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公開番号2024157090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071201
出願日2023-04-25
発明の名称送風機
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F04D 29/056 20060101AFI20241030BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】油を冷却するための冷却水系統が不要な送風機であって、油配管の施工が容易であり、かつ、油漏れのリスクが少ない送風機を提供する。
【解決手段】送風機は、吸込口と吐出口を有するケーシングと、ケーシング内に配置される羽根車と、羽根車の回転軸を支持する軸受に油を供給する給油手段と、を備える。ケーシングの吸込口に接続される吸込管の壁は二重であり、給油手段は、軸受に供給される前の油を、吸込管の内側の壁と外側の壁との間を通過させ、内側の壁の内側を流れる吸込空気との熱交換により冷却された油が、軸受に供給される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吐出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内に配置される羽根車と、
前記羽根車の回転軸を支持する軸受に油を供給する給油手段と、
を備え、
前記ケーシングの前記吸込口に接続される吸込管の壁は二重であり、
前記給油手段は、前記軸受に供給される前の油を、前記吸込管の内側の壁と外側の壁との間を通過させ、内側の壁の内側を流れる吸込空気との熱交換により冷却された油が、前記軸受に供給される、
ことを特徴とする送風機。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記内側の壁の内側の面には吸込空気の流れ方向に延びる溝が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記内側の壁の外側の面には凹凸が設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
【請求項4】
吸込口と吐出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内に配置される羽根車と、
前記羽根車の回転軸を支持する軸受に油を供給する給油手段と、
を備え、
前記ケーシングの前記吸込口側の壁は二重であり、
前記給油手段は、前記軸受に供給される前の油を、前記ケーシングの内側の壁と外側の壁との間を通過させ、内側の壁の内側を流れる空気との熱交換により冷却された油が、前記軸受に供給される、
ことを特徴とする送風機。
【請求項5】
前記内側の壁の内側の面には吸込空気の流れ方向に延びる溝が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の送風機。
【請求項6】
前記内側の壁の外側の面には凹凸が設けられている
ことを特徴とする請求項4または5に記載の送風機。
【請求項7】
前記給油手段は、前記吸込空気との熱交換により冷却された油を、前記羽根車の回転軸に回転動力を与える電動機の軸受にも供給する、
ことを特徴とする請求項1、2、4、5のいずれかに記載の送風機。
【請求項8】
請求項1、2、4、5のいずれかに記載の送風機を備えた下水処理場。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下水処理場には、生物反応槽に空気を送るための送風機が設けられている。この送風機の軸受は、すべり軸受の強制給油方式とされている。下水処理場には水が豊富にあるため、潤滑油の冷却方式としては、水による冷却方式が採用されている。この冷却方式では、油冷却器内に冷却水用配管が配設されており、油冷却器内を通される潤滑油が、冷却水用配管を流れる下水処理場の処理水との熱交換により冷却される。
【0003】
しかしながら、下水処理場の処理水は真水ではないため、油冷却器を腐食させる可能性がある。油冷却器が腐食すると、軸受の潤滑油系統に水が混入し、その結果、軸受が焼損し、送風機自体が損傷してしまう危険がある。
【0004】
特許文献1には、送風機の吸込口に一端が連結された吸込配管の他端(上流側開口端)に、潤滑油が流れる冷却管とこれに連設された冷却フィンとからなる冷却装置を配設し、送風機の運転により吸込配管に吸い込まれる気体流が冷却装置を通過することで冷却管内を流れる潤滑油を冷却することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5725641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、吸込配管の上流側開口端の位置で潤滑油の冷却が行われるが、吸込配管の上流側開口端は送風機の軸受の位置から離れているため、油配管を長く延ばす必要がある。そのため、施工が容易でなく、油漏れのリスクもある。特に、下水処理場では、送風機がブロワ室に設置されるのに対し、吸込配管の上流側開口端はブロワ室の外側の風道に配置されるため、油配管をブロワ室と風道との間の壁を貫通するように施工する必要があり、容易でない。
【0007】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものでる。本発明の目的は、油を冷却するための冷却水系統が不要な送風機であって、油配管の施工が容易であり、かつ、油漏れのリスクが少ない送風機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係る送風機は、
吸込口と吐出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内に配置される羽根車と、
前記羽根車の回転軸を支持する軸受に油を供給する給油手段と、
を備え、
前記ケーシングの前記吸込口に接続される吸込管の壁は二重であり、
前記給油手段は、前記軸受に供給される前の油を、前記吸込管の内側の壁と外側の壁との間を通過させ、内側の壁の内側を流れる吸込空気との熱交換により冷却された油が、前記軸受に供給される。
【0009】
このような態様によれば、軸受に供給される油が吸込空気により冷却されるため、油を冷却するための冷却水系統が不要となり、送風機の信頼性が向上する。また、ケーシングの吸込口に接続される吸込管の位置で油が冷却されるため、油の冷却を軸受の位置の近くで行うことができ、油配管の長さを短くすることができる。これにより、油配管の施工が容易となり、かつ、油漏れのリスクが減少する。
【0010】
本発明の第2の態様に係る送風機は、第1の態様に係る送風機であって、
前記内側の壁の内側の面には吸込空気の流れ方向に延びる溝が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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