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公開番号2024145864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058409
出願日2023-03-31
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 30/10 20060101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組立作業性に優れ、しかも強度信頼性に優れたコイル装置を提供すること。
【解決手段】筒部30を有するボビン3と、筒部30に巻回してあるワイヤ8と、ボビン3に取り付けられるカバー5と、中脚部21を有するコア2と、を有するコイル装置1である。カバー5は、筒部30の貫通孔31に連通するように筒部30の端部に配置される端開口51を持つ端壁52と、ボビン3に嵌合する第1係合部55と、を有する。中脚部21は、貫通孔31および端開口51に挿入される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒部を有するボビンと、
前記筒部に巻回してあるワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるカバーと、
中脚部を有するコアと、を有するコイル装置であって、
前記カバーは、前記筒部の貫通孔に連通するように前記筒部の端部に配置される端開口を持つ端壁と、前記ボビンに嵌合する第1係合部と、を有し、
前記中脚部は、前記端開口および前記貫通孔に挿入されるコイル装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記筒部は、端部に鍔部を有し、
前記鍔部は、前記第1係合部に嵌合する第2係合部を有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記第2係合部は、前記鍔部の端面から突出する凸部を有する請求項2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記凸部は、前記第1係合部を変形させて案内する傾斜面と、前記第1係合部が係止するフック部と、を有する請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記第1係合部は、前記端開口が形成してある前記端壁に配置してある請求項1に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第1係合部は、前記端壁の開口縁から前記端開口の内方に突出する爪部を有し、
前記爪部は、前記筒部の貫通孔の幅方向の両側に配置してある請求項5に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記爪部により、前記端開口は、主開口と副開口とに分けられ、
前記主開口に前記中脚部が挿入される請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第1係合部は、前記ボビンおよび前記コアに接着剤で固定してある請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項9】
前記ボビンは、前記ワイヤのコイル部から引き出されたリード部と接続される端子が取り付けられる端子台を有し、
前記カバーは、前記端子台を覆う端子台被覆部を有する請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばトランスなどのコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
コイル装置の高耐圧化に対応するため、ボビンとコアとの間に絶縁カバーを介在させることで、コイル装置の高耐圧化を図ることがある(たとえば特許文献1)。このタイプのコイル装置では、ボビンに絶縁カバーを組み合わせ、さらにコアを組み込む設計になっている。
【0003】
しかし組立作業時にボビンと絶縁カバーが固定されていないため、位置決めが難しく組立作業性に劣る。また、コア上部でボビンと絶縁カバーとコアを接着しているが、これらの接合強度に課題があり、コイル装置の強度信頼性の向上が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-187052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の実情を鑑みてなされ、その目的は、組立作業性に優れ、しかも強度信頼性に優れたコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の好ましい態様に係るコイル装置は、
筒部を有するボビンと、
前記筒部に巻回してあるワイヤと、
前記ボビンに取り付けられるカバーと、
中脚部を有するコアと、を有するコイル装置であって、
前記カバーは、前記筒部の貫通孔に連通するように前記筒部の端部に配置される端開口を持つ端壁と、前記ボビンに嵌合する第1係合部と、を有し、
前記中脚部は、前記端開口および前記貫通孔に挿入される。
【0007】
このように構成することで、カバーがボビンに取り付けられると、カバーの第1係合部がボビンに嵌合する。そのため、たとえばカバーが取り付けられたボビンを搬送する際にも、カバーがボビンから外れ難くなり、組立作業性が向上する。また、カバーの端開口とボビンの貫通孔との位置決めがなされ、端開口と貫通孔にコアを取り付け易くなり、この点でも組立作業性が向上する。また、第1係合部によりカバーがボビンに嵌合して固定され、たとえば第1係合部を含めて、接着剤によりコアとボビンとを接着することにより、カバーとボビンとコアとの接着強度が向上し、コイル装置の強度信頼性が向上する。
【0008】
好ましくは、前記筒部は、端部に鍔部を有し、前記鍔部は、前記第1係合部に嵌合する第2係合部を有する。このように構成することで、さらに組立作業性が向上すると共に、コイル装置の強度信頼性がさらに向上する。
【0009】
好ましくは、前記第2係合部は、前記鍔部の端面から突出する凸部を有する。このように構成することで、さらに組立作業性が向上すると共に、コイル装置の強度信頼性がさらに向上する。
【0010】
好ましくは、前記凸部は、前記第1係合部を変形させて案内する傾斜面と、前記第1係合部が係止するフック部と、を有する。カバーをボビンに取り付ける際に、カバーの第1係合部は、凸部の傾斜面に案内されて弾性変形し、その後に、元の形状に戻り、ワンタッチ式にフック部に係止し、カバーがボビンに嵌合する。したがって、さらに組立作業性が向上すると共に、コイル装置の強度信頼性がさらに向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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