、ロータ1が径方向の内側に対向するように配置されたステータコア21を含むステータ2と、ステータコア21の外周面21dに係合する係合部材4と、係合部材4を径方向の外側に引っ張る張力付与部材5とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸線回りに回転するロータと、
前記ロータが径方向の内側に対向するように配置されたステータコアを含むステータと、
前記ステータコアの外周面に係合する係合部材と、
前記係合部材を前記径方向の外側に引っ張る張力付与部材とを備える、回転電機。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ステータコアの前記径方向の外側において前記係合部材と対向して配置されるとともに、前記ステータコアの前記外周面に係合された前記係合部材が前記張力付与部材により引っ張られた状態で固定される固定部材をさらに備える、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記張力付与部材は、前記径方向において、前記固定部材と前記係合部材との間に微小隙間を介して配置した状態で、前記係合部材を前記径方向の外側に引っ張って前記固定部材に固定している、請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記ステータコアは、前記外周面に設けられ、前記係合部材が少なくとも1つに係合するように配置される複数のステータ側係合部を有する、請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、モータ(回転電機)が開示されている。このモータは、ロータと、ステータ(ステータコア)と、ステータハウジングとを備えている。ロータは、ステータの径方向の内側に配置されている。ステータは、焼き嵌めによりステータハウジングの内周面に固定されている。ステータは、ステータハウジングの熱収縮により生じる圧縮力がかかった状態で、ステータハウジングの内周面に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5631297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のモータでは、ステータハウジングからステータ(ステータコア)にかかる圧縮力によりステータ(ステータコア)に生じる圧縮応力に起因して、ステータ(ステータコア)の鉄損などの磁気特性が悪化するという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ステータコアに圧縮力のみをかけて固定した場合と比較して、ステータコアの鉄損などの磁気特性を改善することが可能な回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における回転電機は、回転軸線回りに回転するロータと、ロータが径方向の内側に対向するように配置されたステータコアを含むステータと、ステータコアの外周面に係合する係合部材と、係合部材を径方向の外側に引っ張る張力付与部材とを備える。
【0008】
この発明の一の局面における回転電機では、上記のように、係合部材を径方向の外側に引っ張る張力付与部材を備える。これにより、張力付与部材が係合部材を引っ張ることにより、係合部材が係合しているステータコアが径方向の外側に引っ張られるので、張力付与部材から係合部材を介してステータコアに伝達された引張力によりステータコアにおいて引張応力が生じる。ここで、ステータコアに引張応力がかかる場合、ステータコアにおける鉄損などの磁気特性が良化する。この点は、本願発明者がシミュレーションにより確認済みである。その結果、ステータコアに圧縮力のみをかけて固定した場合と比較して、ステータコアの鉄損などの磁気特性を改善することできる。なお、鉄損とは、ステータコアを磁化した際に発生する電気エネルギーの損失を示す。
【0009】
上記一の局面による回転電機において、好ましくは、ステータコアの径方向の外側において係合部材と対向して配置されるとともに、ステータコアの外周面に係合された係合部材が張力付与部材により引っ張られた状態で固定される固定部材をさらに備える。
【0010】
このように構成すれば、張力付与部材の引張力により、ステータコアの固定およびステータコアへの引張力の付与の両方を行うことができるので、ステータコアの固定およびステータコアへの引張力の付与を別個の構成で行う場合と比較して、部品点数の増加を抑制することができる。その結果、ステータコアの鉄損などの磁気特性を改善しつつ、回転電機の構造の複雑化を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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