TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024145322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057614
出願日2023-03-31
発明の名称画像処理装置及び画像処理プログラム
出願人セコム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類G06T 7/194 20170101AFI20241004BHJP(計算;計数)
要約【課題】差分領域に明るい影領域と暗い影領域とが含まれる場合であっても検出の対象物に対する誤判定を抑制する。
【解決手段】所定領域を撮影した撮影画像のうち処理対象の入力画像と所定領域の背景画像との差分領域に基づき、入力画像における検出対象の有無を判定する画像センサ14を含み、画像センサ14は、入力画像の差分領域について、輝度値が低い画素からなる低輝度部分領域及び低輝度部分領域より輝度値が高い画素からなる高輝度部分領域のうち、当該低輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて当該差分領域が影であるか検出対象であるか判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
所定領域を撮影した撮影画像のうち処理対象の入力画像と前記所定領域の背景画像との差分領域に基づき、前記入力画像における検出対象の有無を判定する画像処理部を含み、
前記画像処理部は、前記入力画像の前記差分領域について、輝度値が低い画素からなる低輝度部分領域及び前記低輝度部分領域より輝度値が高い画素からなる高輝度部分領域のうち、当該低輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて当該差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記画像処理部は、前記低輝度部分領域から影らしさを示す第1の特徴を抽出するとともに、前記高輝度部分領域から影らしさを示す前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を抽出し、前記第1の特徴及び前記第2の特徴を用いて前記差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像処理装置であって、
前記画像処理部は、前記第1の特徴及び前記第2の特徴に基づいて求めた前記差分領域の影らしさを示す属性値を用いて前記差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定し、前記属性値は、前記第2の特徴より前記第1の特徴を重視して求めることを特徴とする画像処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像処理装置であって、
前記画像処理部は、前記低輝度部分領域と共に、前記高輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて前記差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定し、当該判定において前記低輝度部分領域から抽出された前記特徴に重み付けすることを特徴とする画像処理装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の画像処理装置であって、
前記差分領域の平均輝度値を用いて、前記差分領域を前記低輝度部分領域と前記高輝度部分領域とに分離することを特徴とする画像処理装置。
【請求項6】
コンピュータを、
所定領域を撮影した撮影画像のうち処理対象の入力画像と前記所定領域の背景画像との差分領域に基づき、前記入力画像における検出対象の有無を判定する画像処理部として機能させ、
前記画像処理部は、前記入力画像の前記差分領域について、輝度値が低い画素からなる低輝度部分領域及び前記低輝度部分領域より輝度値が高い画素からなる高輝度部分領域のうち、当該低輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて当該差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することを特徴とする画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像内から検出対象を検出する画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、監視領域をカメラにて撮影して取得される撮影画像と、基準画像とを比較することで、両画像間において変化のある領域である差分領域を求め、差分領域の大きさあるいは形状などの画像特徴に基づいて「人物らしさ」を判定して、撮影画像内から侵入者などの検出対象を検出する画像処理装置がある。
【0003】
撮像された画像から得られた信号から画像間の演算により動いているものを抽出する動き抽出手段と、検出された動体の中から現在の画像の輝度レベルが背景の画像の輝度レベルに比べて低い所を検出する輝度低下検出手段と、検出された輝度レベルの低下割合から影を認識する影認識手段と、これらの結果から動体を識別する動体識別手段を含む動体抽出装置が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-151356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、従来技術では、差分領域の輝度値が低い、又は、差分領域と背景画像とのテクスチャの類似度が高い等の条件を用いて、差分領域が人か影かを判定していた。
【0006】
しかしながら、光を遮る部分と光を一部透過する部分を有する物体による影が存在する場合、1つの差分領域の中に明るい影領域と暗い影領域のように輝度が大きく異なる領域が混在する。例えば、監視空間の近くをバスが走行した場合、太陽光がバスの窓ガラスを通過した明るい影領域と、太陽光がバスの車体によって遮光された暗い影領域とを含む差分領域が抽出されることがある。
【0007】
このような場合、輝度が高い明るい影領域によって差分領域全体としての輝度値が低くならず、また明るい影領域と暗い影領域が含まれることによって差分領域に新たなエッジが生じるために背景画像とのテクスチャの類似性も低下するため影らしさを示す特徴量が高くならず、差分領域を人と誤判定するおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、所定領域を撮影した撮影画像のうち処理対象の入力画像と前記所定領域の背景画像との差分領域に基づき、前記入力画像における検出対象の有無を判定する画像処理部を含み、前記画像処理部は、前記入力画像の前記差分領域について、輝度値が低い画素からなる低輝度部分領域及び前記低輝度部分領域より輝度値が高い画素からなる高輝度部分領域のうち、当該低輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて当該差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することを特徴とする画像処理装置である。
【0009】
本発明の別の態様は、コンピュータを、所定領域を撮影した撮影画像のうち処理対象の入力画像と前記所定領域の背景画像との差分領域に基づき、前記入力画像における検出対象の有無を判定する画像処理部として機能させ、前記画像処理部は、前記入力画像の前記差分領域について、輝度値が低い画素からなる低輝度部分領域及び前記低輝度部分領域より輝度値が高い画素からなる高輝度部分領域のうち、当該低輝度部分領域から抽出した影らしさを示す特徴を用いて当該差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することを特徴とする画像処理プログラムである。
【0010】
ここで、前記画像処理部は、前記低輝度部分領域から影らしさを示す第1の特徴を抽出するとともに、前記高輝度部分領域から影らしさを示す前記第1の特徴とは異なる第2の特徴を抽出し、前記第1の特徴及び前記第2の特徴を用いて前記差分領域が影であるか前記検出対象であるかを判定することが好適である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
プログラム
7日前
株式会社理研
演算装置
14日前
個人
日本語入力支援システム
14日前
個人
AI旅行最適化プラグイン
13日前
シャープ株式会社
電子機器
今日
個人
案件管理装置および端末装置
28日前
個人
技術実行管理システム
1日前
個人
納骨堂システム
6日前
株式会社発明屋
電池指向の構造設計
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
20日前
個人
ネイルスキルテストシステム
今日
富士通株式会社
プロセッサ
1か月前
株式会社イズミ
総合代行システム
24日前
個人
ダブルオークションシステム
24日前
富士通株式会社
予測
27日前
株式会社TIMEWELL
情報処理システム
7日前
ローム株式会社
半導体集積回路
10日前
合同会社IPマネジメント
料金収受システム
27日前
株式会社SUBARU
車両用操作装置
20日前
株式会社サマデイ
メンタリングシステム
1日前
個人
収納装置および収納システム
13日前
株式会社アジラ
行動体存在推定システム
1か月前
キヤノン株式会社
ワークフロー制御装置
6日前
個人
生成AI向けデータ保管及び活用システム
7日前
トヨタ自動車株式会社
電池評価システム
6日前
個人
株式投資コンペティションシステム
27日前
トヨタ自動車株式会社
電池性能推定方法
27日前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
今日
マクセル株式会社
リーダライタ用ホルダ
27日前
西日本電信電話株式会社
分析装置
27日前
株式会社サイトプラス
相乗りマッチングサービス
13日前
株式会社知財事業研究所
仮想認証システム
27日前
長島梱包株式会社
情報処理システム
1か月前
富士通株式会社
画像符号化
14日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
14日前
続きを見る