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公開番号2024143312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055924
出願日2023-03-30
発明の名称水系組成物および硬化塗膜
出願人東洋紡エムシー株式会社
代理人
主分類C08L 65/00 20060101AFI20241003BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 乳化剤を使用しない耐熱性に優れ、電着塗装に適した樹脂材料を提供すること
【解決手段】 環状オレフィン樹脂の側鎖に官能基を有する変性環状オレフィン樹脂であって、前記官能基が、さらにカルボキシ基であり、 酸価が1000当量/トン以上15000当量/トン未満である変性環状オレフィン樹脂と、水系媒体とを含む、乳化剤を使用しない水系組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
環状オレフィン樹脂の側鎖に官能基を有する変性環状オレフィン樹脂であって、前記官能基が、さらにカルボキシ基であり、 酸価が1000当量/トン以上10000当量/トン未満である変性環状オレフィン樹脂と、水系媒体とを含む、乳化剤を使用しない水系組成物。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
硬化剤を含む請求項1に記載の水系組成物。
【請求項3】
電着塗装用である、請求項1または2に記載の水系組成物。
【請求項4】
請求項1または2の水系組成物を硬化させてなる硬化塗膜。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水系組成物に関する。より詳しくは、変性環状オレフィン樹脂を含有する水系組成物と、それを硬化させてなる硬化塗膜に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子機器分野等で小型化、薄膜化、高機能化に伴い絶縁性、耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性、難燃性、寸法安定性等に優れた、高機能な材料が求められている。特に、電気電子分野等の材料については、製品の安全性や信頼性を保証するために絶縁性に加え耐熱性の高い材料が求められている。
【0003】
電気電子分野において、電気伝導体としての金属製品には、通常、絶縁膜の被覆が必要となる。金属製品の表面に絶縁膜を形成する有用な手法として、電着塗装が挙げられる。電着塗装は、電着塗料を用いて通電によって金属製品等の被塗装物表面に塗料や樹脂の塗装膜を形成する方法であり、複雑な形状であっても均一に塗装できることから、電気電子機器分野等で多用されている。
【0004】
電着塗装には、カチオン電着塗装と、アニオン電着塗装とがある。カチオン電着塗装は、陰極とした被塗装物を、カチオン電着塗料組成物中に浸漬し、電圧を印加することにより、プラスに帯電した樹脂を被塗装物に付着させることで、塗装する手法である。一方、アニオン電着塗装は、陽極とした被塗装物を、アニオン電着塗料組成物中に浸漬し、電圧を印加することにより、マイナスに帯電した樹脂を被塗装物に付着させることで、塗装する手法である。
【0005】
電着塗装には、水性樹脂が用いられ、例えば、一般的には用いられる樹脂として、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン等が挙げられる。
【0006】
特許文献1には、ポリオレフィン樹脂、中和化合物、乳化剤からなる水分散体について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-36076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
近年では、電気電子部品の絶縁膜以外にも、モーターコイル、金属基盤絶縁膜等に電着塗装の適用が拡大しているが、従来のポリオレフィン樹脂では、耐熱性を要求される分野への適用が困難であった。また、特許文献1では乳化剤を用いられている。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の課題を背景になされたものである。すなわち、本発明の目的は、乳化剤を使用しない耐熱性に優れ、電着塗装に適した樹脂材料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは鋭意検討した結果、側鎖にカルボキシル基を有する変性環状オレフィン樹脂が、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち本発明は、以下の構成からなる。
(【0011】以降は省略されています)

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