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公開番号2024146394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059260
出願日2023-03-31
発明の名称ガス排出用構造体、排気ユニット及び蓄電ユニット
出願人イビデン株式会社,プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/35 20210101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】結露により発生した水を円滑に排出可能なガス排出用構造体、排気ユニット及び蓄電ユニットを提供する。
【解決手段】ガス排出用構造体110は、蓄電装置10に対向して配置され、蓄電素子11の並び方向に延びる有底の筒状体111を有する。筒状体111の蓄電装置10に対向する底部112には、ガス排出弁11fに対応した複数の開口112aが設けられる。筒状体111の内部空間は、開口112aに連通されてガス排出弁11fから排出されるガスを外部に排出する排出経路101を画定する。筒状体111の並び方向に直交する幅方向の端部には、底部112の底面113から蓄電装置10が位置する側の反対方向に向けて立設する一対の側壁114が形成される。少なくとも一方の側壁114は、底面113から離れるにつれて筒状体111の幅方向の中央に接近する傾斜面114aを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれガス排出弁を有する複数の蓄電素子を、前記ガス排出弁がそれぞれ同一方向に向く姿勢で積層された蓄電装置に設けられ、前記蓄電素子から発生するガスを排出するために用いられるガス排出用構造体であって、
前記蓄電装置に対向して配置され、前記蓄電素子の並び方向に延びる有底の筒状体を有し、
前記筒状体の前記蓄電装置に対向する底部には、前記ガス排出弁に対応した複数の開口が設けられ、
前記筒状体の内部空間は、前記開口に連通されて前記ガス排出弁から排出されるガスを外部に排出する排出経路を画定し、
前記筒状体の前記並び方向に直交する幅方向の端部には、前記底部の底面から前記蓄電装置が位置する側の反対方向に向けて立設する一対の側壁が形成され、
少なくとも一方の前記側壁は、前記底面から離れるにつれて前記筒状体の前記幅方向の中央に接近する傾斜面を有する、
ガス排出用構造体。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記筒状体は、
前記一対の側壁から前記幅方向中央に向けて延びる一対の鍔部と、
前記一対の鍔部の前記幅方向中央側の端部から前記蓄電装置が位置する側の反対方向に向けて突出する突出部と、を有し、
前記突出部は、前記幅方向の幅を突出先端側ほど狭くするように傾斜した外側傾斜面を有し、
前記鍔部と前記外側傾斜面は、前記並び方向に沿って互いに連続しつつ形成されている、
請求項1に記載のガス排出用構造体。
【請求項3】
請求項1に記載のガス排出用構造体と、
前記底部と前記複数の蓄電素子との間に設けられるシール材と、
を備える排気ユニット。
【請求項4】
前記シール材は、圧縮変形可能な平板状の弾性体であり、前記底部と前記蓄電素子との間に圧縮された状態で配置されている、
請求項3に記載の排気ユニット。
【請求項5】
前記シール材は、前記傾斜面と連続して接続される外周端面を有する、
請求項3に記載の排気ユニット。
【請求項6】
前記シール材は、前記傾斜面と同一方向に傾斜した外周端面を有する、
請求項3に記載の排気ユニット。
【請求項7】
前記シール材は、前記傾斜面と同一方向に傾斜した外周端面を有する、
請求項5に記載の排気ユニット。
【請求項8】
前記シール材は、前記底部からはみ出した外周端面を有する、
請求項3に記載の排気ユニット。
【請求項9】
前記外周端面は前記傾斜面と同一方向に傾斜した、
請求項8に記載の排気ユニット。
【請求項10】
前記シール材は、独立気泡を含む撥水材料により構成される、
請求項3に記載の排気ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス排出用構造体、排気ユニット及び蓄電ユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蓄電装置には、所定の方向に配列された複数の蓄電素子に対して、排気部材が取り付けられている(例えば特許文献1、2参照)。排気部材は、各蓄電素子のガス排出弁から放出されたガスの流路を形成する部材であり、流路の先端部からガス、及びガスと共に放出された電解液等が排出される。排気部材には、ガス排出弁から排出されたガスを排気部材内に導入するための開口部が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-277735号公報
特許第6017539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電装置は様々な環境下において使用される。このため、蓄電装置の周辺環境が変化した場合、蓄電装置の周囲の空気中の水分が結露し、蓄電装置に水が溜まる場合がある。このような結露により生ずる水は、蓄電素子間における短絡等の不具合を発生させるおそれがあり、できるかぎり速やかに排出することが望まれる。
【0005】
また、蓄電装置の置き方もさまざまであり、例えば、蓄電装置がガス排出弁のガス排出方向の向き及び複数の蓄電素子の並び方向を略水平方向となるように配置された場合には、結露により生ずる水が排気部材の上面に溜まり、複数の蓄電素子に跨って付着してしまい、上記不具合を発生させるおそれがある。このため、蓄電装置が上記姿勢で配置された場合にも、結露による水を円滑に排出可能な設計が望まれる。
【0006】
本発明は、結露により発生した水を円滑に排出可能なガス排出用構造体、排気ユニット及び蓄電ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一態様に係るガス排出用構造体は、
それぞれガス排出弁を有する複数の蓄電素子を、前記ガス排出弁がそれぞれ同一方向に向く姿勢で積層された蓄電装置に設けられ、前記蓄電素子から発生するガスを排出するために用いられるガス排出用構造体であって、
前記蓄電装置に対向して配置され、前記蓄電素子の並び方向に延びる有底の筒状体を有し、
前記筒状体の前記蓄電装置に対向する底部には、前記ガス排出弁に対応した複数の開口が設けられ、
前記筒状体の内部空間は、前記開口に連通されて前記ガス排出弁から排出されるガスを外部に排出する排出経路を画定し、
前記筒状体の前記並び方向に直交する幅方向の端部には、前記底部の底面から前記蓄電装置が位置する側の反対方向に向けて立設する一対の側壁が形成され、
少なくとも一方の前記側壁は、前記底面から離れるにつれて前記筒状体の前記幅方向の中央に接近する傾斜面を有する、
ガス排出用構造体である。
【0008】
上記(1)の態様によれば、蓄電装置がガス排出弁のガス排出方向の向き及び複数の蓄電素子の並び方向を略水平方向となるように配置された場合に、蓄電素子の表面に結露して生じた水が、傾斜した側壁の傾斜面に沿って蓄電装置から流れ落ち、水を排出できる。これにより、結露による水が蓄電素子の電極等に溜まることを防止でき、蓄電素子の短絡、腐食等を抑制できる。
【0009】
(2)本発明の一態様に係るガス排出用構造体は、
前記筒状体は、
前記一対の側壁から前記幅方向中央に向けて延びる一対の鍔部と、
前記一対の鍔部の前記幅方向中央側の端部から前記蓄電装置が位置する側の反対方向に向けて突出する突出部と、を有し、
前記突出部は、前記幅方向の幅を突出先端側ほど狭くするように傾斜した外側傾斜面を有し、
前記鍔部と前記外側傾斜面は、前記並び方向に沿って互いに連続しつつ形成されている、(1)に記載のガス排出用構造体である。
【0010】
上記(2)の態様によれば、筒状体が傾斜した外側傾斜面を有することで、ガス排出用構造体の配置スペースを小さくでき、周囲部材との干渉を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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