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公開番号2024145466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057830
出願日2023-03-31
発明の名称接合部材
出願人クリナップ株式会社
代理人個人,個人
主分類F16B 12/20 20060101AFI20241004BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる接合部材を提供する。
【解決手段】実施形態における接合部材1は、第1孔101aを有する第1板材101と第2孔102aを有する第2板材102とを接合するための接合部材1であって、貫通孔を有するとともに弾性変形可能な第1筒状部材3と第2筒状部材4と、第1筒状部材3と第2筒状部材4とに挿通される棒状部材2と、を備える。第1筒状部材3と第2筒状部材4とは、材軸方向の一端部に形成されるとともに棒状部材2の外径D2よりも大きな内径を有する導入部31,41と、導入部31,41の内径よりも小さな内径を有する本体部32,42と、本体部32,42の内径よりも小さな内径を有する保持部33,43と、を有する。第1筒状部材3に棒状部材2が挿通されたとき、棒状部材2の材軸方向の一端部21側は、第1筒状部材3の保持部33に保持される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1孔を有する第1板材と第2孔を有する第2板材とを接合するための接合部材であって、
貫通孔を有するとともに弾性変形可能な一対の筒状部材と、一対の前記筒状部材に挿通される棒状部材と、を備え、
前記筒状部材は、
材軸方向の一端部に形成されるとともに前記棒状部材の外径よりも大きな内径を有する導入部と、
前記導入部に繋がるとともに前記導入部の内径よりも小さな内径を有する本体部と、
前記本体部を挟んで前記導入部の反対側に形成されるとともに前記本体部の内径よりも小さな内径を有する保持部と、を有し、
前記棒状部材が前記筒状部材に挿通されたとき、前記棒状部材の材軸方向の一端部側は、一方の前記筒状部材の前記保持部に保持されること
を特徴とする接合部材。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記棒状部材は、中実に形成されること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項3】
前記棒状部材は、材軸方向の一端部と他端部との間に主部を有し、
前記棒状部材の一端部の外径は、前記主部の外径以下であり、
前記棒状部材の一端部は、テーパー状に形成されること
を特徴とする請求項2記載の接合部材。
【請求項4】
一方の前記筒状部材の材軸方向の長さは、他方の前記筒状部材の材軸方向の長さと異なること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。
【請求項5】
前記棒状部材が前記筒状部材に挿通されたとき、前記棒状部材の材軸方向の他端部側は、他方の前記筒状部材の前記保持部に保持されること
を特徴とする請求項1記載の接合部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、孔が形成される板材同士を接合するための接合部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、キャビネットに使われている側板等の板材へ、天板、底板、背板等の板材を取り付ける構造においては、板材の接合部にダボを取り付け、接着剤を塗布することが一般的に行われている。この際、塗布する接着剤の量や、木質のダボの乾燥状態による接着剤の吸収度合い等によって、板材同士の接合強度にバラつきが生じるおそれがある。また、ダボに塗布した接着剤が硬化するまでに養生時間が必要となる。このため、接合が完了するまでに時間がかかる。
【0003】
そこで、接着剤を用いずに板材同士を接合する技術として、例えば特許文献1が開示されている。
【0004】
特許文献1には、管径が収縮したり拡大したりできて、突出して形成されるスナップ部を備える中空管が含まれる二つの接合部材、及びそれぞれの前部が連接されて、後部が相対方向に伸ばされ、前記接合部材の中空空間に対応するように構成され、後部が係止部を備える二つの結合ロッドが含まれる連結部材が含まれる板材連接構造であって、前記二つの接合部材がそれぞれ板材が備える設置孔に設置されて、一つの結合ロッドを一つの前記接合部材に挿入させ、かつもう一つの結合ロッドをもう一つの前記接合部材に挿入させて、前記接合部材が前記結合ロッドとの接触によって前記スナップ部で前記板材の設置孔に嵌って、さらに前記連結部材の係止部をそれぞれ二つの接合部材に引掛けることにより、前記二つの板材を接合させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3207260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1の開示技術では、前記接合部材の後部に内壁が窪んで形成され、前記係止部と嵌り合うように設置される係止孔が含まれる。そして、係止部をそれぞれ二つの接合部材に引掛けるために、係止部の外径は、後部の外径よりも大きく構成される。このため、接合部材の中空空間に結合ロッドを挿入する際、係止部を挿入しづらく、板材同士を接合するのに時間がかかる。また、係止部の外径は、後部の外径よりも大きく構成されることから、接合部材の中空空間に結合ロッドを挿入する際、結合ロッドへの強い叩き込みが必要となる場合がある。この場合、接合部材によって板材表面に膨れが生じる等の板材の破損のおそれが高くなる。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、板材の破損を抑制でき、接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる接合部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る接合部材は、第1孔を有する第1板材と第2孔を有する第2板材とを接合するための接合部材であって、貫通孔を有するとともに弾性変形可能な一対の筒状部材と、一対の前記筒状部材に挿通される棒状部材と、を備え、前記筒状部材は、材軸方向の一端部に形成されるとともに前記棒状部材の外径よりも大きな内径を有する導入部と、前記導入部に繋がるとともに前記導入部の内径よりも小さな内径を有する本体部と、前記本体部を挟んで前記導入部の反対側に形成されるとともに前記本体部の内径よりも小さな内径を有する保持部と、を有し、前記棒状部材が前記筒状部材に挿通されたとき、前記棒状部材の材軸方向の一端部側は、一方の筒状部材の前記保持部に保持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、板材の破損を抑制でき、接着剤を用いることなく板材同士を短時間で接合できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態におけるキャビネットの一例を示す斜視図である。
図2は、実施形態における板材の接合構造の一例を分解して示す斜視図である。
図3は、実施形態における板材の接合構造の一例を示す断面図である。
図4(a)は、実施形態における接合部材の第1筒状部材の一例を示す断面図であり、図4(b)は、実施形態における接合部材の第2筒状部材の一例を示す断面図である。
図5(a)及び図5(b)は、実施形態における板材の接合方法の第1挿通工程を説明する図である。
図6(a)及び図6(b)は、実施形態における板材の接合方法の第2挿通工程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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