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公開番号
2024144634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2024121349
出願日
2024-07-26
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20241003BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】シリカの分散性を向上させることができるゴム組成物及びこれを用いた、転がり抵抗性、耐摩耗性、加工性に優れるタイヤを提供する。
【解決手段】少なくとも、ジエン系ゴムポリマーと、シリカと、下記(A1)~(A3)を満たす変性水添石油樹脂と、を含むタイヤ用ゴム組成物。
(A1)ケイ素元素をケイ素原子換算で0.1~10質量%含む
(A2)重量平均分子量が500~5,000
(A3)分子量分布(Mw/Mn)が1.1~3.5
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、ジエン系ゴムポリマーと、シリカと、下記(A1)~(A3)を満たす変性水添石油樹脂と、を含むタイヤ用ゴム組成物。
(A1)ケイ素元素をケイ素原子換算で0.1~10質量%含む
(A2)重量平均分子量が500~5,000
(A3)分子量分布(Mw/Mn)が1.1~3.5
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記変性水添石油樹脂は、
1
H-NMR測定における芳香族水素の積分比率[6.5~7.5ppm領域のピークの積分値/(0~3.0ppm領域のピークの積分値と6.5~7.5ppm領域のピークの積分値の和)]が0~15%である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記変性水添石油樹脂の軟化点は、60~150℃である請求項1又は2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記ジエン系ゴムポリマー100質量部に対して、前記変性水添石油樹脂を1~20質量部含む請求項1~3のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記ジエン系ゴムポリマー100質量部に対して、前記シリカを10~150質量部含む請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物を用いたタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物に関するものであり、特に、ゴム組成物中におけるシリカの分散性を向上することで、転がり抵抗性、耐摩耗性、加工性などに優れたタイヤを得ることができるタイヤ用ゴム組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の低燃費化への要求の高まりから、タイヤの高性能化、具体的には、耐摩耗性や加工性の向上の他、タイヤの転がり抵抗性の向上が求められている。
【0003】
この点、石油樹脂は、ゴム成分と相溶し易く、且つ、軟化点が高いことから、ゴム成分を補強し、加硫ゴムの弾性率を上昇させるものとして、従来からタイヤ用ゴム組成物に配合されており、また、転がり抵抗性を向上させる目的で、一般的に、タイヤ用ゴム組成物にシリカを配合する方法が採用されている。
【0004】
しかしながら、石油樹脂の種類によっては、シリカの分散性が十分でないことがあり、その場合、期待される効果が十分に得られないという課題があった(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-88671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、特定の変性水添石油樹脂を配合することで、ゴム組成物中におけるシリカの分散性を向上させて、転がり抵抗性、耐摩耗性、加工性に優れるタイヤを得ることができるタイヤ用ゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、特定の変性水添石油樹脂を配合することで、ゴム組成物中におけるシリカの分散性を向上させることができるタイヤ用ゴム組成物を見出し、転がり抵抗性、耐摩耗性、加工性に優れるタイヤを得ることを可能とした。
【0008】
すなわち、本発明によれば、下記[1]~[6]が提供される。
[1]少なくとも、ジエン系ゴムポリマーと、シリカと、下記(A1)~(A3)を満たす変性水添石油樹脂と、を含むタイヤ用ゴム組成物。
(A1)ケイ素元素をケイ素原子換算で0.1~10質量%含む
(A2)重量平均分子量が500~5,000
(A3)分子量分布(Mw/Mn)が1.1~3.5
[2]前記変性水添石油樹脂は、
1
H-NMR測定における芳香族水素の積分比率[6.5~7.5ppm領域のピークの積分値/(0~3.0ppm領域のピークの積分値と6.5~7.5ppm領域のピークの積分値の和)]が0~15%である[1]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[3]前記変性水添石油樹脂の軟化点は、60~150℃である[1]又は[2]に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[4]前記ジエン系ゴムポリマー100質量部に対して、前記変性水添石油樹脂を1~20質量部含む[1]~[3]のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[5]前記ジエン系ゴムポリマー100質量部に対して、前記シリカを10~150質量部含む[1]~[4]のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物。
[6][1]~[5]のいずれか一項に記載のタイヤ用ゴム組成物を用いたタイヤ。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ゴム組成物中におけるシリカの分散性を向上させることができるゴム組成物、及び、これを用いた、転がり抵抗性、耐摩耗性、加工性に優れるタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1で得られたゴム組成物の光学顕微鏡写真である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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