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公開番号2024152366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066514
出願日2023-04-14
発明の名称配線基板
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類H05K 3/46 20060101AFI20241018BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】安定した性能の配線基板を得る。
【解決手段】コア基板CSと、第1ビルドアップ部BU1と、第2ビルドアップ部BU2と、第3ビルドアップ部BU3と、第4ビルドアップ部BU4と、を有する配線基板であって、第3ビルドアップBU3に含まれる第3絶縁層は、その上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、ビア開口内に形成され、第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、第3導体層とビア導体は、シード層とシード層上の電解めっき層で形成されており、シード層は、第1面上の第1部分と、ビア開口の内壁面上の第2部分と、ビア開口から露出する下層の第3導体層上の第3部分と、を有しており、第1部分は第2部分および第3部分より厚い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、
前記第3導体層に含まれる信号配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、
前記第3導体層に含まれる信号配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、
前記第3絶縁層は、その上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、
前記第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されており、
前記シード層は、前記第1面上の第1部分と、前記ビア開口の内壁面上の第2部分と、前記ビア開口から露出する下層の第3導体層上の第3部分と、を有しており、前記第1部分は前記第2部分および前記第3部分より厚い。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線基板において、前記コア基板がガラスコアである。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる信号配線の最小の配線幅が3μm以下、最小の配線間隔が3μm以下である。
【請求項4】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる信号配線のアスペクト比は2以上4以下である。
【請求項5】
請求項1に記載の配線基板において、前記第3導体層に含まれる信号配線の上面は研磨面である。
【請求項6】
請求項1に記載の配線基板において、前記第2部分は前記第3部分より厚い。
【請求項7】
請求項1に記載の配線基板において、前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、前記第1層の前記第1部分は前記第1層の前記第2部分および前記第1層の前記第3部分より厚く、前記第2層の前記第1部分は前記第2層の前記第2部分および前記第2層の前記第3部分より厚い。
【請求項8】
請求項7に記載の配線基板において、前記第1層の前記第2部分は前記第1層の前記第3部分より厚く、前記第2層の前記第2部分は前記第2層の前記第3部分より厚い。
【請求項9】
請求項1に記載の配線基板において、前記シード層の前記第1部分の厚さは、0.02μm以上1.0μm以下であり、前記シード層の前記第2部分の厚さは、0.006μm以上0.6μm以下であり、前記シード層の前記第3部分の厚さは、0.005μm以上0.4μm以下である。
【請求項10】
請求項1に記載の配線基板において、前記シード層の前記第1部分の厚さに対して、前記シード層の前記第2部分の厚さは30%以上60%以下であり、前記シード層の前記第3部分の厚さは25%以上40%以下である。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のビルドアップ部を有する配線基板に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、樹脂基板上に樹脂絶縁層と導体回路とが形成されたプリント配線板を開示する。導体回路は、二種以上の金属からなるシード層を介して樹脂絶縁層上に形成されている。シード層はスパッタによって形成される。シード層を介して樹脂絶縁層上に導体回路が形成されることにより、導体回路と樹脂絶縁層との密着性の向上が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-124602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、シード層の部位に応じて加わる応力や要求される密着性が異なると考えられる。そのため、シード層の部位に加わる応力や要求される密着性に応じて、シード層の厚さを調整することが好ましいと考えられる。しかしながら、特許文献1では、シード層の厚さについて考慮されていないため、安定した性能のプリント配線板が得られない場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る配線基板は、第1面及び前記第1面と反対側の第2面を有するコア基板と、前記第1面上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層及び複数の第1導体層を含む第1ビルドアップ部と、前記第2面上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層及び複数の第2導体層を含む第2ビルドアップ部と、前記第1ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層及び複数の第3導体層を含む第3ビルドアップ部と、前記第2ビルドアップ部上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層及び少なくとも1層の第4導体層を含む第4ビルドアップ部と、を有する配線基板であって、前記第3導体層に含まれる信号配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、前記第3導体層に含まれる信号配線における配線間距離の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、前記第3絶縁層は、その上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、前記第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されており、前記シード層は、前記第1面上の第1部分と、前記ビア開口の内壁面上の第2部分と、前記ビア開口から露出する下層の第3導体層上の第3部分と、を有しており、前記第1部分は前記第2部分および前記第3部分より厚い。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を模式的に示す断面図である。
本発明に係る配線基板における第3ビルドアップ部の各層の一実施形態における特徴部分を模式的に示す断面図である。
本発明に係る配線基板における第3ビルドアップ部の各層の一実施形態における特徴部分を模式的に示す拡大断面図である。
(a)~(c)は、それぞれ、本発明に係る配線基板における第3ビルドアップ部の各層の一実施形態におけるシード層の一部を模式的に示す拡大断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す拡大断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
第3ビルドアップ部の各層の製造方法の一実施形態を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<本発明の配線基板について>
本発明の配線基板の一実施形態が、図面を参照して説明される。なお、図1~図4に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0008】
図1は、本発明に係る配線基板におけるビルドアップ部の一実施形態を説明するための断面図である。図1において、CSは、例えば図中上側の第1面CS1および下側の第2面CS2を有するコア基板である。BU1は、コア基板CSの第1面CS1上に形成され、交互に積層される複数の第1絶縁層12及び複数の第1導体層11を含む第1ビルドアップ部である。BU2は、コア基板CSの第2面CS2上に形成され、交互に積層される複数の第2絶縁層22及び複数の第2導体層21を含む第2ビルドアップ部である。BU3は、第1ビルドアップ部BU1上に形成され、交互に積層される複数の第3絶縁層32及び複数の第3導体層31を含む第3ビルドアップ部である。BU4は、第2ビルドアップ部BU2上に形成され、交互に積層される少なくとも1層の第4絶縁層42及び少なくとも1層の第4導体層41を含む第4ビルドアップ部である。本実施形態では、上記構成の配線基板1の第3ビルドアップ部BU3上に、チップ1およびチップ2が搭載されている。
【0009】
図1に示す本発明に係る配線基板においては、コア基板CSとしてガラスコアを用いることが好ましい。コア基板としてガラスコアを用いると、他の材料のコア基板を用いた配線基板と比べて、高密度配線が形成し易くなる。ガラスコアとしては、従来から知られているいずれの材料をも使用できる。例えば、耐熱性と耐衝撃性に優れ、熱膨張係数がシリコンに近い、ホウ珪酸ガラスを用いることができる。
【0010】
本発明に係る配線基板の特徴は、第3ビルドアップ部BU3の構造にある。すなわち、前記第3導体層に含まれる信号配線における配線幅の最小値は、前記第1導体層、前記第2導体層、及び、前記第4導体層に含まれる配線における配線幅の最小値よりも小さく、第3導体層に含まれる信号配線における配線間距離の最小値は、第1導体層、第2導体層、及び、第4導体層に含まれる配線における配線間距離の最小値よりも小さく、前記第3絶縁層は、その上面から下層の第3導体層に至るビア開口と、前記ビア開口内に形成され、前記第3導体層と下層の第3導体層とを接続するビア導体と、を有し、前記第3導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上の電解めっき層で形成されており、前記シード層は、前記第1面上の第1部分と、前記ビア開口の内壁面上の第2部分と、前記ビア開口から露出する下層の第3導体層上の第3部分と、を有しており、前記第1部分は前記第2部分および前記第3部分より厚い。
(【0011】以降は省略されています)

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