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公開番号
2024150747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2024127630,2021530000
出願日
2024-08-02,2020-06-29
発明の名称
膜付き透明基板及び調理器用トッププレート
出願人
日本電気硝子株式会社
,
国立大学法人東北大学
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
C03C
17/245 20060101AFI20241016BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】光源の消灯時においても美観性に優れる、膜付き透明基板を提供する。
【解決手段】透明基板2と、透明基板2の一方側主面2a上に設けられている、光吸収膜3と、を備え、光吸収膜3は、バンドギャップが2.0eV以上、2.7eV以下の材料から構成された誘電体相と、金属相とを含む、膜付き透明基板1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明基板と、
前記透明基板の一方側主面上に設けられている、光吸収膜と、
を備え、
前記光吸収膜は、金属酸化物から構成された誘電体相と、金属相とを含み、
エリンガム図において、前記金属酸化物を構成する金属元素の標準ギブスエネルギーが、前記金属相を構成する金属元素の標準ギブスエネルギーよりも小さい、膜付き透明基板。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記光吸収膜における波長400nm~700nmの平均吸収係数が、0.5μm
-1
以上、80μm
-1
以下である、請求項1に記載の膜付き透明基板。
【請求項3】
前記光吸収膜において、波長436nmにおける吸収係数をα1とし、波長546nmにおける吸収係数をα2とし、波長700nmにおける吸収係数をα3としたときに、α1/α2が0.8以上、2.0以下であり、α3/α2が0.8以上、2.0以下である、請求項1又は2に記載の膜付き透明基板。
【請求項4】
前記光吸収膜において、前記α1/α2が0.8以上、1.25以下であり、前記α3/α2が0.8以上、1.25以下である、請求項3に記載の膜付き透明基板。
【請求項5】
前記光吸収膜において、波長λにおける吸収係数をα
λ
とし、波長400nm~700nmにおける平均吸収係数をα
AVE
としたときに、下記式(1)で示される吸収平均偏差Mが0.30以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の膜付き透明基板。
TIFF
2024150747000005.tif
30
149
【請求項6】
前記光吸収膜上に、さらに誘電体多層膜が設けられている、請求項1~5のいずれか1項に記載の膜付き透明基板。
【請求項7】
前記誘電体多層膜が、相対的に屈折率が高い高屈折率膜と、相対的に屈折率が低い低屈折率膜とが交互に積層された積層膜であり、
前記高屈折率膜が、前記光吸収膜である、請求項6に記載の膜付き透明基板。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の膜付き透明基板を備え、
前記透明基板が、調理器具が載せられる調理面及び該調理面とは反対側の裏面を有し、
前記透明基板の前記裏面上に、前記光吸収膜が設けられている、調理器用トッププレート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、膜付き透明基板及び該膜付き透明基板を用いた調理器用トッププレートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電磁調理器、ラジアントヒーター調理器、ガス調理器などの調理器では、調理器内部の構造を隠蔽するために、黒色のガラスや、黒色の塗膜を設けた透明ガラスからなるトッププレートを使用している。このような調理器では、トッププレートに電源や加熱状態等の各種情報を表示するため、LED(Light Emitting Diode)や液晶ディスプレイ、あるいはタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等が組み合わせて用いられることがある。
【0003】
下記の特許文献1には、ガラス板と、ガラス板の上に設けられた無機顔料層と、無機顔料層の上に設けられた表示層とを備える、調理器用トッププレートが開示されている。上記無機顔料層は、顔料とガラスとを含んでいる。上記表示層は、LED光等を透過させる透明樹脂部と、LED光等を遮光する耐熱性樹脂部とを有する。特許文献1では、このLED光等を透過させる透過部の形状を変えたり、透過部においてパターニングされた光を透過させたりすることにより、文字や数字、記号等を表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-215018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、調理器用トッププレートに、LEDや、液晶ディスプレイ、あるいはタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等を組み合わせて用いる場合、光源の点灯時には、各種情報を明確に見えるようにするとともに、光源の消灯時には調理器内部の構造を隠蔽することが求められる。しかしながら、トッププレートとして黒色に着色したガラス基板を用いた場合、光源の消灯時には調理器内部の構造を隠蔽することができるものの、光源の点灯時には、各種情報が見えにくいという問題がある。
【0006】
この点に関し、特許文献1では、表示領域にも黒色の無機顔料層が設けられており、それによって調理器内部の構造を隠蔽することが試みられている。しかしながら、特許文献1のトッププレートのように黒色の無機顔料層を設けた場合、光源の消灯時において無彩色の黒色とはならず、美観性が損なわれる場合がある。
【0007】
本発明の目的は、光源の消灯時においても美観性に優れる、膜付き透明基板及び該膜付き透明基板を用いた調理器用トッププレートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る膜付き透明基板は、透明基板と、前記透明基板の一方側主面上に設けられている、光吸収膜と、を備え、前記光吸収膜は、バンドギャップが2.0eV以上、2.7eV以下の材料から構成された誘電体相と、金属相とを含むことを特徴としている。
【0009】
本発明においては、前記材料は、金属酸化物であることが好ましい。
【0010】
本発明においては、エリンガム図において、前記金属酸化物を構成する金属元素の標準ギブスエネルギーが、前記金属相を構成する金属元素の標準ギブスエネルギーよりも小さいことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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