TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024147754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2024116012,2020058650
出願日
2024-07-19,2020-03-27
発明の名称
送出管理方法
出願人
株式会社大林組
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G01F
3/18 20060101AFI20241008BHJP(測定;試験)
要約
【課題】実際の送出速度や送出量を正確に管理する。
【解決手段】セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求める。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、
前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、
前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求め、
前記セメント組成物は、普通コンクリートであって、スランプ8cm~21cmに対して、前記補正値は、0.65~0.90である、
ことを特徴とする送出管理方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、
前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、
前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求め、
前記セメント組成物は、軽量コンクリートであって、スランプ12cm~21cmに対して、前記補正値は、0.50~0.85である、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項3】
セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、
前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、
前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求め、
前記セメント組成物は、高流動・高強度コンクリートであって、スランプフロー55cm~65cmに対して、前記補正値は、0.85~0.90である、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記センサーによって前記ピストンの往復速度を検出し、
前記往復速度と、前記シリンダーの容量と、前記補正値と、に基づいて、前記送出速度を求める
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記センサーによって前記ピストンの1ストロークの所要時間を検出し、
前記所要時間と、前記シリンダーの容量と、前記補正値と、に基づいて、前記送出速度を求める、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記送出速度を、前記セメント組成物の打設部位の断面積で除算して打設高さ速度を求める、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記センサーによって前記ピストンの往復回数を検出し、
前記往復回数の累計と、前記シリンダーの容量と、前記補正値と、に基づいて、前記送出量を求める、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3又は請求項7に記載の送出管理方法であって、
前記送出量を、前記セメント組成物の打設部位の断面積で除算して打設高さを求める
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記セメント組成物は、CFT柱の鋼管の内部に打設される、
ことを特徴とする送出管理方法。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9の何れかに記載の送出管理方法であって、
前記センサーは、前記ピストンの往復動作による前記ポンプ車の振動を検出するものである
ことを特徴とする送出管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物の送出管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート(セメント組成物の一例)の打設方法として、シリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いたものが知られている。この方法では、ポンプ車のシリンダーに充填されたコンクリートを、ポンプで発生した駆動力でピストンを移動させることにより、シリンダーから押し出す。シリンダーから押し出されたコンクリートは、供給管を通って打設箇所へと送出される。また、例えば特許文献1には、ポンプ車の圧送経路などにセンサーを配置し、当該センサーによって、コンクリートの圧送性能を評価するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-9596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなシステムを用いても、実際にポンプ車から送出されるコンクリートの送出速度や送出量を正確に管理できないおそれがあった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、コンクリートの硬さ(フレッシュ性状)によって、シリンダーにコンクリートが流入する度合いが異なることも考慮して、実際の送出速度や送出量を正確に管理することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求め、前記セメント組成物は、普通コンクリートであって、スランプ8cm~21cmに対して、前記補正値は、0.65~0.90である、ことを特徴とする送出管理方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、実際の送出速度や送出量を正確に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
コンクリートの施工方法を示す概略説明図である。
2連シリンダー型の往復動ポンプの説明図である。
図3A~図3Cは、加速度センサー30の計測データを示す図である。図3Aは圧送速度が30m
3
/hの場合の図である。図3Bは圧送速度が53m
3
/hの場合の図である。図3Cは圧送速度が70m
3
/hの場合の図である。
本実施形態におけるコンクリートの送出管理方法の一例を示すフロー図である。
本実施形態におけるコンクリートの送出管理方法の別の例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
【0010】
セメント組成物を送出するためのシリンダー及びピストンを備えたポンプ車を用いて前記セメント組成物を送出する際の送出管理方法であって、前記シリンダーにおける前記ピストンの往復動作をセンサーで検出し、前記センサーの検出結果と、前記シリンダーの容量と、前記セメント組成物のスランプに応じた補正値と、に基づいて、実際に前記ポンプ車から送出される前記セメント組成物の送出速度又は送出量を求めることを特徴とする送出管理方法が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社大林組
建築物
1か月前
株式会社大林組
建築物
5日前
株式会社大林組
建築物
5日前
株式会社大林組
誘導装置
25日前
株式会社大林組
養生方法
1か月前
株式会社大林組
攪拌装置
1か月前
株式会社大林組
穿孔装置
1か月前
株式会社大林組
接続構造
1か月前
株式会社大林組
養生幕材
1か月前
株式会社大林組
固定用基礎
26日前
株式会社大林組
柱梁接合構造
26日前
株式会社大林組
作業システム
1か月前
株式会社大林組
柱の設計方法
5日前
株式会社大林組
監視システム
1か月前
株式会社大林組
管路接続工法
5日前
株式会社大林組
制振システム
11日前
株式会社大林組
制振システム
11日前
株式会社大林組
柱の接合構造
5日前
株式会社大林組
構造物形成方法
26日前
株式会社大林組
構造物形成方法
1か月前
株式会社大林組
避雷用コネクタ
11日前
株式会社大林組
建物の外皮構造
1か月前
株式会社大林組
複合地盤検討方法
1か月前
株式会社大林組
建築物の設計方法
5日前
株式会社大林組
構造物の構築方法
1か月前
株式会社大林組
二酸化炭素貯留方法
29日前
株式会社大林組
ワイヤソー切断装置
1か月前
株式会社大林組
曳航用浮体及び曳航方法
1か月前
株式会社大林組
木製柱と梁との接合構造
1か月前
株式会社大林組
設計用空調熱負荷の計算方法
1か月前
株式会社大林組
火打ち梁及び山留め支保構造
13日前
株式会社大林組
柱接合部分の超音波探傷方法
5日前
株式会社大林組
エキスパンションジョイント
21日前
株式会社大林組
空調システム及びその制御方法
26日前
株式会社大林組
免震構造の施工方法及び免震構造
29日前
株式会社大林組
荷役装置、搬送装置及び搬送方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る