TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024145496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057871
出願日
2023-03-31
発明の名称
電子部品及び電子部品の製造方法
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
50/553 20210101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】水分に対する耐性に優れた電子部品を実現する。
【解決手段】電子部品の一例である固体電池1は、端面10aを有する部品本体10と、部品本体10の端面10aと当該端面10a側のエッジ部10cとを覆う外部電極層30とを含む。外部電極層30は、第1層31と第2層32とを含む。第1層31は、部品本体10の端面10aとエッジ部10cとを覆い、第1導電材料と第1絶縁材料とを含有する。第2層32は、第1層31を覆い、第2導電材料と第2絶縁材料とを含有する。エッジ部10cにおける外部電極層30の厚さT2を厚くし、めっき層40を形成する際のめっき液や外気中に含まれる水蒸気の部品本体10内への浸入経路の形成を抑え、固体電池1の水分に対する耐性を高める。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
端面を有する部品本体と、
前記部品本体の前記端面と前記端面側のエッジ部とを覆う外部電極層と、
を含み、
前記外部電極層は、
前記端面と前記エッジ部とを覆い、第1導電材料と第1絶縁材料とを含有する第1層と、
前記第1層を覆い、第2導電材料と第2絶縁材料とを含有する第2層と、
を含む、電子部品。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記第1絶縁材料及び前記第2絶縁材料はガラスである、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第1絶縁材料はガラスであり、前記第2絶縁材料は樹脂である、請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記外部電極層を覆うめっき層を更に含む、請求項1に記載の電子部品。
【請求項5】
端面を有する部品本体を準備する工程と、
前記部品本体の前記端面と前記端面側のエッジ部とを覆う外部電極層を形成する工程と、
を含み、
前記外部電極層を形成する工程は、
前記端面と前記エッジ部とを覆い、第1導電材料と第1絶縁材料とを含有する第1層を形成する工程と、
前記第1層を覆い、第2導電材料と第2絶縁材料とを含有する第2層を形成する工程と、
を含む、電子部品の製造方法。
【請求項6】
前記第1層を形成する工程は、熱処理を含み、
前記第2層を形成する工程は、前記熱処理後の前記第1層を覆うように前記第2層を形成する工程を含む、請求項5に記載の電子部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品及び電子部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
固体電池や積層セラミックコンデンサ等の電子部品に関し、その部品本体の端面に、当該部品本体内の内部電極と接続される外部接続端子を設ける技術が知られている。例えば、電極層が固体電解質層を介して複数積層された積層体の端面に外部電極を形成した全固体二次電池、その外部電極等をダイヤモンドライクカーボンで覆った全固体二次電池が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-126791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品本体の端面に外部接続端子を設ける電子部品では、例えば、その部品本体の端面側に外部電極層用ペーストを塗布し、それに所定の熱処理を施すことで、外部接続端子の一部となる外部電極層を形成する方法が採用される。しかし、このような方法が採用されて得られる電子部品では、部品本体の当該端面側のエッジ部における外部電極層の厚さが、他の部分の厚さに比べて薄くなることがある。部品本体の当該エッジ部における外部電極層の厚さが薄くなると、その薄くなった部位が、外部電極層の表面を更にめっき処理する際のめっき液や外気中に含まれる水蒸気等の水分の浸入経路となり、部品本体及びそれを備える電子部品の特性低下を招く恐れがある。
【0005】
1つの側面では、本発明は、水分に対する耐性に優れた電子部品を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様では、端面を有する部品本体と、前記部品本体の前記端面と前記端面側のエッジ部とを覆う外部電極層と、を含み、前記外部電極層は、前記端面と前記エッジ部とを覆い、第1導電材料と第1絶縁材料とを含有する第1層と、前記第1層を覆い、第2導電材料と第2絶縁材料とを含有する第2層と、を含む、電子部品が提供される。
【0007】
また、別の態様では、上記のような電子部品の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
1つの側面では、水分に対する耐性に優れた電子部品を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
固体電池の一例について説明する図である。
固体電池の外部接続端子の形成において生じ得る現象について説明する図である。
実施形態に係る固体電池の一例について説明する図である。
実施形態に係る固体電池の変形例について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
部品本体の端面に外部接続端子を設ける電子部品として、積層チップコンデンサや積層チップインダクタ、固体電池等の各種電子部品が知られている。以下では、電子部品として、主に固体電池を例にして説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
FDK株式会社
空気電池モジュール
1か月前
FDK株式会社
電子部品及び電子部品の製造方法
1か月前
FDK株式会社
ラミネート型蓄電素子およびその製造方法
1か月前
FDK株式会社
出力電圧調整装置、蓄電システム、出力電圧調整方法およびプログラム
23日前
個人
複円環アレーアンテナ
18日前
個人
接触式電気的導通端子
3日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
10日前
オムロン株式会社
入力装置
18日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
23日前
個人
安全プラグ安全ソケット
5日前
株式会社村田製作所
磁性部品
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
11日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
9日前
マクセル株式会社
配列用マスク
9日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
マクセル株式会社
配列用マスク
9日前
株式会社ダイヘン
開閉器
9日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
1か月前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
17日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
18日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
17日前
住友化学株式会社
積層基板
1か月前
三菱電機株式会社
端子構造
9日前
住友化学株式会社
積層基板
1か月前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
9日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
9日前
三洲電線株式会社
撚線導体
1か月前
アスザック株式会社
搬送用ハンド
3日前
続きを見る
他の特許を見る