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公開番号2024141044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052480
出願日2023-03-28
発明の名称画像照射装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】画像生成ユニットからの出射光によって画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置において、その内部空間に太陽光が入射したような場合であっても画像表示部に必要な表示用画像を映し出すことができる構成とする。
【解決手段】画像生成ユニットとして、液晶パネル22とこの液晶パネル22に光を照射する複数の発光素子24とを備えた構成とし、かつ、画像照射装置として、液晶パネル22の温度を検出する温度センサを備えた構成とする。その上で、液晶パネル22の一部領域が所定値以上の温度になったとき、複数の発光素子24のうち上記一部領域を照射する位置に配置された発光素子24を消灯させるようにする。これにより、液晶パネル22の局所的な温度上昇を効果的に抑制した上で、液晶パネル22に表示用画像PICの元となる表示用画像を適正に生成し、画像表示部102Aに必要な表示用画像PICを映し出すようにする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に映し出すように構成された画像照射装置において、
上記画像生成ユニットは、液晶パネルと、上記液晶パネルに光を照射する複数の発光素子とを備えており、
上記画像照射装置は、上記液晶パネルの温度を検出する温度センサを備えており、
上記画像生成ユニットは、上記液晶パネルの温度が一部領域において所定値以上の温度になったとき、上記複数の発光素子のうち上記一部領域を照射する位置に配置された発光素子が消灯または減光するように構成されている、ことを特徴とする画像照射装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
上記一部領域の温度が上記所定値以上の温度になったとき、上記液晶パネルに生成される表示用画像を変更する画像変更制御が行われるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の画像照射装置。
【請求項3】
上記画像変更制御が、上記液晶パネルにおける上記一部領域以外の領域に上記表示用画像を縮小した状態で生成することによって行われる、ことを特徴とする請求項2記載の画像照射装置。
【請求項4】
上記画像変更制御が、上記表示用画像の配置を変更することによって行われる、ことを特徴とする請求項2記載の画像照射装置。
【請求項5】
上記画像変更制御が、上記表示用画像の一部を削除することによって行われる、ことを特徴とする請求項2記載の画像照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車載用の画像照射装置として、車室内に配置された状態で、フロントウインドウ(すなわちウインドシールド)やその車室内側に配置された透光板等の画像表示部に表示用画像を映し出すように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような画像照射装置において、表示用画像を生成するための画像生成ユニットの構成として、液晶パネルとこの液晶パネルに光を照射する発光素子とを備えたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-133048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記画像生成ユニットの構成として、複数の発光素子を備えたものとすれば、液晶パネルを略均一な明るさで照射することが容易に可能となる。
【0006】
しかしながら、このような構成を採用した場合であっても、画像照射装置において、その液晶パネルまで太陽光が到達してしまうようなことがあると、液晶パネルの温度が局所的に上昇してしまい、表示用画像を適正に生成することができなくなってしまうので、画像表示部に必要な表示用画像を映し出すこともできなくなってしまう。
【0007】
このような課題は、車載用以外の画像照射装置においても同様に生じ得る課題である。
【0008】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、画像生成ユニットからの出射光によって画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置において、その内部空間に太陽光が入射したような場合であっても画像表示部に必要な表示用画像を映し出すことができる画像照射装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、画像生成ユニットの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0010】
すなわち、本願発明に係る画像照射装置は、
画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に映し出すように構成された画像照射装置において、
上記画像生成ユニットは、液晶パネルと、上記液晶パネルに光を照射する複数の発光素子とを備えており、
上記画像照射装置は、上記液晶パネルの温度を検出する温度センサを備えており、
上記画像生成ユニットは、上記液晶パネルの温度が一部領域において所定値以上の温度になったとき、上記複数の発光素子のうち上記一部領域を照射する位置に配置された発光素子が消灯または減光するように構成されている、ことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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