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公開番号
2024157806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072393
出願日
2023-04-26
発明の名称
金庫装置、金庫システム、及び金庫装置の制御方法
出願人
グローリー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E05G
1/10 20060101AFI20241031BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】第1の扉が設けられると共にその反対側に第2の扉が設けられた金庫装置において、第1の扉及び第2の扉の何れかが開放されている場合に、第1の扉及び第2の扉の何れが開放されているかに応じた柔軟な対応を可能とする。
【解決手段】第1の側に設けられた第1の扉と、第1の側とは反対側の第2の側に設けられた第2の扉と、第1の扉が開放されている場合に、その旨を報知する第1の報知処理を行うように制御し、第2の扉が開放されている場合に、その旨を報知する報知処理であって第1の報知処理とは報知先又は報知態様が異なる報知処理である第2の報知処理を行うように制御する制御部とを備える、金庫装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の側に設けられた第1の扉と、
前記第1の側とは反対側の第2の側に設けられた第2の扉と、
前記第1の扉が開放されている場合に、その旨を報知する第1の報知処理を行うように制御し、前記第2の扉が開放されている場合に、その旨を報知する報知処理であって当該第1の報知処理とは報知先又は報知態様が異なる報知処理である第2の報知処理を行うように制御する制御部と
を備える、金庫装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の報知処理は、前記第1の扉が開放されている旨を前記第1の側に報知する処理であり、
前記第2の報知処理は、前記第2の扉が開放されている旨を前記第2の側に報知する処理である、請求項1に記載の金庫装置。
【請求項3】
前記第1の側に報知する処理は、当該第1の側に設けられた第1の表示装置に表示する処理であり、
前記第2の側に報知する処理は、当該第2の側に設けられた第2の表示装置に表示する処理である、請求項2に記載の金庫装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の扉が閉鎖されている場合に、当該第1の扉が所定時間以上開放されていたことがあれば、その旨を報知する第3の報知処理を行うように制御する、請求項1に記載の金庫装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1の報知処理を行ってから所定時間以内に前記第1の扉が閉鎖されない場合に、前記第2の報知処理を行うように制御する、請求項1に記載の金庫装置。
【請求項6】
前記第1の側は、金融機関のATMコーナー側であり、
前記第2の側は、前記金融機関のバックヤード側であり、
前記第1の報知処理は、前記第1の扉が開放されている旨を、前記金融機関との間で物品を授受する授受業者に関連する授受業者装置に報知する処理であり、
前記第2の報知処理は、前記第2の扉が開放されている旨を、前記金融機関に関連する金融機関装置に報知する処理である、請求項1に記載の金庫装置。
【請求項7】
前記第1の報知処理は、前記金融機関の前記金庫装置が設置された店舗に当該金融機関の職員が滞在していれば、前記第1の扉が開放されている旨を、前記金融機関装置に報知する処理である、請求項6に記載の金庫装置。
【請求項8】
前記授受業者装置は、前記授受業者の職員が視認可能な第1の表示装置、前記授受業者の職員が所持する第1の携帯端末装置、及び、前記授受業者を管理する第1の管理装置の少なくとも1つであり、
前記金融機関装置は、前記金融機関の職員が視認可能な第2の表示装置、前記金融機関の職員が所持する第2の携帯端末装置、前記金融機関の前記金庫装置が設置された店舗を管理する第2の管理装置、及び、前記金融機関の複数の店舗を管理する第3の管理装置の少なくとも1つである、請求項6に記載の金庫装置。
【請求項9】
前記第1の報知処理は、前記第1の扉が開放されている旨を、当該第1の扉が開放されてから所定時間経過前であれば、前記第1の表示装置及び前記第1の携帯端末装置の少なくとも1つに報知し、当該第1の扉が開放されてから所定時間経過後であれば、前記第1の管理装置に報知する処理である、請求項8に記載の金庫装置。
【請求項10】
前記第2の報知処理は、前記第2の扉が開放されている旨を、当該第2の扉が開放されてから所定時間経過前であれば、前記第2の表示装置、前記第2の携帯端末装置、及び前記第2の管理装置の少なくとも1つに報知し、当該第2の扉が開放されてから所定時間経過後であれば、前記第3の管理装置に報知する処理である、請求項8に記載の金庫装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金庫装置、金庫システム、及び金庫装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内函用の収納スペースを複列多段に形成してなり、各収納スペースは、天井材、床材、左右の側壁材を上下左右に配設するとともに、前面側に錠前付きの開閉扉を付設して前面側から手動による内函の搬出入を可能とし、後面側を全面開放して後面側から搬出入装置による内函の自動搬出入を可能とする貸金庫装置における内函用の収納棚が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6298698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1の扉が設けられると共にその反対側に第2の扉が設けられた金庫装置において、第1の扉及び第2の扉の何れかが開放されている場合に、その旨を報知する報知処理を行うことがある。ところが、そのような報知処理において、第1の扉及び第2の扉の何れが開放されている場合であっても報知先及び報知態様を同じにしたのでは、第1の扉及び第2の扉の何れが開放されているかに応じた柔軟な対応を行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、第1の扉が設けられると共にその反対側に第2の扉が設けられた金庫装置において、第1の扉及び第2の扉の何れかが開放されている場合に、第1の扉及び第2の扉の何れが開放されているかに応じた柔軟な対応を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的のもと、本発明は、第1の側に設けられた第1の扉と、第1の側とは反対側の第2の側に設けられた第2の扉と、第1の扉が開放されている場合に、その旨を報知する第1の報知処理を行うように制御し、第2の扉が開放されている場合に、その旨を報知する報知処理であって第1の報知処理とは報知先又は報知態様が異なる報知処理である第2の報知処理を行うように制御する制御部とを備える、金庫装置を提供する。
第1の報知処理は、第1の扉が開放されている旨を第1の側に報知する処理であってよく、第2の報知処理は、第2の扉が開放されている旨を第2の側に報知する処理であってよい。その場合、第1の側に報知する処理は、第1の側に設けられた第1の表示装置に表示する処理であってよく、第2の側に報知する処理は、第2の側に設けられた第2の表示装置に表示する処理であってよい。
制御部は、第1の扉が閉鎖されている場合に、第1の扉が所定時間以上開放されていたことがあれば、その旨を報知する第3の報知処理を行うように制御する、ものであってよい。
制御部は、第1の報知処理を行ってから所定時間以内に第1の扉が閉鎖されない場合に、第2の報知処理を行うように制御する、ものであってよい。
第1の側は、金融機関のATMコーナー側であってよく、第2の側は、金融機関のバックヤード側であってよく、第1の報知処理は、第1の扉が開放されている旨を、金融機関との間で物品を授受する授受業者に関連する授受業者装置に報知する処理であってよく、第2の報知処理は、第2の扉が開放されている旨を、金融機関に関連する金融機関装置に報知する処理であってよい。
その場合、第1の報知処理は、金融機関の金庫装置が設置された店舗に金融機関の職員が滞在していれば、第1の扉が開放されている旨を、金融機関装置に報知する処理であってよい。
また、授受業者装置は、授受業者の職員が視認可能な第1の表示装置、授受業者の職員が所持する第1の携帯端末装置、及び、授受業者を管理する第1の管理装置の少なくとも1つであってよく、金融機関装置は、金融機関の職員が視認可能な第2の表示装置、金融機関の職員が所持する第2の携帯端末装置、金融機関の金庫装置が設置された店舗を管理する第2の管理装置、及び、金融機関の複数の店舗を管理する第3の管理装置の少なくとも1つであってよい。その場合、第1の報知処理は、第1の扉が開放されている旨を、第1の扉が開放されてから所定時間経過前であれば、第1の表示装置及び第1の携帯端末装置の少なくとも1つに報知し、第1の扉が開放されてから所定時間経過後であれば、第1の管理装置に報知する処理であってよい。また、第2の報知処理は、第2の扉が開放されている旨を、第2の扉が開放されてから所定時間経過前であれば、第2の表示装置、第2の携帯端末装置、及び第2の管理装置の少なくとも1つに報知し、第2の扉が開放されてから所定時間経過後であれば、第3の管理装置に報知する処理であってよい。
【0007】
また、本発明は、金庫装置と、金庫装置の外部にある第1の外部装置と、金庫装置の外部にある第1の外部装置とは異なる第2の外部装置とを備え、金庫装置は、第1の側に設けられた第1の扉と、第1の側とは反対側の第2の側に設けられた第2の扉と、第1の扉が開放されている場合に、その旨を第1の外部装置に報知する第1の報知処理を行うように制御し、第2の扉が開放されている場合に、その旨を第2の外部装置に報知する第2の報知処理を行うように制御する制御部とを備える、金庫システムも提供する。
第1の側は、金融機関のATMコーナー側であってよく、第2の側は、金融機関のバックヤード側であってよく、第1の外部装置は、金融機関との間で物品を授受する授受業者に関連する授受業者装置であってよく、第2の外部装置は、金融機関に関連する金融機関装置であってよい。その場合、授受業者装置は、授受業者の職員が視認可能な第1の表示装置、授受業者の職員が所持する第1の携帯端末装置、及び、授受業者を管理する第1の管理装置の少なくとも1つであってよく、金融機関装置は、金融機関の職員が視認可能な第2の表示装置、金融機関の職員が所持する第2の携帯端末装置、金融機関の金庫装置が設置された店舗を管理する第2の管理装置、及び、金融機関の複数の店舗を管理する第3の管理装置の少なくとも1つであってよい。
金庫システムは、複数の条件毎に複数の条件の各条件が満たされた場合の報知先を設定した設定情報を記憶する記憶装置を更に備え、制御部は、記憶装置に記憶された設定情報に基づいて、第1の報知処理及び第2の報知処理における報知先を決定する、ものであってよい。
【0008】
更に、本発明は、第1の側に設けられた第1の扉と、第1の側とは反対側の第2の側に設けられた第2の扉とを備える金庫装置の制御方法であって、第1の扉が開放されている場合に、その旨を報知する第1の報知処理を行うように制御するステップと、第2の扉が開放されている場合に、その旨を報知する報知処理であって第1の報知処理とは報知先又は報知態様が異なる報知処理である第2の報知処理を行うように制御するステップとを含む、金庫装置の制御方法も提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1の扉が設けられると共にその反対側に第2の扉が設けられた金庫装置において、第1の扉及び第2の扉の何れかが開放されている場合に、第1の扉及び第2の扉の何れが開放されているかに応じた柔軟な対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態における金庫装置の概要を示す図である。
本実施の形態における金庫装置の外観構成例を示す斜視図である。
本実施の形態における金庫装置の施解錠操作部の小扉を開いたときの外観構成例を示す図である。
本実施の形態における金庫装置の外観構成例を示す斜視図である。
本実施の形態における金庫システムの構成例を示す図である。
本実施の形態における金庫装置の機能構成例を示すブロック図である。
制御部の報知先を制御する機能について詳細に示す図である。
本実施の形態の金庫装置における第1の報知処理の動作例を示すフローチャートである。
(a)はバックヤード側エラー画面の一例を示す図であり、(b)は金庫内確認指示画面の一例を示す図である。
本実施の形態の金庫装置における第2の報知処理の動作例を示すフローチャートである。
変形例で記憶されるログデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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