TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024134909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023045352
出願日2023-03-22
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/68 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】運転席と助手席との間にシートクッションから延設させた延設部を設けた構成において質量増加を抑制することが可能な車両用シートを得る。
【解決手段】運転席に設けられたクッションパン40がクッションパッド部をシート下方側から支持し、ワイヤフレーム60が延設パッド部をシート下方側から支持する。ワイヤフレーム60は、第一ワイヤ部62と第二ワイヤ部70とで構成されている。第一ワイヤ部62は、クッションパン40における助手席側の部分のシート前後方向中間部に固定されると共に助手席側へ複数延出して張り出し部分を形成している。また、第二ワイヤ部70は、第一ワイヤ部62に固定されると共に第一ワイヤ部62からシート前方側及びシート後方側へ延設されて延設パッド部の前部及び後部を支持する部分を形成している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
運転席及び助手席のうちの一方の座席を含んで構成された車両用シートであって、
前記運転席及び前記助手席のうちの一方の座席のシートクッションに設けられ、クッションパッド部をシート下方側から支持するクッションパンと、
前記クッションパッド部から前記運転席及び前記助手席のうちの他方の座席側へ延設された延設パッド部と、
ワイヤで構成されて前記延設パッド部をシート下方側から支持し、前記クッションパンにおける前記他方の座席側の部分のシート前後方向中間部に固定されると共に前記他方の座席側へ複数延出して張り出し部分を形成する第一ワイヤ部と、前記第一ワイヤ部に固定されると共に前記第一ワイヤ部からシート前方側及びシート後方側へ延設されて前記延設パッド部の前部及び後部を支持する部分を形成する第二ワイヤ部と、で構成されたワイヤフレームと、
を備える車両用シート。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第一ワイヤ部がブラケットを介して前記クッションパンに固定されている、請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記クッションパッド部と前記延設パッド部とを含んで構成されたパッドは、前記クッションパンの前端側の垂下部と前記ワイヤフレームの前端側を形成する部分との間の空間にシート上方側から入り込んで当該空間を埋める凸状部を有する、請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記クッションパンの前端側の垂下部であって前記凸状部が隣接する部分は、前記クッションパンの前端部でシート幅方向に沿って延在する前端垂下部と前記クッションパンの側端部でシート前後方向に沿って延在する側端垂下部とを繋ぐ湾曲状のコーナ垂下部とされ、
前記凸状部の下端の位置は、前記コーナ垂下部の下端の位置よりもシート下方側に設定されている、請求項3に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、シートクッション用の支持板の側部側にパネル状の延設支持部を溶接し、支持板及び延設支持部の上側にパッド及び表皮で覆って構成したシートクッションが開示されている。このような構成によれば、シートクッションの側方に延設部を付加することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-244089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記先行技術では、延設部は、ドア開口側に若干延設された程度のものでかつシートクッションの後部側方側には延設されていない比較的小さいものであるが、運転席と助手席との間の空間を埋めるために比較的大きい延設部を設けたい場合がある。このような場合に、パネル状の延設支持部を運転席及び助手席のうちの一方の座席側から他方の座席側へ延設する構成を採ると、延設支持部が大型化するので、質量増加を抑制する観点から改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、運転席と助手席との間にシートクッションから延設させた延設部を設けた構成において質量増加を抑制することが可能な車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載する本発明の車両用シートは、運転席及び助手席のうちの一方の座席を含んで構成された車両用シートであって、前記運転席及び前記助手席のうちの一方の座席のシートクッションに設けられ、クッションパッド部をシート下方側から支持するクッションパンと、前記クッションパッド部から前記運転席及び前記助手席のうちの他方の座席側へ延設された延設パッド部と、ワイヤで構成されて前記延設パッド部をシート下方側から支持し、前記クッションパンにおける前記他方の座席側の部分のシート前後方向中間部に固定されると共に前記他方の座席側へ複数延出して張り出し部分を形成する第一ワイヤ部と、前記第一ワイヤ部に固定されると共に前記第一ワイヤ部からシート前方側及びシート後方側へ延設されて前記延設パッド部の前部及び後部を支持する部分を形成する第二ワイヤ部と、で構成されたワイヤフレームと、を備える。
【0007】
上記構成によれば、本発明の車両用シートは、運転席及び助手席のうちの一方の座席を含んで構成されている。運転席及び助手席のうちの一方の座席のシートクッションにおいて、クッションパッド部は、クッションパンによってシート下方側から支持される。クッションパッド部からは運転席及び助手席のうちの他方の座席側へ延設パッド部が延設されており、この延設パッド部は、ワイヤで構成されたワイヤフレームによってシート下方側から支持される。このため、例えば、延設パッド部がパネル状のパンによってシート下方側から支持される対比例と比べて、質量増加を抑制することが可能になる。
【0008】
ここで、ワイヤフレームは、第一ワイヤ部と第二ワイヤ部とで構成されている。第一ワイヤ部は、クッションパンにおける前記他方の座席側の部分のシート前後方向中間部に固定されると共に前記他方の座席側へ複数延出して張り出し部分を形成している。また、第二ワイヤ部は、第一ワイヤ部に固定されると共に第一ワイヤ部からシート前方側及びシート後方側へ延設されて延設パッド部の前部及び後部を支持する部分を形成している。よって、例えば、ワイヤフレームが本発明のワイヤフレームの構成に加えてクッションパンのシート前後方向の前端部及び後端部に対して固定されるワイヤをも含むような対比例と比べて、質量増加が抑制される。
【0009】
請求項2に記載する本発明の車両用シートは、請求項1に記載の構成において、前記第一ワイヤ部がブラケットを介して前記クッションパンに固定されている。
【0010】
上記構成によれば、例えば、ワイヤフレームとブラケットとを一体化したサブアッシーを製造しておけば、そのサブアッシーのブラケットをクッションパンに固定するだけで、ワイヤフレームをクッションパンに固定することができるので、製造の容易化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
3か月前
個人
飛行自動車
1日前
個人
授乳用車両
1か月前
個人
眼科手術車
1か月前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
18日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
台車用車輪止め具
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
4か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
4か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
1か月前
マツダ株式会社
車両
25日前
株式会社SUBARU
車両
4か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
5日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
2か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
29日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
4か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
3か月前
続きを見る