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公開番号2024134822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045214
出願日2023-03-22
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/68 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】座り心地が担保された状態で着座者の仙骨部を支持することが可能な車両用シートを得る。
【解決手段】シート上下に配置された2本のワイヤ80、ワイヤ82によって着座者Pの仙骨部を支持する。これにより、1本の線材によって着座者Pの仙骨部を支持する場合と比較して着座者Pの仙骨部を支持する支持力を向上させることができる。また、ワイヤ82は、片持ち状に支持されている。このため、例えば、ワイヤ82が両持ち支持された場合と比較して、ワイヤ82は、上端部に形成されたフック部80Cを中心に撓み変形可能となる。このように、ワイヤ82が撓み変形することで当該支持力を緩和することが可能となる。すなわち、着座者Pの骨盤の倒れを抑制すると共に座り心地を担保することが可能となる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションに着座した着座者の上体を支持するシートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、
前記シートバックフレームのシート幅方向の両側に設けられた一対のサイドフレーム間に配置され、前記着座者の仙骨部を支持する第1線材と、
前記第1線材とシート上下に配置され、片持ち状に支持されて当該第1線材と共に前記着座者の仙骨部を支持する第2線材と、
を備えている車両用シート。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第1線材は、前記一対のサイドフレーム間に架け渡された支持部材に対して片持ち状に支持されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記第2線材は、前記第1線材に対して片持ち状に支持されている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記第2線材は、前記第1線材のシート上下方向の上方側に配置されている請求項3に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記第1線材においてシート前後方向の前方側へ向かって突出し前記着座者の仙骨部を支持する第1突出部と、
前記第2線材におけるシート幅方向の中央部において、前記第1突出部よりもシート幅方向の内側でシート前後方向の前方側へ向かって突出し当該第1突出部に対して略平行に配置され、前記着座者の仙骨部を支持する第2突出部と、
をさらに備えている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記第2突出部はシート前後方向の前方側へ向かうにつれてシート上下方向の下方側へ向かって傾斜している請求項5に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックフレームのシート幅方向の両側に設けられた一対のサイドフレームに対して、着座者の仙骨部を支持する仙骨支持部材が架け渡された技術が開示されている。この仙骨支持部材により、着座者の骨盤が安定し、着座姿勢が崩れにくくなるというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-78581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術では、仙骨支持部材を設けることで、着座者の仙骨部に対して当該仙骨支持部材が間接的に当接し、着座者の腰部がシート前後方向の後方側へ入り過ぎないようにすることで骨盤の倒れを抑制し、着座者の着座姿勢が維持される。その一方で、着座者の骨盤の倒れを抑制するため、仙骨支持部材による支持力が強い場合、座り心地が悪化する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、座り心地が担保された状態で着座者の仙骨部を支持することが可能な車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両用シートは、シートクッションに着座した着座者の上体を支持するシートバックの骨格を構成するシートバックフレームと、前記シートバックフレームのシート幅方向の両側に設けられた一対のサイドフレーム間に配置され、前記着座者の仙骨部を支持する第1線材と、前記第1線材とシート上下に配置され、片持ち状に支持されて当該第1線材と共に前記着座者の仙骨部を支持する第2線材と、を備えている。
【0007】
第1の態様に係る車両用シートでは、シートバックフレームと、第1線材と、第2線材と、を備えている。シートバックフレームは、シートクッションに着座した着座者の上体を支持するシートバックの骨格を構成しており、当該シートバックフレームのシート幅方向の両側には、一対のサイドフレームが設けられている。
【0008】
第1線材は、この一対のサイドフレーム間に配置されており、着座者の仙骨部を支持するように設定されている。また、第2線材は、第1線材とシート上下に配置されており、片持ち状に支持されて第1線材と共に着座者の仙骨部を支持するように設定されている。
【0009】
このように、本態様では、シート上下に配置された2本の線材によって着座者の仙骨部を支持するため、例えば、1本の線材によって着座者の仙骨部を支持する場合と比較して着座者の仙骨部を支持する支持力を向上させることができる。つまり、着座者の仙骨部を安定して支持することが可能となる。
【0010】
また、本態様では、シート上下に配置された2本の線材によって着座者の仙骨部を支持するため、1本の線材によって着座者の仙骨部を支持する場合と比較して、当該2本の線材によって着座者が線材から受ける反力を分散させることができる。これにより、着座者にとって、仙骨部を支持する支持力が強すぎる(硬すぎる)ことを抑制し、線材による仙骨部の支持力を緩和して座り心地を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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