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公開番号
2024145531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057924
出願日
2023-03-31
発明の名称
硬貨収納装置および硬貨処理装置
出願人
グローリー株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
G07D
1/00 20060101AFI20241004BHJP(チェック装置)
要約
【課題】多くの硬貨を収納することができ、収納する硬貨を効率よく攪拌することができる硬貨収納装置および硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る硬貨収納装置は、下方に向かうにつれて互いの距離が近くなるように少なくとも一方が傾斜して配置されている一対の側壁と、前記一対の側壁の間に配置されており、前記一対の側壁とともに硬貨を収納する収納空間を構成する搬送機構と、を備え、前記搬送機構は、前記収納空間の底部に配置されており、前記側壁と交差しない略水平の搬送方向に向かって硬貨を搬送する第1搬送部、および、前記第1搬送部から略上方向に向かって前記硬貨を搬送する第2搬送部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下方に向かうにつれて互いの距離が近くなるように少なくとも一方が傾斜して配置されている一対の側壁と、
前記一対の側壁の間に配置されており、前記一対の側壁とともに硬貨を収納する収納空間を構成する搬送機構と、
を備え、
前記搬送機構は、前記収納空間の底部に配置されており、前記側壁と交差しない略水平の搬送方向に硬貨を搬送する第1搬送部、および、前記第1搬送部から上方に向かって前記硬貨を搬送する第2搬送部を含む、
硬貨収納装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記一対の側壁は第1側壁と第2側壁とを含み、
前記第1側壁は、略垂直に配置されている、
請求項1に記載の硬貨収納装置。
【請求項3】
前記一対の側壁は第1側壁と第2側壁とを含み、
前記第2側壁は、45度以上傾斜している、
請求項1または2に記載の硬貨収納装置。
【請求項4】
前記第1搬送部の前記搬送方向における上流側、かつ前記一対の側壁の間に、前記一対の側壁のそれぞれと互いに直交するように配置されている第3側壁と、
前記第3側壁と前記第1搬送部との間に配置されており、前記硬貨収納装置の外部に向かって湾曲する曲面部をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の硬貨収納装置。
【請求項5】
前記搬送機構は、搬送時に前記硬貨を引っ掛ける突起が形成された搬送面を有するベルトを含み、
前記曲面部の下端部には、前記突起を避ける凹形状が形成されている、
請求項4に記載の硬貨収納装置。
【請求項6】
前記突起の前記搬送方向に沿った間隔は、収納される最大径の硬貨の直径の2倍より広い、
請求項5のいずれか1項に記載の硬貨収納装置。
【請求項7】
前記第1搬送部の前記搬送方向に沿った上流側端部から下流側端部までの長さは、前記第2搬送部の下側端部から上側端部までの長さより短い、
請求項1から6のいずれか一項に記載の硬貨収納装置。
【請求項8】
前記第1搬送部の前記搬送方向に沿った上流側端部から下流側端部までの長さは、収納される最大径の硬貨の直径の2倍より長い、
請求項1から7のいずれか1項に記載の硬貨収納装置。
【請求項9】
前記硬貨収納装置の上部に設けられており、硬貨を受け入れる受入部と、
前記受入部を介して受け入れた前記硬貨が当たる位置に、該硬貨が前記第1搬送部に近づくように跳ね返る設置角度で配置される案内部と、
をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の硬貨収納装置。
【請求項10】
前記第2搬送部の上端部付近に設けられており、前記第2搬送部により搬送された前記硬貨を排出する開口を含む排出部と、
前記排出部に設けられており、前記開口を塞ぐことが可能な蓋部と、
をさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の硬貨収納装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、硬貨を収納する硬貨収納装置、および、硬貨収納装置を備える硬貨処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
硬貨を収納する硬貨収納装置、および、硬貨収納装置を備える硬貨処理装置が普及している。
【0003】
例えば特許文献1には、硬貨を非整列状態で収納する収納枠、収納枠の底面に配置された無端状の平ベルト、および、平ベルトの搬送方向下流側に配置され、平ベルトの回転に対して逆方向に回転して平ベルト上の硬貨を1層1列状態に整列させて繰り出させる逆転ローラを有する硬貨収納繰出装置が開示されている。特許文献1に開示された硬貨収納繰出装置によれば、単純な構造で、硬貨を収納することができ、かつ硬貨を繰り出すことができる。また、平ベルトの回転により平ベルト上の硬貨を攪拌して搬送方向下流側に送り込むことができるので、平ベルト上に新たな硬貨を堆積させるスペースを確保することができ、結果として硬貨収納繰出装置の硬貨収納量を増大させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2008/072279号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された硬貨収納繰出装置において、平ベルト上に大量の硬貨が堆積した状態では、硬貨を攪拌するためのスペースを確保することが困難となる。このため、硬貨を大量に収納した状態でも、効率よく攪拌することができる硬貨収納装置が所望されている。
【0006】
本開示は、硬貨を大量に収納した状態でも、効率よく攪拌することができる硬貨収納装置、およびこの硬貨収納装置を備える硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る硬貨収納装置は、下方に向かうにつれて互いの距離が近くなるように少なくとも一方が傾斜して配置されている一対の側壁と、前記一対の側壁の間に配置されており、前記一対の側壁とともに硬貨を収納する収納空間を構成する搬送機構と、を備え、前記搬送機構は、前記収納空間の底部に配置されており、前記側壁と交差しない略水平の搬送方向に向かって硬貨を搬送する第1搬送部、および、前記第1搬送部から略上方向に向かって前記硬貨を搬送する第2搬送部を含む。
【0008】
本開示の一態様に係る硬貨収納装置によれば、前記一対の側壁は第1側壁と第2側壁とを含み、前記第1側壁は、略垂直に配置されていてもよい。
【0009】
本開示の一態様に係る硬貨収納装置によれば、前記一対の側壁は第1側壁と第2側壁とを含み、前記第2側壁は、45度以上傾斜していてもよい。
【0010】
本開示の一態様に係る硬貨収納装置によれば、前記第1搬送部の前記搬送方向における上流側、かつ前記一対の側壁の間に、前記一対の側壁のそれぞれと互いに直交するように配置されている第3側壁と、前記第3側壁と前記第1搬送部との間に配置されており、前記硬貨収納装置の外部に向かって湾曲する曲面部をさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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