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公開番号2024157696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072204
出願日2023-04-26
発明の名称液流下培養装置及び液流下培養方法
出願人株式会社荏原製作所,インテグリカルチャー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 3/00 20060101AFI20241031BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 足場を利用した細胞培養において、設備の大型化を抑制すること。
【解決手段】 液流下培養装置100は、培養液を貯留する培養槽101と、培養槽に貯留された培養液を培養槽の出口から排出させ、排出された培養液が流路を介して培養槽の入口から培養槽の内部に供給されるように、培養液を循環させる送液機構Pと、培養する細胞が播種された足場を支持する第1支持部材であって、培養液が落下して足場に供給される位置に設けられた第1支持部材103と、培養槽の外部より気体を吸気する機構106と、培養槽の外部に気体を排気する機構107と、を有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
培養液を貯留する培養槽と、
前記培養槽に貯留された前記培養液を前記培養槽の出口から排出させ、排出された前記培養液が流路を介して前記培養槽の入口から前記培養槽の内部に供給されるように、前記培養液を循環させる送液機構と、
培養する細胞が播種された足場を支持する第1支持部材であって、前記培養液が落下して前記足場に供給される位置に設けられた第1支持部材と、
前記培養槽の外部より気体を吸気する機構と、
前記培養槽の外部に気体を排気する機構と、
を有する液流下培養装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記培養液の落下距離を調節する調節機構をさらに有する、請求項1に記載の液流下培養装置。
【請求項3】
前記培養槽の内部における前記入口と前記第1支持部材との間に設けられ、前記入口から供給された前記培養液を一時的に保持する保持機構であって、一時的に保持された前記培養液が下方に流出する貫通孔を含む保持機構をさらに有する請求項1に記載の液流下培養装置。
【請求項4】
前記保持機構によって仕切られる前記培養槽内部の上下の空間の気相圧力を均圧化する均圧化機構をさらに有する請求項3に記載の液流下培養装置。
【請求項5】
前記保持機構は、前記貫通孔として、複数の貫通孔を含み、該複数の貫通孔から流出した前記培養液が落下して前記足場の複数個所に供給される請求項3に記載の液流下培養装置。
【請求項6】
前記送液機構によって前記流路を流れる前記培養液の流量を調節する流量調節部をさらに有する請求項1に記載の液流下培養装置。
【請求項7】
前記第1支持部材の下方に設けられ、前記第1支持部材が支持する足場と同一又は異なる種類の足場を支持する第2支持部材をさらに有し、足場を支持する支持部材が多段で構成される請求項1に記載の液流下培養装置。
【請求項8】
前記均圧化機構は、前記保持機構によって仕切られる上下の空間を連通させる通気管を含む請求項4に記載の液流下培養装置。
【請求項9】
前記流路における前記送液機構の下流に設けられたバルブをさらに有し、
前記流路は、前記培養槽と前記送液機構との間に設けられた第1流路と、前記送液機構と前記バルブとの間に設けられ、前記バルブの第1弁に接続された第2流路と、前記バルブと前記培養槽との間に設けられ、前記バルブの第2弁に接続された第3流路と、前記バルブと前記第1流路との間に設けられ、前記バルブの第3弁に接続された第4流路と、を含む請求項1に記載の液流下培養装置。
【請求項10】
前記培養槽の内部に貯留した前記培養液に気泡を供給する気泡供給機構をさらに有する請求項1に記載の液流下培養装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液流下培養装置及び液流下培養方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、気相中に配置した担体に連続的に培養液を供給する培養液供給部を備えた培養システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-153744号公報
特許第6777149号公報
特許第6907477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
細胞密度を高めるのに有効な足場を利用した培養方式としては、円筒装置を周方向に回転させるローラーボトル方式や、蛇腹状の装置が上下に移動するBelloCell方式が知られている。
【0005】
これらの培養方式は、培養装置自体が駆動するため、細胞の生産量の増加に伴い、より広い可動スペースの確保が必要となり、設備が大型化するという問題があった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、足場を利用した細胞培養において、設備の大型化を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係る液流下培養装置は、培養液を貯留する培養槽と、前記培養槽に貯留された前記培養液を前記培養槽の出口から排出させ、排出された前記培養液が流路を介して前記培養槽の入口から前記培養槽の内部に供給されるように、前記培養液を循環させる送液機構と、培養する細胞が播種された足場を支持する第1支持部材であって、前記培養液が落下して前記足場に供給される位置に設けられた第1支持部材と、前記培養槽の外部より気体を吸気する機構と、前記培養槽の外部に気体を排気する機構と、を有する。
【0008】
第2態様に係る液流下培養装置は、第1態様に係る液流下培養装置において、前記培養液の落下距離を調節する調節機構をさらに有する。
【0009】
第3態様に係る液流下培養装置は、第1又は第2態様に係る液流下培養装置において、前記培養槽の内部における前記入口と前記第1支持部材との間に設けられ、前記入口から供給された前記培養液を一時的に保持する保持機構であって、一時的に保持された前記培養液が下方に流出する貫通孔を含む保持機構をさらに有する。
【0010】
第4態様に係る液流下培養装置は、第3態様に係る液流下培養装置において、前記保持機構によって仕切られる前記培養槽内部の上下の空間の気相圧力を均圧化する均圧化機構をさらに有する。
(【0011】以降は省略されています)

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