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公開番号2024148194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061088
出願日2023-04-05
発明の名称粉体供給装置
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B29C 64/214 20170101AFI20241010BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】リコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体によって、造形プレート上への粉体の配置作業が遅延することを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】粉体供給装置20は、粉体PdにガスGaを吹き付けながら移動することで、造形プレート3上に粉体を配置するように構成された、非接触式のリコータ30と、非接触式のリコータと共に移動し、且つ、非接触式のリコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体を回収するように構成された粉体回収装置40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
粉体にガスを吹き付けながら移動することで、造形プレート上に前記粉体を配置するように構成された、非接触式のリコータと、
前記非接触式のリコータと共に移動し、且つ、前記非接触式のリコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体を回収するように構成された粉体回収装置と、を備える、粉体供給装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記粉体回収装置は、前記飛散した粉体を受けることで前記飛散した粉体を回収するように構成された受け部材を備える、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項3】
前記粉体回収装置は、前記飛散した粉体を吸引することで前記飛散した粉体を回収するように構成された吸引部材を備える、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項4】
前記粉体回収装置は、前記非接触式のリコータの移動方向で前記非接触式のリコータの後方側、又は、前方側、又は、後方側及び前方側に、配置されている、請求項1に記載の粉体供給装置。
【請求項5】
前記受け部材によって回収された粉体を回収するように構成された受け部材用回収装置をさらに備える、請求項2に記載の粉体供給装置。
【請求項6】
前記吸引部材によって回収された粉体を回収するように構成された吸引部材用回収装置をさらに備える、請求項3に記載の粉体供給装置。
【請求項7】
前記粉体供給装置は、立体物を前記造形プレート上に造形するように構成された付加製造装置に適用されている、請求項1に記載の粉体供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体供給装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、造形プレート上に粉体を供給するための粉体供給装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この特許文献1には、立体物を造形するための付加製造装置に適用された粉体供給装置が開示されている。より具体的には、この特許文献1に係る粉体供給装置は、いわゆる「接触式のリコータ」を有している。この接触式のリコータは、粉体供給用のホッパの下方に配置された回転部材(ローラ)を備え、この回転部材がホッパから造形プレート上に供給された粉体の上面に接触しながら所定方向に移動することで、造形プレート上に粉体を所定の厚みで配置するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/151831号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような接触式のリコータの場合、このリコータが粉体に接触する際に、リコータからの力が造形プレート上の粉体のみならず立体物にも加わるおそれがある。この場合、造形プレート上の立体物に変形や破損等の不具合が生じるおそれがある。
【0005】
そこで、この問題を解決するために、リコータとして、粉体にガスを吹き付けながら移動することで造形プレート上に粉体を配置するように構成された「非接触式のリコータ」を用いることが考えられる。しかしながら、このような非接触式のリコータを用いた場合、このリコータが吹き付けたガスによって粉体の一部が飛散し、この飛散した粉体が、造形プレート上の粉体(既に厚みが調整された粉体)の上に堆積するおそれがある。この場合、造形プレート上への粉体の配置作業が遅延するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、リコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体によって、造形プレート上への粉体の配置作業が遅延することを抑制することができる技術を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(態様1)
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る粉体供給装置は、粉体にガスを吹き付けながら移動することで、造形プレート上に前記粉体を配置するように構成された、非接触式のリコータと、前記非接触式のリコータと共に移動し、且つ、前記非接触式のリコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体を回収するように構成された粉体回収装置と、を備える。
【0008】
この態様によれば、非接触式のリコータが吹き付けたガスによって飛散した粉体を粉体回収装置によって回収することができる。これにより、造形プレート上への粉体の配置作業が、飛散した粉体によって遅延することを抑制することができる。
【0009】
(態様2)
上記の態様1において、前記粉体回収装置は、前記飛散した粉体を受けることで前記飛
散した粉体を回収するように構成された受け部材を備えていてもよい。
【0010】
(態様3)
上記の態様1又は2において、前記粉体回収装置は、前記飛散した粉体を吸引することで前記飛散した粉体を回収するように構成された吸引部材を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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