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公開番号2024144134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024018669
出願日2024-02-09
発明の名称カバープロテクタ及びその製造方法、並びに電池モジュール
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16L 59/04 20060101AFI20241003BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】断熱材と、例えば電池ケースの内壁面のような所定の面との接着性を向上させることができるカバープロテクタ及びその製造方法、並びに電池モジュールを提供する。
【解決手段】カバープロテクタ10は、第1の有機繊維3を含む断熱材1と、断熱材1の表面の少なくとも一部に接着された有機フィルム2と、を有し、第1の有機繊維3の少なくとも一部は、断熱材1の表面から突出している。電池モジュール100は、上記カバープロテクタ10と、蓄電池110と、カバープロテクタ10と蓄電池110とを収容する電池ケース120と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の有機繊維及び無機繊維の少なくとも一方からなる繊維を含む断熱材と、
前記断熱材の表面の少なくとも一部に接着された有機フィルムと、を有し、
前記繊維の少なくとも一部は、前記断熱材の表面から突出していることを特徴とする、カバープロテクタ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第1の有機繊維は非水溶性であることを特徴とする、請求項1に記載のカバープロテクタ。
【請求項3】
前記断熱材は、前記第1の有機繊維と、前記第1の有機繊維と異なる性質を有する第2の有機繊維と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカバープロテクタ。
【請求項4】
前記第2の有機繊維は水溶性であることを特徴とする、請求項3に記載のカバープロテクタ。
【請求項5】
前記第1の有機繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維であり、
前記第2の有機繊維は、ビニロン繊維であることを特徴とする、請求項4に記載のカバープロテクタ。
【請求項6】
前記無機繊維は、シリカ繊維、アルミナ繊維、アルミナシリケート繊維、ジルコニア繊維、ガラス繊維、及びこれらの繊維以外の鉱物系繊維から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする、請求項1に記載のカバープロテクタ。
【請求項7】
前記断熱材の表面から突出した前記繊維が前記有機フィルムに溶着していることを特徴とする、請求項1に記載のカバープロテクタ。
【請求項8】
前記断熱材は、対向する第1面と第2面とを有し、
前記第1面に前記有機フィルムが配置されており、
前記第2面に無機繊維層が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のカバープロテクタ。
【請求項9】
前記断熱材と前記無機繊維層とは、接着層により接合されていることを特徴とする、請求項8に記載のカバープロテクタ。
【請求項10】
前記断熱材及び前記無機繊維層は、前記有機フィルムにより被覆されていることを特徴とする、請求項8に記載のカバープロテクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カバープロテクタ及びその製造方法、並びに該カバープロテクタを備える電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境保全のために、電気自動車などにリチウムイオン2次電池が用いられている。しかし、リチウムイオン2次電池は、有機電解液を使用しているために、熱暴走時に着火すると火炎が発生してバッテリーパックを損傷させるおそれがある。
【0003】
その対策として、例えば特許文献1には、耐火性と断熱性に優れた熱暴走抑制耐火シートが提案されている。上記耐火シートは、基材と、無機粒子と無機バインダを含有する無機粒子層とを含み、基材は、ガラス繊維と湿熱接着性バインダ繊維とフィブリル化耐熱性繊維を含有する。また、無機粒子層は、基材に含有される繊維の表面を被覆する被覆層と、基材表面の少なくとも片方の面に存在する断熱層とを有するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-96935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電池モジュールの外部に火災が広がることを防止するために、電池が収容される電池ケースの壁面や天井面に、上記のような耐火シートを接着しようとした場合に、耐火シートと電池ケースの内壁面との接着性が極めて弱いという問題点がある。このように、耐火シートと所定の面との接着性が弱いと、電池の熱暴走により火災が発生した場合に、耐火シートが容易に落下してしまい、耐火シートによる耐火効果及び断熱効果を得ることができなくなる。その結果、周囲の物や人に危険が及ぶ可能性がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、断熱材と、例えば電池ケースの内壁面のような所定の面との接着性を向上させることができるカバープロテクタ及びその製造方法、並びに電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、カバープロテクタに係る下記[1]の構成により達成される。
【0008】
[1] 第1の有機繊維及び無機繊維の少なくとも一方からなる繊維を含む断熱材と、
前記断熱材の表面の少なくとも一部に接着された有機フィルムと、を有し、
前記第1の有機繊維の少なくとも一部は、前記断熱材の表面から突出していることを特徴とする、カバープロテクタ。
【0009】
また、カバープロテクタに係る本発明の好ましい実施形態は、以下の[2]~[11]に関する。
【0010】
[2] 前記第1の有機繊維は非水溶性であることを特徴とする、[1]に記載のカバープロテクタ。
(【0011】以降は省略されています)

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