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公開番号2024156359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070757
出願日2023-04-24
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類H05K 1/18 20060101AFI20241029BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板を提供する。
【解決手段】プリント配線板10は、第1実装エリアA1と第2実装エリアA2を有する最上の樹脂絶縁層12、複数の第1パッド14aと複数の第2パッド14bを有する最上の導体層14、第1パッド14aに至る複数の第1開口16aと第2パッド14bに至る複数の第2開口16bとを有する上側のソルダーレジスト層16、第1パッド14aの上に形成されている第1電子部品搭載用の金属バンプ20及び第2パッド14bの上に形成されている第2電子部品搭載用の半田バンプ42を有する。金属バンプ20は、めっきで形成されていて、第1開口16a内に形成されている第1部分24と第1部分24から延びていて第1開口16a周りのソルダーレジスト層16上に形成されている第2部分28からなり、第1実装エリアA1と第2実装エリアA2との間の距離が0.5mm以上1.5mm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1実装エリアと第2実装エリアを有する最上の樹脂絶縁層と、
前記第1実装エリア内の前記最上の樹脂絶縁層上に形成されている複数の第1パッドと前記第2実装エリア内の前記最上の樹脂絶縁層上に形成されている複数の第2パッドを有する最上の導体層と、
前記最上の樹脂絶縁層と前記最上の導体層上に形成されていて、前記第1パッドのそれぞれに至る複数の第1開口と前記第2パッドのそれぞれに至る複数の第2開口とを有する上側のソルダーレジスト層と、
前記第1パッドのそれぞれの上に形成されている第1電子部品搭載用の金属バンプと、
前記第2パッドのそれぞれの上に形成されている第2電子部品搭載用の半田バンプ、
とを有するプリント配線板であって、
前記金属バンプはめっきで形成されていて、前記金属バンプは前記第1開口内に形成されている第1部分と前記第1部分から延びていて前記第1開口周りの前記ソルダーレジスト層上に形成されている第2部分で形成され、前記第1実装エリアと前記第2実装エリアとの間の距離(距離X)が0.5mm以上1.5mm以下である。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、さらに、第3実装エリアを有し、前記第1実装エリアと前記第3実装エリアとの間の距離(距離Y)が0.5mm以上1.5mm以下であって、前記距離Xと前記Yは異なる。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1の導体パッドと第2の導体パッド、第3の導体パッドを有するプリント配線板を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-52104号公報
【発明の概要】
【0004】
特許文献1は、第1の導体パッドに半導体チップを搭載し、第3の導体パッド上にコンデンサを搭載している。一般的に、半導体チップを実装するためのバンプが形成される時、フラックスが用いられる。特許文献1の図1によれば、第1の導体パッドと第2の導体パッドが近くに配置されている。そのため、半導体チップ実装用のバンプを形成するためのフラックスが第3の導体パッド上に到達すると予想される。リフローの間にそのフラックスが第3の導体パッドに強固に接着すると考えられる。その場合、第3の導体パッドからフラックスを除去することが困難であると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1実装エリアと第2実装エリアを有する最上の樹脂絶縁層と、前記第1実装エリア内の前記最上の樹脂絶縁層上に形成されている複数の第1パッドと前記第2実装エリア内の前記最上の樹脂絶縁層上に形成されている複数の第2パッドを有する最上の導体層と、前記最上の樹脂絶縁層と前記最上の導体層上に形成されていて、前記第1パッドのそれぞれに至る複数の第1開口と前記第2パッドのそれぞれに至る複数の第2開口とを有する上側のソルダーレジスト層と、前記第1パッドのそれぞれの上に形成されている第1電子部品搭載用の金属バンプと、前記第2パッドのそれぞれの上に形成されている第2電子部品搭載用の半田バンプ、とを有する。前記金属バンプはめっきで形成されていて、前記金属バンプは前記第1開口内に形成されている第1部分と前記第1部分から延びていて前記第1開口周りの前記ソルダーレジスト層上に形成されている第2部分で形成され、前記第1実装エリアと前記第2実装エリアとの間の距離(距離X)が0.5mm以上1.5mm以下である。
【0006】
本発明の実施形態では、第1パッド上に第1電子部品搭載用の金属バンプが形成されている。第1実装エリア内の金属バンプ上にフラックスが塗布されると、フラックスが第1実装エリアから広がる。第1実装エリアと第2実装エリアとの間の距離Xは0.5mm以上である。第1実装エリアと第2実装エリアが遠い。そのため、第1実装エリアから広がるフラックスは、第2実装エリアに到達し難い。リフローの間にフラックスが第2パッドに強固に接着し難い。実施形態のプリント配線板では、第2パッドと半田バンプ間の接続信頼性が高い。距離は1.5mm以下である。プリント配線板のサイズを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の実装エリアを模式的に示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態のプリント配線板>
図1は、実施形態のプリント配線板10の断面図である。図1に示されるように、プリント配線板10は、最上に配置される樹脂絶縁層(最上の樹脂絶縁層)12と、樹脂絶縁層12上に形成されている導体層(最上の導体層)14と、樹脂絶縁層12及び導体層14上に形成されているソルダーレジスト層(上側のソルダーレジスト層)16を有する。
【0009】
樹脂絶縁層12は、無機フィラーとエポキシ系樹脂とを含む樹脂組成物等で形成されている。無機フィラーの例はシリカやアルミナである。樹脂絶縁層12は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Bを有する。図3に示されるように、樹脂絶縁層12の第1面Fは、第1実装エリアA1と第2実装エリアA2を有する。樹脂絶縁層12の第1面Fは第3実装エリアA3を有してもよい。第1実装エリアA1と第2実装エリアA2の間の距離Xは、0.5[mm]以上1.5[mm]以下である。第1実装エリアA1と第3実装エリアA3の間の距離Yは、0.5[mm]以上1.5[mm]以下である。距離Xと距離Yは異なることが好ましい。
【0010】
導体層14は、複数の第1パッド14aと複数の第2パッド14bを有する。全第1パッド14aは、第1実装エリアA1内の樹脂絶縁層12の第1面F上に形成されている。全第2パッド14bは、第2実装エリアA2内の樹脂絶縁層12の第1面F上に形成されている。第3実装エリアA3が存在する場合、導体層14は複数の第3パッド14cを有する。全第3パッド14cは、第3実装エリアA3内の樹脂絶縁層12の第1面F上に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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