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公開番号
2024143606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056370
出願日
2023-03-30
発明の名称
シリンダ保護装置及び作業機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
E02F
9/14 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】シリンダチューブからの作動油の漏洩と、シリンダチューブに対する塵埃の侵入とを適切に防止できるシリンダ保護装置を提供する。
【解決手段】シリンダ保護装置は、シリンダチューブと、シリンダチューブに対して出没するシリンダロッドと、シリンダチューブの開放端に取り付けられて、シリンダロッドに摺接する接触シールとを備える油圧シリンダを保護するものであって、接触シールよりシリンダロッドの突出端側に外挿されて、シリンダロッドと接触シールとの間に塵埃が侵入するのを抑制する非接触シールを備える。非接触シールは、接触シールより表面硬度が高く、シリンダロッドの外周面と第1隙間を隔ててシリンダロッドを囲む円筒形状の内周面と、シリンダロッドの突出端側に向けて外径寸法が徐々に小さくなる円錐台形状の外周面とを有するリング形状である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダチューブと、前記シリンダチューブに対して出没するシリンダロッドと、前記シリンダチューブの開放端に取り付けられて、前記シリンダロッドに摺接する接触シールとを備える油圧シリンダを保護するシリンダ保護装置において、
前記接触シールより前記シリンダロッドの突出端側に外挿されて、前記シリンダロッドと前記接触シールとの間に塵埃が侵入するのを抑制する非接触シールを備え、
前記非接触シールは、前記接触シールより表面硬度が高く、
前記シリンダロッドの外周面と第1隙間を隔てて前記シリンダロッドを囲む円筒形状の内周面と、
前記シリンダロッドの突出端側に向けて外径寸法が徐々に小さくなる円錐台形状の外周面とを有するリング形状であることを特徴とするシリンダ保護装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のシリンダ保護装置において、
前記非接触シールの外周面と第2隙間を隔てて前記非接触シールを囲む保護部材をさらに備え、
前記第2隙間は、前記第1隙間より大きいことを特徴とするシリンダ保護装置。
【請求項3】
請求項2に記載のシリンダ保護装置において、
前記非接触シール及び前記保護部材の間には、グリースが貯留されるグリース溜まりが設けられていることを特徴とするシリンダ保護装置。
【請求項4】
請求項2に記載のシリンダ保護装置において、
前記保護部材は、前記シリンダチューブに固定され、前記非接触シールを着脱可能に支持することを特徴とするシリンダ保護装置。
【請求項5】
請求項1に記載のシリンダ保護装置において、
前記非接触シールの表面は、硬質金属皮膜で覆われていることを特徴とするシリンダ保護装置。
【請求項6】
油圧シリンダの伸縮によって動作する作業装置と、
前記油圧シリンダに取り付けられた請求項1に記載のシリンダ保護装置とを備えることを特徴とする作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧シリンダを保護するシリンダ保護装置、及びこれを備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、油圧シリンダの伸縮によって動作する作業装置を備える作業機械が知られている。作業機械に搭載される油圧シリンダは、シリンダチューブからの作動油の漏洩と、シリンダチューブに対する塵埃の侵入とを防止する必要がある。
【0003】
そこで、特許文献1、2には、シリンダチューブに対して出没するシリンダロッドに、弾性変形可能なリップシールを摺接させることによって、作動油の漏洩と塵埃の侵入とを防止する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6064557号公報
特開2002-054608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2の構成では、シリンダロッドとリップシールとの間に異物が挟まることがある。この状態でシリンダチューブに対してシリンダロッドが出没すると、挟まった異物がシリンダロッドを引っ掻いて、表面が傷つく可能性がある。そして、この傷を通じて、シリンダチューブから作動油が漏洩したり、シリンダチューブに塵埃が侵入するという課題がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、シリンダチューブからの作動油の漏洩と、シリンダチューブに対する塵埃の侵入とを適切に防止できるシリンダ保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダチューブと、前記シリンダチューブに対して出没するシリンダロッドと、前記シリンダチューブの開放端に取り付けられて、前記シリンダロッドに摺接する接触シールとを備える油圧シリンダを保護するシリンダ保護装置において、前記接触シールより前記シリンダロッドの突出端側に外挿されて、前記シリンダロッドと前記接触シールとの間に塵埃が侵入するのを抑制する非接触シールを備え、前記非接触シールは、前記接触シールより表面硬度が高く、前記シリンダロッドの外周面と第1隙間を隔てて前記シリンダロッドを囲む円筒形状の内周面と、前記シリンダロッドの突出端側に向けて外径寸法が徐々に小さくなる円錐台形状の外周面とを有するリング形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シリンダチューブからの作動油の漏洩と、シリンダチューブに対する塵埃の侵入とを適切に防止できるシリンダ保護装置を得ることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
油圧ショベルの側面図である。
油圧シリンダの一例であるブームシリンダの概略断面図である。
図2のキャップの周辺の拡大図である。
スクレーパの概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る油圧ショベル1(作業機械)の実施形態について、図面を用いて説明する。但し、作業機械の具体例は、油圧ショベル1に限定されず、ホイールローダ、ダンプトラック、クレーン車など、油圧シリンダを搭載するものであればよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)
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