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公開番号2024150997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064096
出願日2023-04-11
発明の名称皮膚外用剤組成物
出願人クラシエ株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20241017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルを含む皮膚外用剤の経時での変臭・劣化が抑制された皮膚外用剤組成物を提供する。
【解決手段】
下記(a)~(c)を含むことを特徴とする皮膚外用剤組成物により上記課題を解決する。
(a)オレイン酸ポリグリセリル
(b)グリチルリチン酸ジカリウム
(c)シラカバエキス
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(a)~(c)を含むことを特徴とする皮膚外用剤組成物。
(a)オレイン酸ポリグリセリル
(b)グリチルリチン酸ジカリウム
(c)シラカバエキス
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
下記(B)を有効成分とする下記(A)の変臭抑制剤。
(A)不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステル
(B)グリチルリチン酸またはその塩
【請求項3】
さらに下記(C)を含有する請求項2に記載の変臭抑制剤。
(C)シラカバエキス
【請求項4】
請求項2又は3に記載の変臭抑制剤を含有する皮膚外用剤組成物。
【請求項5】
下記(A)に下記(B)を配合することを特徴とする(A)の変臭抑制方法。
(A)不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステル
(B)グリチルリチン酸またはその塩

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は皮膚外用剤組成物に関し、詳細には、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルを含む皮膚外用剤の経時での変臭劣化が抑制された皮膚外用剤組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、化粧料などの皮膚外用剤において可溶化や乳化のための界面活性剤として知られている。例として、ポリグリセリン脂肪酸エステルとアルキルポリグルコシドを用いた可溶化剤の例(例えば、特許文献1)や、親水性ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いた固体脂と液状油の水中油型乳化組成物の例(例えば、特許文献2)、高重合度のシリコーン化合物を組み合わせた油性化粧料の例(例えば、特許文献3)などが知られている。
【0003】
その中でも不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルは乳化のための界面活性剤として、或いは、油脂成分として汎用されている。不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルの一例として、オレイン酸ポリグリセリルなどが知られており、例えば、オレイン酸ポリグリセリルとグリセリン、セレシンを組み合わせた乳化組成物の例(例えば、特許文献4)などが知られている。
【0004】
一方で不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルは、経時で極僅かに含まれる不純物に起因する変臭を生じることが知られており、例えばオレイン酸ポリグリセリルの変臭を、アネトールをマスキング剤として用いたクレンジング化粧料に好適な皮膚化粧料の例(例えば、特許文献5)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-090542号公報
特開2002-114631号公報
特開2021-80210号公報
WO2014-171507号公報
特開2006-76937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来技術の皮膚外用剤は、香料成分として知られるアネトールをマスキング剤として用いて変臭抑制方法として言及しているが、香料成分を用いない無賦香の皮膚化粧料での変臭抑制方法は十分に検討されてはいなかった。このような背景から、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する皮膚外用剤について、経時による変臭を抑制する手法および変臭が抑制された皮膚外用剤が望まれていた。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルを含む皮膚外用剤の経時での変臭・劣化が抑制された皮膚外用剤組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルに対し、グリチルリチン酸またはその塩を配合することによ
って、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルの経時による変臭劣化を抑制することができることを見出し、本発明を完成した。さらに、シラカバエキスを含有させることで、飛躍的に変臭劣化を抑制することを見出した。
【0009】
さらに驚くことに、グリチルリチン酸またはその塩を配合することによって、不飽和脂肪酸を有するポリグリセリン脂肪酸エステルでの乳化安定性を高めることも副次的な作用も見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、
[1]
下記(a)~(c)を含むことを特徴とする皮膚外用剤組成物である。
(a)オレイン酸ポリグリセリル
(b)グリチルリチン酸ジカリウム
(c)シラカバエキス
(【0011】以降は省略されています)

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