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公開番号2024137146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048547
出願日2023-03-24
発明の名称シートアンダートレイ
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60R 7/04 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】車両が衝突した場合等であっても前方に引き出されることのないシートアンダートレイを提供すること。
【解決手段】本開示のシートアンダートレイは、乗員が着座するシートクッションの下方側の左右に前記シートクッションの幅方向に離間して配置された、前記シートクッションの前後方向に延在する第1のレール及び第2のレールと、前記シートクッションの下方の空間に収納された収納状態と、前記シートクッションの下方の空間から前記シートクッションの前後方向へ引き出された引出状態と、を取り得るように、前記第1のレール及び前記第2のレールにスライド可能に案内されるトレイと、を含み、前記第1のレールの前記トレイを支持する部分の強度は、前記第2のレールの前記トレイを支持する部分の強度に比べて低い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座するシートクッションの下方側の左右に前記シートクッションの幅方向に離間して配置された、前記シートクッションの前後方向に延在する第1のレール及び第2のレールと、
前記シートクッションの下方の空間に収納された収納状態と、前記シートクッションの下方の空間から前記シートクッションの前後方向へ引き出された引出状態と、を取り得るように、前記第1のレール及び前記第2のレールにスライド可能に案内されるトレイと、を備え、
前記第1のレールの前記トレイを支持する部分の強度は、前記第2のレールの前記トレイを支持する部分の強度に比べて低い、
シートアンダートレイ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1のレールは、前記シートクッションの前後方向に沿って延びる第1のレール部と、前記第1のレール部の前方端部と前記シートクッションとを連結する第1の前方連結部と、前記第1のレール部の後方端部と前記シートクッションとを連結する第1の後方連結部と、を備える第1の主レールを備え、
前記第2のレールは、前記シートクッションの前後方向に沿って延びる第2のレール部と、前記第2のレール部の前方端部と前記シートクッションとを連結する第2の前方連結部と、前記第2のレール部の後方端部と前記シートクッションとを連結する第2の後方連結部と、を備える第2の主レールと、前記第2の前方連結部の中間部と前記第2の後方連結部の中間部との間に架け渡されて前記第2の主レールの前後方向の強度を補う第1の補強部材と、を備える、
請求項1に記載のシートアンダートレイ。
【請求項3】
前記第1のレールは、所定の径を有する長尺なロッド材で構成され、前記第2のレールは、前記第1のレールよりも大きな径を有する長尺なロッド材で構成される、
請求項1に記載のシートアンダートレイ。
【請求項4】
前記トレイは、上部が開放した箱状のトレイ本体と、前記トレイ本体の左側面及び右側面にそれぞれ設けられ、前記第1のレール及び前記第2のレールに上方から掛止可能な複数の掛止片と、を備え、
前記第1のレール及び第2のレールは、前記トレイが前記収納状態にあるときに前記複数の掛止片のうちの一部に当接して、前記掛止片の前方又は後方への移動を制限する当接部を備える、
請求項1に記載のシートアンダートレイ。
【請求項5】
前記トレイの前方及び後方の、前記第1のレールよりも前記第2のレールに隣接する位置に設けられた把手を備える、
請求項1に記載のシートアンダートレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートアンダートレイに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
前方に引き出し可能なトレイを車両用シートの下方の空間に配置したシートアンダートレイが従来から知られている。例えば、下記特許文献1には、シートクッションの下面の左右両側に設けられた一対のレールにスライド自在に支持されたアンダートレイが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-098250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなシートアンダートレイは、車両の衝突時の衝撃に起因してトレイが前方に引き出されてしまうと、車両の乗員の脚等に接触してケガをさせる恐れがある。したがって、車両が衝突した場合でも、当該衝突時の衝撃によって前方に引き出されないようにする必要がある。
【0005】
本開示は上記の点に鑑み、車両が衝突した場合等に前方に引き出されることのないシートアンダートレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様に係るシートアンダートレイは、乗員が着座するシートクッションの下方側の左右に前記シートクッションの幅方向に離間して配置された、前記シートクッションの前後方向に延在する第1のレール及び第2のレールと、前記シートクッションの下方の空間に収納された収納状態と、前記シートクッションの下方の空間から前記シートクッションの前後方向へ引き出された引出状態と、を取り得るように、前記第1のレール及び前記第2のレールにスライド可能に案内されるトレイと、を含み、前記第1のレールの前記トレイを支持する部分の強度は、前記第2のレールの前記トレイを支持する部分の強度に比べて低い。
【0007】
このようなシートアンダートレイにおいては、第1のレールのトレイを支持する部分の強度が第2のレールのトレイ40を支持する部分の強度に比べて低いために比較的容易に変形する。これにより、例えば車両が前方から衝突した際に発生する慣性力の向きを変えることができ、トレイが前方へ引き出されることを抑制できる。
【0008】
本開示の第2の態様に係るシートアンダートレイは、上記本開示の第1の態様に係るシートアンダートレイにおいて、前記第1のレールは、前記シートクッションの前後方向に沿って延びる第1のレール部と、前記第1のレール部の前方端部と前記シートクッションとを連結する第1の前方連結部と、前記第1のレール部の後方端部と前記シートクッションとを連結する第1の後方連結部と、を備える第1の主レールを備え、前記第2のレールは、前記シートクッションの前後方向に沿って延びる第2のレール部と、前記第2のレール部の前方端部と前記シートクッションとを連結する第2の前方連結部と、前記第2のレール部の後方端部と前記シートクッションとを連結する第2の後方連結部と、を備える第2の主レールと、前記第2の前方連結部の中間部と前記第2の後方連結部の中間部との間に架け渡されて前記第2の主レールの前後方向の強度を補う第1の補強部材と、を含む。
【0009】
このようなシートアンダートレイにおいては、第1の補強部材を採用するという簡単な方法で、第1及び第2のレールの強度を調整することができる。
【0010】
本開示の第3の態様に係るシートアンダートレイは、上記本開示の第1又は2の態様に係るシートアンダートレイにおいて、前記第1のレールは、所定の径を有する長尺なロッド材で構成され、前記第2のレールは、前記第1のレールよりも大きな径を有する長尺なロッド材で構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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