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公開番号
2024144785
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2021140357
出願日
2021-08-30
発明の名称
積層体の製造方法、基材の製造方法及び基材
出願人
積水化学工業株式会社
,
株式会社IHI物流産業システム
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B05D
1/36 20060101AFI20241007BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】製造ライン、運搬ラインにおいて、基材に由来する異物が付着しにくい保護皮膜を形成可能な積層体の製造方法、基材の製造方法及び基材を提供する。
【解決手段】基材に、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液をそれぞれ塗布して、複層皮膜を形成する皮膜形成工程を含む、基材及び複層皮膜を有する積層体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材に、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液をそれぞれ塗布して、複層皮膜を形成する皮膜形成工程を含む、基材及び複層皮膜を有する積層体の製造方法。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
複層皮膜は、接着性、保護性及び剥離性からなる群から選択される少なくとも1種を調整することができる、請求項1に記載の積層体の製造方法。
【請求項3】
2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液の塗布を連続して行う、請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
【請求項4】
皮膜形成工程において、基材の温度が0℃以上400℃以下である、請求項1~3のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項5】
基材を形成する基材形成工程を含み、基材形成工程と皮膜形成工程を連続して行う、請求項1~4のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項6】
第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液は可塑剤及び水を含有する、請求項1~5のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項7】
第2又はそれ以降に塗布する複数の保護皮膜形成用水溶液のいずれかは、ポリビニルアルコール樹脂及び水を含有する、請求項1~6のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項8】
第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液は、ポリビニルアルコール樹脂を含まないか、又は、第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液のポリビニルアルコール樹脂含有量は、第2又はそれ以降に塗布する保護皮膜形成用水溶液のポリビニルアルコール樹脂含有量よりも少ない、請求項1~7のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項9】
第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液の可塑剤含有量は、第2又はそれ以降に塗布する保護皮膜形成用水溶液の可塑剤含有量よりも多い、請求項1~8のいずれかに記載の積層体の製造方法。
【請求項10】
第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液は、可塑剤含有量が0.1~80重量%、水含有量が20~99.9重量%である、請求項1~9のいずれかに記載の積層体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体の製造方法、基材の製造方法及び基材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、板ガラス等の基材は、光学表示装置の表面層や基板、窓ガラス等に幅広く利用されており、特に、光学表示装置等の基板用途においては、該基材表面の汚れや粉塵等を除去する必要があり、例えば、予め強いアルカリ水溶液等で洗浄したり、高温で処理して表面の汚染分を焼き飛ばし洗浄したりすることで清浄な状態を実現している。
これに対して、例えば、特許文献1には、ガラス基材の保護膜として、平均重合度600以下、鹸化度40モル%以上のポリビニルアルコールを用いることが記載されている。
また、特許文献2には、ガラス基材の表面をポリビニルアルコール系フィルムで被覆して保護する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-226537号公報
特開2006-327881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、高精彩液晶用のガラス等の基材については、薄膜化が進むことで、表面付着異物の管理基準が大幅に厳しくなっている。特に、基材の製造ライン及び運搬ラインにおいて、基材のカットカレット等の異物の基材表面への付着が問題となっている。
【0005】
本発明は、製造ライン、運搬ラインにおいて、異物の付着を抑制することができる保護皮膜を形成可能な積層体の製造方法、基材の製造方法及び基材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基材に、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液をそれぞれ塗布して、複層皮膜を形成する皮膜形成工程を含む、基材及び複層皮膜を有する積層体の製造方法である。
以下に本発明を詳述する。
【0007】
本発明者らは、鋭意検討の結果、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液をそれぞれ塗布して複層皮膜を形成することで、製造ライン、運搬ラインにおいて、基材に由来する異物が付着しにくい保護皮膜を形成することが可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
本発明の積層体の製造方法は、基材に、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液をそれぞれ塗布して、複層皮膜を形成する皮膜形成工程を含む。
これにより、上記複層皮膜は、接着性、保護性及び剥離性からなる群から選択される少なくとも1種を調整することができる。
【0009】
上記皮膜形成工程では、2種類以上の異なる組成を有する保護皮膜形成用水溶液の塗布を連続して行うことが好ましい。この場合、皮膜同士の接着性が高めることができ、同時に基材からの剥離性にも優れた複層皮膜を形成することができる。
また、塗布を連続して行う場合は、第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液を塗布した後、第2に塗布する保護皮膜形成用水溶液を塗布する方法、第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液を塗布した後、2回以上の複数回に保護皮膜形成用水溶液を塗布する方法等が挙げられる。
なお、本明細書では、第2に塗布する保護皮膜形成用水溶液、又は、第2以降に塗布する保護皮膜形成用水溶液のいずれかのことを「第2又はそれ以降に塗布する複数の保護皮膜形成用水溶液のいずれか」という。
【0010】
上記第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液は可塑剤及び水を含有することが好ましい。
上記第1に塗布する保護皮膜形成用水溶液は、可塑剤を含有することで、保護皮膜の靭性を向上させることができる。また、上記可塑剤を含有することで、保護皮膜の水に対する溶解性を向上させることもできる。更に、上記可塑剤を含有することで、保護皮膜の基材からの剥離を向上させることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
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