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公開番号2024145254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057531
出願日2023-03-31
発明の名称エピハロヒドリン系ゴムおよびゴム組成物
出願人株式会社大阪ソーダ
代理人
主分類C08G 65/24 20060101AFI20241004BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ブリードアウトが生じず、計量・加工時のハンドリング性、加工性を保持しつつゴム物性とのバランスもかね備える、エピハロヒドリン系ゴムを提供する。
【解決手段】重量平均分子量(Mw)が3万~20万である、エピハロヒドリン系ゴムを提供する。また、重量平均分子量(Mw)が60万~300万のエピハロヒドリン系ゴム100質量部に、重量平均分子量(Mw)が3万~20万であるエピハロヒドリン系ゴム10~150質量部を含有することを特徴とするゴム組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重量平均分子量(Mw)が3万~20万である、エピハロヒドリン系ゴム。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
アルキレンオキサイド、エピハロヒドリンから選択される化合物に由来する構成単位を少なくとも1つ以上含み、アルキレンオキサイド:エピハロヒドリンのモル比が0:100~90:10の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載のエピハロヒドリン系ゴム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のエピハロヒドリン系ゴムが、重量平均分子量(Mw)が60万~300万のエピハロヒドリン系ゴムの分解物であるエピハロヒドリン系ゴム。
【請求項4】
重量平均分子量(Mw)が60万~300万のエピハロヒドリン系ゴム100質量部に、請求項1又は2に記載のエピハロヒドリン系ゴム10~150質量部を含有することを特徴とするゴム組成物。
【請求項5】
重量平均分子量(Mw)が60万~300万のエピハロヒドリン系ゴムを、酸化剤存在下反応させることを含む、重量平均分子量(Mw)が3万~20万である、エピハロヒドリン系ゴムの製造方法。
【請求項6】
前記酸化剤が、有機過酸化物系、無機過酸化物系からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項5に記載の重量平均分子量(Mw)が3万~20万である、エピハロヒドリン系ゴムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エピハロヒドリン系ゴムおよびゴム組成物に関する。さらに詳しくは、ブリードアウトが生じず、計量・加工時のハンドリング性、加工性を保持しつつゴム物性とのバランスもかね備える、エピハロヒドリン系ゴムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
エピクロロヒドリン系ゴムをはじめとするエピハロヒドリン系ゴムは、優れた耐熱性、耐油性、耐燃料油性、耐オゾン性、低温特性、半導電特性などを有していることから、自動車用ゴム部品や電気、電子機器用ゴム部材として広く利用されている。
【0003】
エピハロヒドリン系ゴムはコンパウンドに加工される際に、カーボンブラック等の充填剤の存在下では粘度が上昇する。通常は、コンパウンドの粘度を下げ柔軟性を持たせるため、可塑剤や軟化剤等が用いられるが、加工性は改善されるものの、ゴム組成物表面にブリードアウトが生じたり、圧縮永久歪みや常態物性といったゴム物性が悪化するという問題があった。
【0004】
特許文献1には、可塑剤の代わりに低分子量エピクロロヒドリン系重合体を用いるゴム組成物が開示されているが、実施例で示されたいずれにおいても、エピクロロヒドリン系ゴム単独またはNBR共重合体とのブレンド100重量部に対して、充填剤としての炭酸カルシウムが30重量部含まれる構成となっており、ゴム組成物としての加工性と常態物性の両方のバランスを良好とするのに、純粋に低分子量エピクロロヒドリン系重合体だけが効いているとは言い難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-087892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ブリードアウトが生じず、計量・加工時のハンドリング性、加工性を保持しつつゴム物性とのバランスもかね備える、エピハロヒドリン系ゴムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を達成するために鋭意検討した結果、重量平均分子量(Mw)が3万~20万であるエピハロヒドリン系ゴムを用いることで、上記目的を達成できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
【0008】
すなわち、本発明は、重量平均分子量(Mw)が3万~20万であるエピハロヒドリン系ゴムを提供する。
【0009】
上記エピハロヒドリン系ゴムは、アルキレンオキサイド、エピハロヒドリンから選択される化合物に由来する構成単位を少なくとも1つ以上含み、アルキレンオキサイド:エピハロヒドリンのモル比が0:100~90:10の範囲であることが好ましい。
【0010】
さらに、上記エピハロヒドリン系ゴムは、重量平均分子量(Mw)が60万~300万のエピハロヒドリン系ゴムの分解物であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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