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公開番号
2024145668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023058119
出願日
2023-03-31
発明の名称
電子部品及び電子部品内蔵基板の製造方法
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】レーザ照射により形成されるビアホールの深さの不均一さを抑制する電子部品及び電子部品内蔵基板の製造方法を提供する。
【解決手段】電子部品は、基体と、基体の内部に設けられる内部素子25と、基体に設けられている第1外部電極21と、基体に第1外部電極から離間するように設けられている第2外部電極22と、を備える。第1外部電極及び第2外部電極は、内部素子と電気的に接続される。第1外部電極は、第1外側金属層21aと、第1内側金属層21bと、を有する。第1内側金属層は、第1外側金属層と第1内部素子との間に設けられている。第2外部電極は、第2外側金属層22aと、第2内側金属層22bと、を有する。第2内側金属層は、第2外側金属層と第1内部素子との間に設けられている。第1内側金属層及び第2金属層は、第1外側金属層及び第2外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基体と、
前記基体の内部に設けられる第1内部素子と、
前記基体に設けられ、前記第1内部素子と電気的に接続される第1外部電極と、
前記基体に前記第1外部電極から離間するように設けられ、前記第1内部素子と電気的に接続される第2外部電極と、
を備え、
前記第1外部電極は、
第1外側金属層と、
前記第1外側金属層と前記第1内部素子との間に設けられている第1内側金属層と、
を有し、
前記第2外部電極は、
第2外側金属層と、
前記第2外側金属層と前記第1内部素子との間に設けられている第2内側金属層と、
を有し、
前記第1内側金属層は、前記第1外側金属層及び前記第2外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低く、前記第2内側金属層は、前記第1外側金属層及び前記第2外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低い、
電子部品。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第1内側金属層は、前記第1外側金属層と直接接しており、
前記第2内側金属層は、前記第2外側金属層と直接接している、
請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第1内側金属層の厚さは、前記第1外側金属層の厚さの0.2倍以上3.0倍以下である、
請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記第1外側金属層はCuを主成分とし、
前記第1内側金属層はAgを主成分とする、
請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記基体は、第1面を有しており、
前記第1内側金属層及び前記第2内側金属層はいずれも、前記第1面と接する、
請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
前記基体の内部に前記第1内部素子から離間して設けられる第2内部素子と、
前記基体に、前記第1外部電極及び前記第2外部電極から離間するように設けられ、前記第2内部素子と電気的に接続される第3外部電極と、
前記基体に、前記第1外部電極、前記第2外部電極、及び前記第3外部電極から離間するように設けられ、前記第2内部素子と電気的に接続される第4外部電極と、
をさらに備え、
前記第3外部電極は、
第3外側金属層と、
前記第3外側金属層と前記第2内部素子との間に設けられている第3内側金属層と、
を有し、
前記第4外部電極は、
第4外側金属層と、
前記第4外側金属層と前記第2内部素子との間に設けられている第4内側金属層と、
を有し、
前記第1内側金属層は、前記第1外側金属層、前記第2外側金属層、前記第3外側金属層、及び前記第4外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低く、
前記第2内側金属層は、前記第1外側金属層、前記第2外側金属層、前記第3外側金属層、及び前記第4外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低く、
前記第3内側金属層は、前記第1外側金属層、前記第2外側金属層、前記第3外側金属層、及び前記第4外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低く、
前記第4内側金属層は、前記第1外側金属層、前記第2外側金属層、前記第3外側金属層、及び前記第4外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低い、
請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項7】
前記基体は、第1面を有しており、
前記第1外部電極、前記第2外部電極、前記第3外部電極、及び前記第4外部電極はいずれも、前記第1面のみにおいて前記基体と接する、
請求項6に記載の電子部品。
【請求項8】
絶縁層に形成されたキャビティに、請求項1に記載の電子部品を載置する工程と、
前記電子部品を覆うように樹脂層を形成する工程と、
前記第1外部電極に前記第1外側金属層を貫通する第1ビアホールを形成し、前記第2外部電極に前記第2外側金属層を貫通する第2ビアホールを形成するように、前記第1外部電極及び前記第2外部電極に向かってレーザを照射する工程と、
を備える、
電子部品内蔵基板の製造方法。
【請求項9】
前記第1ビアホール内に第1ビア導体を形成し、前記第2ビアホール内に第2ビア導体を形成する工程をさらに備える、
請求項8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記第1ビア導体及び前記第2ビア導体は、めっき処理により形成される、
請求項9に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、主に、電子部品、及び、電子部品内蔵基板の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
コンデンサ、インダクタ、抵抗などの電子部品が埋め込まれた電子部品内蔵基板が知られている。電子部品内蔵基板においては、絶縁層に配線パターンが形成されており、この絶縁層に埋め込まれた電子部品の外部電極がビア導体を介して配線パターンと接続される。従来の電子部品内蔵基板は、特開2012-019247号公報(特許文献1)に記載されている。
【0003】
電子部品内蔵基板の製造工程においては、電子部品が埋め込まれている絶縁層にレーザを照射することにより外部電極を露出させるビアホールを形成し、このビアホールにめっき処理を施すことでビア導体が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-019247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子部品には複数の外部電極が設けられているため、電子部品内蔵基板の製造時に、絶縁層には複数のビアホールを形成する必要がある。従来の電子部品内蔵基板においては、各外部電極に向かって照射されるレーザの出力の違いや、外部電極間での表面粗さの違い、及び外部電極の密度の違い等の様々な要因に起因して、各ビアホールを深さが均一になるように形成することが難しいという問題がある。ビアホールの深さが不均一だと、深いビアホールにおいてめっき成長が不十分となり、ビア導体と外部電極との間の接続やビア導体と配線パターンとの間の接続が不良になる可能性がある。
【0006】
本明細書において開示される発明の目的は、上述した問題の少なくとも一部を解決または緩和することである。本明細書に開示される発明のより具体的な目的の一つは、レーザ照射により形成されるビアホールの深さの不均一さを抑制することである。本明細書において開示される様々な発明は、「本発明」と総称されることがある。
【0007】
本発明の前記以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。本明細書に開示される発明は、「発明を解決しようとする課題」の欄の記載以外から把握される課題を解決するものであってもよい。本明細書に、実施形態の作用効果が記載されている場合には、その作用効果から当該実施形態に対応する発明の課題を把握することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様における電子部品は、基体と、基体の内部に設けられる第1内部素子と、基体に設けられている第1外部電極と、基体に前記第1外部電極から離間するように設けられている第2外部電極と、を備える。第1外部電極及び第2外部電極は、第1内部素子と電気的に接続される。第1外部電極は、第1外側金属層と、第1内側金属層と、を有する。第1内側金属層は、第1外側金属層と第1内部素子との間に設けられている。第2外部電極は、第2外側金属層と、第2内側金属層と、を有する。第2内側金属層は、第2外側金属層と第1内部素子との間に設けられている。一態様において、第1内側金属層は、第1外側金属層及び第2外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低い。一態様において、第2内側金属層は、第1外側金属層及び第2外側金属層のいずれよりもレーザ吸収率が低い。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示されている発明の一態様によれば、レーザ照射により形成されるビアホールの深さの不均一さを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る電子部品を模式的に示す斜視図である。
図1の電子部品をLT面に平行な平面で切断した断面の一部を拡大して示す断面図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
一実施形態に従って電子部品内蔵基板を製造する工程の一部を模式的に示す図である。
レーザにより穿孔された電子部品の第1外部電極を示す断面図である。
レーザにより穿孔された電子部品の第2外部電極を示す断面図である。
レーザ加工開始からの深さd1と深さd2の関係を示すグラフである。
別の実施形態に係る電子部品を模式的に示す斜視図である。
図6の電子部品をI-I線で切断した断面の一部を拡大して示す断面図である。
図6の電子部品をII-II線で切断した断面の一部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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