TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024148774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062196
出願日2023-04-06
発明の名称組成物及び成形体
出願人住友化学株式会社,ニューライト テクノロジーズ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 23/10 20060101AFI20241010BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】臭気を抑えた組成物及びその成形体を提供すること。
【解決手段】重合体(A)と、脂肪族ポリエステル系重合体(B)と、炭素-炭素二重結合を有する化合物(C)と、を含有する、組成物。当該組成物において、化合物(C)は、マレイミド基、アクリル基、メタクリル基、アリル基、及びスチリル基からなる少なくとも一種を有する化合物を含んでもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合体(A)と、
脂肪族ポリエステル系重合体(B)と、
炭素-炭素二重結合を有する化合物(C)と、を含有する、組成物。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
重合体(A)がオレフィン系重合体を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
重合体(A)がプロピレン系重合体を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
脂肪族ポリエステル系重合体(B)がポリヒドロキシアルカノエート系重合体を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
化合物(C)が、マレイミド基、アクリル基、メタクリル基、アリル基、及びスチリル基からなる少なくとも一種を有する化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
化合物(C)が複数の炭素-炭素二重結合(但し、芳香族環を構成する炭素-炭素二重結合を除く)を有する化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
脂肪族ポリエステル系重合体(B)100質量部に対して化合物(C)が0.3~100質量部である、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、脂肪族ポリエステル系重合体(B)が0.1~30質量部であり、化合物(C)が0.1~3質量部である、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
充填材(D)を更に含有し、
重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、充填材(D)が0.1~40質量部である、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
オキサゾリン系化合物(E)を更に含有し、
重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、オキサゾリン系化合物(E)が0.1~10質量部である、請求項1に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及び成形体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
脂肪族ポリエステル系重合体は、化石資源を用いることなく、再生可能資源により合成が可能な環境負荷の低い樹脂であり、かつ、成形加工性、機械的特性に優れる樹脂である。このため、各種包装材料、ボトル等の各種容器、食品用包装材料、容器のキャップ、文具、日用雑貨、カーペットやソファ用の繊維、自動車用内外装材、電気・電子機器部品、ビルや住宅の内装材等の建築材料などに脂肪族ポリエステル系重合体を添加することで、環境負荷を低下させられる。近年これらの物品に対して、加熱および光による脂肪族ポリエステル系重合体の劣化による機械的特性の低下の改良が要求されることが多い。
【0003】
例えば、特許文献1には、加工性や耐衝撃性、弾性率等の物性バランスに優れた組成物として、ポリオレフィン100重量部、脂肪族ポリエステル系生分解性ポリマー1~100重量部、酸またはエポキシ基含有ポリオレフィン0.1~100重量部からなる組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-077063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のような組成物は、臭気が強く、組成物又はその成形体を適用できる場面が限られてしまう場合があった。そこで、本発明は、臭気を抑えた組成物及びその成形体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の[1]~[12]を含む。
[1]重合体(A)と、
脂肪族ポリエステル系重合体(B)と、
炭素-炭素二重結合を有する化合物(C)と、を含有する、組成物。
[2]重合体(A)がオレフィン系重合体を含む、[1]に記載の組成物。
[3]重合体(A)がプロピレン系重合体を含む、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]脂肪族ポリエステル系重合体(B)がポリヒドロキシアルカノエート系重合体を含む、[1]~[3]のいずれか一つに記載の組成物。
[5]化合物(C)が、マレイミド基、アクリル基、メタクリル基、アリル基、及びスチリル基からなる少なくとも一種を有する化合物を含む、[1]~[4]のいずれか一つに記載の組成物。
[6]化合物(C)が複数の炭素-炭素二重結合(但し、芳香族環を構成する炭素-炭素二重結合を除く)を有する化合物を含む、[1]~[5]のいずれか一つに記載の組成物。
[7]脂肪族ポリエステル系重合体(B)100質量部に対して化合物(C)が0.3~100質量部である、[1]~[6]のいずれか一つに記載の組成物。
[8]重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、脂肪族ポリエステル系重合体(B)が0.1~30質量部であり、化合物(C)が0.1~3質量部である、[1]~[7]のいずれか一つに記載の組成物。
[9]充填材(D)を更に含有し、
重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、充填材(D)が0.1~40質量部である、[1]~[8]のいずれか一つに記載の組成物。
[10]オキサゾリン系化合物(E)を更に含有し、
重合体(A)、脂肪族ポリエステル系重合体(B)、及び化合物(C)の合計100質量部に対して、オキサゾリン系化合物(E)が0.1~10質量部である、[1]~[9]のいずれか一つに記載の組成物。
[11]オキサゾリン系化合物(E)が複数のオキサゾリン基を有する化合物である、[1]~[10]のいずれか一つに記載の組成物。
[12]オキサゾリン系化合物(E)の分子量が500以下である、[1]~[11]のいずれか一つに記載の組成物。
[13][1]~[12]のいずれか一つに記載の組成物を成形してなる、成形体。
[14]前記成形体が自動車用部品である、[13]に記載の成形体。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、臭気を抑えた組成物及びその成形体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
<組成物>
本発明の一実施形態に係る組成物(樹脂組成物)は、重合体(A)と、脂肪族ポリエステル系重合体(B)と、炭素-炭素二重結合を有する化合物(C)と、を含有する。
【0010】
<重合体(A)>
組成物は、重合体を含有する。重合体は、例えば、炭素原子数2以上10以下のオレフィンに由来する構造単位を50質量%以上含有するオレフィン系重合体であってもよい(ただし、オレフィン系重合体の全量を100質量%とする)。炭素原子数2以上10以下のオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、及び1-デセンが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友化学株式会社
積層基板
今日
住友化学株式会社
積層基板
今日
住友化学株式会社
除草剤組成物
今日
住友化学株式会社
除草剤組成物
今日
住友化学株式会社
植物病害防除方法
今日
住友化学株式会社
植物病害防除方法
今日
住友化学株式会社
組成物及び成形体
今日
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
今日
住友化学株式会社
塩、酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
今日
住友化学株式会社
重合性液晶組成物、偏光膜、偏光フィルムおよび偏光板
2日前
東ソー株式会社
配管材
14日前
東レ株式会社
フィルム
1か月前
日精株式会社
プリプレグ
1か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物
14日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東レ株式会社
フィルムロール
1か月前
東レ株式会社
多孔質フィルム
1か月前
日本化薬株式会社
樹脂微粒子
3日前
三菱ケミカル株式会社
テープ
8日前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
今日
三菱ケミカル株式会社
フィルム
今日
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
8日前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
8日前
東ソー株式会社
エチレン系重合体
28日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
9日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東ソー株式会社
ゴム支承用加硫ゴム
2か月前
東ソー株式会社
エチレン系重合用触媒
1か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂中空構造体
8日前
花王株式会社
乳化組成物
7日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
JNC株式会社
白色熱硬化性樹脂組成物
29日前
株式会社大阪ソーダ
熱伝導用素材組成物
1か月前
松本油脂製薬株式会社
粒子及びその用途
1か月前
三洋化成工業株式会社
ブロックポリマー
2か月前
JNC株式会社
白色熱硬化性樹脂組成物
7日前
続きを見る